地域の人々を巻き込む土台づくり – 桜井プロジェクト活動レポート− | KATALOG
地域の人々を巻き込む土台づくり – 桜井プロジェクト活動レポート−

地域の人々を巻き込む土台づくり – 桜井プロジェクト活動レポート−

澤田千尋
澤田千尋

2021.05.19

KATALOG WEBをご覧のみなさま、こんにちは。

「緊急事態宣言」という言葉を聞くようになってから1年が経ちましたね。
振り返ると、どの企業や団体、そして個人の活動スタイルがこれまでと大きく変化している方も多いのではないでしょうか。先の見えない未来に対し、不安や葛藤も多いかと思います。

今回の記事では、以前から何度か紹介させていただいている社会福祉法人 来島会(愛媛県今治市)が主体となって取り組んでいる「桜井プロジェクト」が、これからの地域づくり活動をどう進めようとしているのかについて、年明けからここ最近までの活動をダイジェストでご紹介したいと思います。

【桜井プロジェクトとは】
桜井プロジェクトへの思いとこれから−プロジェクトメンバーへのインタビュー | KATALOG WEB

2021年最初のミーティングは、オンラインで行われました。

メンバーそれぞれの年末年始のエピソードや、新年の抱負を共有し、桜井プロジェクトとしての今年の行動計画を話し合いました。

1月 今年のスローガン決定!

「みんなに優しい海をつくる」というビジョンのもと今後の活動の一つには、釣りを軸に、桜井地域だからこそできる取り組みを考えていきたいという意見も出ていました。

桜井プロジェクトにミッション(ツナイデ ツクッテ ナミダテル)にもあるように、コロナを乗り越えて、今年は様々な人や地域を巻き込んで新しく変化していく年にしていくため、今年のスローガンは
「Maki .com(巻きこむ)~より楽しく、そしてより柔軟に~」
に決定!
巻き込むという文字にインパクトを持たせるため、ローマ字とドメイン名を合わせた語呂にしました。

2月 地域と人とをツナグ

2月にはみかんの収穫体験フェスティバルである「もぎフェス」を開催!

もぎフェスとは、来島会の所有する山にある甘平農園にて行われる、障がいのある方の地域貢献や社会参加を進めることを目的としたイベントです。

就労継続支援A型事業所「ステップ」の利用者が生産したみかんを、日頃お世話になっている方々や地域の方、施設をご利用いただいている方を招待してみんなで収穫するイベントです。地域とのつながりや社会体験、参加のきっかけづくりとして継続されています。

無農薬で、自然栽培で育て、心を込めてできた甘いみかんは甘平という品種。弊社の取り組みの一つである、八百屋未来(みらくる)でも限定販売させていただきました!

【八百屋未来ってどんなお店?】
八百屋未来ってどんなお店?〜未来野菜プロジェクト〜 | KATALOG WEB

2月 地域の資源を守る環境ヅクリ

桜井地区には美しい海や砂浜はもちろんのこと、「たぬき岩」という資源があります。
しかしその周辺には、缶やペットボトル、バーベキュー後のゴミなどが散乱していました。そこで、環境を守るためのゴミ拾いが桜井プロジェクトの活動の一つに加わりました。

地元企業の株式会社 今治.夢スポーツで「しなまみ野外学校」のスタッフをされている今治在住の星島南斗さんも、この日初めて桜井プロジェクトの活動に参加しました。

しまなみ野外学校とは、自然と人の暮らしの共生を体感することで生きる力を育み、地球環境や自然への関心の拡大を目的としたFC今治が取り組む教育事業です。自然界や文化の中でフィールドワークを行うことで、環境が置かれている現実を実体験を通じて知り、より良い未来を築くために共に考える気づきの場でもあります。

しまなみ野外学校|note

瀬戸内に面する今治市より発信。自然と人の暮らしの共生を体感する事で生きる力を育み、地球環境/自然への関心の拡大を目的とした気付きの場。心に眠る冒険心にSwitch on!Facebook:https://www.facebook.com/shimanamiyagai/

星島さんは「普段、大好きなアウトドアの仕事をできることは楽しいけれど、それを通じて誰かを楽しませ、喜んでもらうためには、さまざまな経験を積まなければ難しい。色々な人との出会いを通じて自分の中の価値観をもっと磨いていくのが今年の目標」だと語ってくれました。

岡山出身で大学時代は滋賀県で過ごし、社会人になったと同時に今治に住み始めたという星島さん。今治の町の印象は、漁師町で独特の文化があるだけでなく里山とその間に都市もあり、海から山に繋がっている自然環境も豊かで、なおかつ落ち着いていて住みやすいそうです。

元々、海のゴミ問題について関心を持っていたこともあり、誰かが動かなければいけないことを率先して行っている桜井プロジェクトの取り組みに共感したといいます。

中でも、捨てられたペットボトルやプラスチック容器などが長い年月を経て5㎜以下の微細なマイクロプラスチック粒子となり、海洋生物がそれを食べ死んでしまったり、その魚を食べる私たちの身体にも影響があったりするという話に問題意識を持っていました。

また彼によると、バーベキューなどで出る灰は、燃え切っている状態だと自然に影響はないですが燃え切っていない炭は微生物が分解できないので、景観の問題から浜に残しておくことは良くないらしいのです。

この日、浜辺に残っていた塊の炭は持ち帰り、燃え切っている炭は景観を損ねないよう土の中に埋めました。

このように、桜井プロジェクトのメンバーだけではなく、さまざまな人を巻き込みながらこの桜井の海を「みんなに優しい海」にしていくための取り組みはこれからも続きます。

後編では、このゴミ拾い活動をしている道中、偶然出会った地域の方との会話から広がっている新たな活動についてご紹介します。

この記事を書いた人

澤田千尋

澤田千尋

横浜常駐スタッフ。神山塾9期を経てRELATIONの広報担当。地域のよさや出会った人たちの魅力を発信しながら、これからの時代を生きるためのヒントをお届けします。シンガーソングライターとしても活動中。RELATIONと共に全国ツアーするのが夢!

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