未来を創る若者と共に神山へ−  私がリレイションで働くということ−(後編)

未来を創る若者と共に神山へ− 私がリレイションで働くということ−(後編)

齋藤 千夏
齋藤 千夏

2020.12.30

こんにちは、徳島スタッフの齋藤です。

前回は、私が入社してから3ヶ月間を振り返り、経験した業務通じて体感した「できない者同士でする」という言葉の意味やリレイションのミッションである「未来を創る人を、地域と共に育む」ということについてお伝えしました。

新入社員が3ヶ月で知り・感じ・記録してきたリレイションという会社とは|KATALOG WEB

後編の今回は、リレイションが行う未来を創る若者への神山でのレクチャーと、自己紹介ブログでは語りきれなかった私が目指しているなりたい姿と働く理由について書いていきたいと思います。

リレイションでは「未来を創る人を、地域と共に育む」活動に興味関心を持ち、一生懸命に自分のやろうとしていることに向かって覚悟や愛情を持ち行動に移している学生や若者に対してレクチャーを行ったり、リレイションが運営する「旅をするように学ぶ」をコンセプトにした“Learning Journey”という地域滞在型研修を提供しています。

Learning Journeyやレクチャーの様子はこちらのブログで!

・起業家青年に向けたLearning Journey 
起業家Learning Journey!|KATALOG WEB
・10代の若者向けLearning Journey
自分と他者、事実を知る学びの旅〜神山編〜|KATALOG WEB

最近では、リレイションのひとづくり・まちづくりプロジェクトに興味をもった横浜の学生さんから連絡を受け、神山でレクチャー&神山のイベントに足を運びました。彼がどんな問いを持っているのか、そしてリレイションが大切にしている「関係性を育むこと」についてお伝えしようと思います。

神山塾のような若者が自分の存在価値を認識できるような場を作りたい

「日本の田舎をステキに変える!」をミッションとする徳島県神山町のNPO法人グリーンバレー。弊社代表の祁答院はこのグリーンバレーで監事を務めています。このグリーンバレーのインターンシップに参加している横浜国立大学の都市計画研究室修士2年生の上野さんから連絡を受けました。

2年前に卒業論文執筆のため神山を訪れていたそうで、今回は2回目の神山滞在!

リレイションが行ってきた「神山塾」に興味を持っていただいており、「将来的に地元で神山塾のような、若者が自分の存在価値を認識できるような場が作りたい」と上野さん。

そこで12月中旬、祁答院の話を聞きたいということで祁答院と上野さん、齋藤の3人で神山で開催されているイベントに足を運びながら、リレイションが大切にしていることをレクチャーさせていただきました。

神山町の寄井商店街にある「豆ちよ焙煎所」

まず初めに神山町の寄井座商店街にある「豆ちよ焙煎所」で展示されている元神山塾生の植田彰弘さんの写真展「そっとふりかえる」に足を運びました。

神山町江田集落の日常を切り取った写真が展示されていたのですが、植田さんとの関係性が写真を通して見えてきて、どこか懐かしくとても穏やかな気持ちになる写真展でした。

豆ちよ焙煎所のスタッフをしている元神山塾生の方ともおしゃべり!
神山塾がきっかけとなり、神山で暮らしているのぞみさん。
塾をきっかけで神山へ移住し、結婚した方々の話題に。
中には子供が生まれたカップルもおり、祁答院にとっては孫のような存在だそうです!

松葉庵でランチ&レクチャー

お昼は神山町にあるお店「茶房 松葉庵」で美味しいご飯をいただきました。上野さんの問いに答えながら、リレイションが大切にしていることを祁答院がレクチャー。印象に残っているお話を紹介します。

上野さん:
神山に滞在し、地域の方々に話を伺う中で、神山に関する本には記載されていないたくさんの方が神山塾に協力されていると思いました。神山塾生にはどのような人を紹介しているのですか? そしてその方々とどのようにして関係性をつくるのですか?

祁答院:
僕が紹介するのは、関心を持った人かな。そして生き様を理解した人。理解の先は共感じゃなくて尊敬なんだよね。だから僕が理解できただけじゃなく、尊敬できる人をフィールドワークの現場だったり、先生として紹介してる。
関係性は広げることは簡単だけど、深めるのは難しい。関係性を育むということは、相手を知り、自分のできないことを認めること。

関係性と信頼のない状態、つまり相手への「いいね!」というふうな共感だけのまま始まって、何かイベントやプロジェクトを進めていった時、細かい話を詰めていくと、“そんなつもりじゃなかった”っていうトラブルが起きたりして、物事がストップしたり継続されなかったりすることが多い。

仕事選びにも当てはまると思う。会社のことをきちんと理解していたら、入社した時に“そんなつもりじゃなかった”とはならないし、嫌な思いをするような会社を選ぶことはないじゃん?

自分を理解してもらうのではなく、相手を理解すること。

相手を理解するのではなく、自分のことを理解してもらおうとすると、おかしなことになる。相手を知っていればその人への関わり方や対応もわかるから。

熱い質問の数々に、上野さんの神山塾に対する本気の関心を祁答院も感じていました!

ランチ&レクチャーの後は「Kamiyama Beer’s クリスマス マーケット! 2020」へ!

この日はKAMIYAMA BEERでクリスマスイベントが行われており、さまざまな出店者さんが雑貨や食べ物を販売していました。イベント好きな私は休日申請してでも足を運ぼうと思っていたイベントなので、仕事で行けて嬉しかったです。上野さんはホップの苦味の強さが特徴のIPA(インディアペールエール)というビールを飲んでいましたよ!

元神山塾生で、天然染料で染めた生活布雑貨をひとつひとつ手染め制作している「染昌」さんからお話を聞いたりと、何店舗かお店を回り、商品のこだわりや、はじめたきっかけなどを伺いました。そんな楽しい時間でも、新しい発見があったり、その分野の知恵を知ったりと、さまざまな気づきがあったのではないかなと思います。

そして私は今回のレクチャーで、関係性の話を聞いてチクっとくるものがありました。

私は人と関わるのが好きなので、年齢も性別も関係なく割とすぐに仲良くなったり、友達になることが多いのですが、その方たちと仕事として関わる際、うまくいかない場面も経験してきました。それは「関係性と信頼のない共感」だけで始まっていたからうまくいかなかったのかなと自分に当てはめて聞いていました。

これからたくさんの出会いが待っていると思うので、「理解しただけではなく、尊敬できる人」という言葉を心に留めていたいと思います。

起業家向けLearning Journeyの様子。

リレイションのさまざまな業務があるなかで、直接学生の問いに答えたり、きっかけのきっかけづくりを行なっている祁答院。
「忙しい中でどうしてそこまで……」と思っていたところがありました。
ですが、八百屋未来や今回の学生さんのレクチャーのように、「未来を創る人を、地域と共に育む」という会社のミッションのもと、会社のビジョンである「違いを認めあえる社会共創の実現」に向かって動いているのだとこの3ヶ月で気づきました。

そしてリレイションがどのような人を応援するのか、少しずつわかってきたように思います。でも、応援する人と判断をしたり、応援する理由がわかるまでに、今の私には時間がかかっています。祁答院や先輩の話を聞いて、納得したり応援する理由がわかる段階。本質を見極めるため、日々勉強し、経験していく必要があるとひしひしと感じています。

人や物事に対してきちんと向き合い、振り返り、なぜこれをしているのか、応援しているのか、それがどうビジョンに繋がるのか、という問いを持ち続けたいと思います。

私が目指しているなりたい姿と働く理由

自然体験活動を行う大学生ボランティアの皆さんが研修の場所としてリレイションの拠点である蔵本ベースを使用

入社して3ヶ月経った頃、祁答院とリレイションで働くことについて話す機会がありました。

「リレイションは本気で挑戦する人を応援する会社だから、千夏ちゃんは応援する側のスタッフになる。でも3年間くらいは“未来を創る若者”としてリレイションは千夏ちゃんを応援するよ。」

この話を聞いた時に、私はリレイションへ入社できてよかったと改めて思いました。

私はこれまで、素敵な出会いと、その地域の文化・音楽・自然に触れながらたくさんの人に育ててもらいました。

そんなこれまで出会った大切な人たちと、これから出会う応援したい人たちの力になりたい、そして私が育ったこの豊かな自然を子供達に残したいという強い思いがあります。これが私のなりたい姿であり、目標です。

私の働く理由は、大切な人たちや応援したい人たちの力になりたいから。
そして私が身につけたかったのは、応援する力でした。

リレイションは“本気で挑戦する人を応援する会社”

私の描いていた思いとリレイションのビジョンやミッションが重なっていることにこの3ヶ月で気づくことができました。リレイションのスタッフとして本気で挑戦する人を応援できることは、私にとってとても幸せなことだと感じています。

まだまだリレイションや自分を”知る”ことは続きます。

これからもきちんと立ち止まって振り返り、自分の変化や気づきを書き残すことで、自分の中に落とし込み成長していきたいと思います。

そして私が描いていた思いをリレイションと共に実現できるよう頑張りたいと思いますので、皆さんこれからもよろしくお願いします!


2020年の更新はこれでラストです!
1年間、記事を読んでくださった皆様に感謝します。
来年も足元の暮らしに光を当てられるような記事をアップしていきたいと思いますので、見ていただけたら嬉しいです。
どうぞ良いお年をお迎えください。

この記事を書いた人

齋藤 千夏

齋藤 千夏

徳島生まれ徳島育ち。社会人2年目の2020年リレイション入社。 アウトドア・音楽・イベント好きなアクティブ派で、食べることをずっと考えています。エスニック料理、特にスパイスチャイが好き。サーフィンを始めたので趣味と言えるくらい上手くなりたい。大切なひとたちや応援したい人たちの力になれる、そんな仕事ができるよう修行中!

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