剣山を聞く・知る・体験する−Tsurugi Local Experience 2021−前編

剣山を聞く・知る・体験する−Tsurugi Local Experience 2021−前編

齋藤 千夏
齋藤 千夏

2022.01.11

リレイション徳島スタッフ齋藤です。

11月中旬、数ヶ月前からとても楽しみにしていたイベント、剣山エリアにて開催された「Tsurugi Local Experience 2021」にお声がけいただき、モニターとして2日間参加させていただきました。

剣山を含む「にし阿波」へと関わる機会が多くなっているこの頃。

前回書いたにし阿波の記事はこちら↓
四国の川の案内人 —にし阿波2日間の旅(前編)—| KATALOG WEB

このイベントでは、剣山エリアで活動している若手のローカルガイドさんが集まり企画・運営。
参加者も四国をフィールドとして活動している若手がたくさん集まっていました。

四国で観光を考えている方、地方でのツアー企画をされている方などなど……参考になれば嬉しいです。様々な登場人物を紹介しながら、今回は「前編・中編・後編」でお届けしたいと思います。

Tsurugi Local Experience 2021
新しい剣山のストーリーを提案するローカルガイドとの時間

イベント概要はこちら。

「西日本第二の高峰であり、その稜線の美しさで登山者を魅了する剣山。その麓には標高の高い所まで集落が形成され、急峻で平地のないその場所での暮らしや農法は世界農業遺産にも認定されています。

 その周辺のストーリーやアウトドアを体感し、運輸機関や観光事業者等と連携することにより、今までに出来なかった「剣山」を核とした周遊コースの提案を行い地域の価値をさらに広げるために、域内の交流と連携を深めます。」
(運営より)(イベントホームページより引用)

このイベントはにし阿波ネイチャーツアー実行委員会が企画・運営。
メインでオーガナイザーを勤めるのが四国の川の案内人Tripの牛尾 健さん、愛子さんご夫妻です。

剣山周辺にガイドが少ない現状や、剣山のことを知り、伝えていく人が増えてほしいという思いを以前お会いした時にお聞きしていました。どんどん次の世代に活躍の場をつなぎたいという思いがある牛尾ご夫妻。今回はできるだけ企画・運営も若者を集め、参加者も若者をメインで呼びかけられています。

そんな思いを聞いていたことから、浮かんだ3名の友人に声をかけ、1台の車でにし阿波方面へと向かいました。

徳島、上勝、香川県さぬき市で活動する友人をお誘い!

左から 上勝町-大塚さん、私、徳島市-宮本さん、香川県さぬき市-黒川さん。

今回お誘いしたのはこのメンバー。

大塚さん:大学卒業後、株式会社 Big Eye Company CEO(Chief Environmental Officer)として上勝町ゼロウェイストセンターで働く

宮本さん:大学を休学した際には徳島の観光名所を巡り、徳島の魅力発信を行っている徳島大学に通う大学生

黒川さん:大学卒業後に起業、まち宿AETEという一棟貸しの宿を運営する。

全員年下という最近の私にとっては結構珍しい状況……(笑)。

なんだが大学のゼミ合宿のような感じでした。

ですが、それぞれ自分の興味のある分野で活躍している若手のホープ。

私以外全員初対面だったので、車内では自分が行う活動や仕事について話し込んでいるうちにあっという間に目的地へ着いてしましました。

今回のメインフィールド「ラ・フォーレ つるぎ山」「夫婦池」

夫婦池。今回のイベントに合わせてカヌーが用意されていました。

山奥を進んでいくと現れるのが「夫婦池」。

そのすぐそばにある、「ラ・フォーレ つるぎ山」が今回の宿泊場所です。

標高1,500mの場所にあるのですが、私の知っている徳島の風景とは違う雰囲気。こんな場所が徳島にあるんだなぁと、到着してすぐに新しい発見がありました。

受付コーナー周辺では、色々な食べ物が振る舞われていました。写真:にし阿波ネイチャーツアー実行委員会。

美馬市のナカガワ・アド株式会社の自社ブランド「ベジハッピー」のキッチンカーにて、地元食材である“みまから唐辛子”を使ったソーセージや鹿肉ソーセージ。そのほかにも、地元で採れた小麦を使ったビスコッティなど、「千年のかくれんぼブランド」の試食が行われていました。

千年のかくれんぼブランドとは、「にし阿波」ならではの食品や工芸品で、英語の説明書きがあり外国人旅行者も安心して購入できる商品を「千年のかくれんぼブランド」として認証したものだそうです。

写真:にし阿波ネイチャーツアー実行委員会

試食をしたり、夫婦池でお弁当を食べたりしたあとはいよいよオープニング!

Tsurugi Local Experience 2021 オープニング!

オープニングの司会進行は、にし阿波ネイチャーツアー実行委員会で、一般社団法人そらの郷 出尾宏二(通称:でおっち)さん。写真:にし阿波ネイチャーツアー実行委員会

イベントの全体の流れの説明や、今回の企画・運営に携わる四国で活動するローカルガイドの紹介が行われました。

ローカルガイドは、剣山頂上ヒュッテの方や、まんのう町で登山ガイドをする方、四国の川の案内人などなど!

写真に写っているのは、長野県出身で香川県まんのう町の地域おこし協力隊の岩井つくしさん。木の家具やおもちゃなどの制作をされています。今回はつるぎ町の生木を、斧やナイフなどを使いオリジナルスプーンを作るグリーンウッドワークを担当されるとのこと。

ということでスタッフ紹介が終わり、いよいよそれぞれのアクティビティへ。

1日目のアクティビティは
・丸笹山苔の森&貞光川源流ハイキング
・つるぎの木で作るグリーンウッドワーク
・夫婦池カヌー体験
から選ぶことができました。

私は「丸笹山苔の森&貞光川源流ハイキング」へ!

苔の森、そしてサンショウウオも生息する貞光川源流

丸笹山苔の森&貞光川源流ハイキングで私は「四国の川の案内人Trip」牛尾さんの近くをうろうろしながら進んでいきました。標高が高く寒いため、白樺の木なども見ることができ、徳島市内に住む私からすると様々な木や植物が目新しく、県外にハイキングに来ているような気分でした。

丸笹山苔の森はとても綺麗だったのですが、スマホで撮るとなんだか微妙……これは目に焼き付けようと、スマホはしまいました。

ラ・フォーレ つるぎ山からすぐこの苔を見ることができるので、とても気軽に行けるのも魅力的でした。

大塚さんと宮本さんも一緒にハイキング。黒川くんはグリーンウッドワークへ。

紅葉した葉っぱが落ち、ふかふかしている道をどんどん進んで行き、貞光川源流へ。

たくさん転がっている青白っぽい石を見たり、岩に生えている苔を触ったりしながら進んでいきました。一緒に歩いていた友人の大塚さんはゆっくりマイペースでいろんなものを拾って楽しんでいました。幸せそ〜なオーラが漂っていて、見ている私が幸せ気分に(笑)。

今回のイベントは、たくさんのカメラマンさんが同行してくれるという贅沢な環境だったのですが、私は香川県のカメラマンの宮脇慎太郎さんと所々話しながらハイキング。

お話を聞いていると、宮脇さんは祖谷の風景や住民を撮影した写真集を出されているそう。宮脇さんとは知りませんでしたが、大学生の時に数枚その写真を見たことがあり、「あっ!あの写真のひとやっ!」と心の中でつぶやいていました(笑)。

香川県高松市に拠点があるということで、また近々寄りたいと思っています。https://www.facebook.com/cafesolow

こうしたアクティビティを通して繋がりができるのはとても嬉しいですね。

話しているうちに、貞光川源流へ到着。それぞれ用意してきたマイカップで水を汲み、それぞれ口々に感想を。水道水とは違い、まろやかかな? と私は感じました。今でもなんとなーく舌触りを覚えています。

そして牛尾さんの「石の下にサンショウウオいたりするんだけどな〜」という言葉に、数人が必死に石をひっくり返す(笑)。

写真:にし阿波ネイチャーツアー実行委員会

いました! サンショウウオ! 手の温度で弱らないようにコップにいれてみんなで観察していました。顔の近くにあるヒレがとっても可愛い〜。

目的地に到着したところで引き返し、つるぎ山の目の前にある夫婦池へと戻ります。

焚き火でマシュマロを焼いたり、コーヒーを淹れたり、カヌーを漕いだりと、それぞれ好きな時間を過ごしていました。

私ははじめましてな方とお喋りしたり、ゆっくりコーヒー飲んだり、ちょこっとカヌーに乗ったり……。

このゆったり流れている、何もしなくてもいい時間がとてもよかったなと思います。

何にしろ集まっている人が面白いから、お喋りするだけでとっても楽しい。

少し薄暗くなり、寒くなってきたところで、それぞれのアクティビティから帰ってきた全員が集まり次のプログラムへ。

祖谷の文化を味わってほしいということで用意された次のプログラムとは……!?

中編はこちら
言葉を超えて届く、世界に一番近い田舎「祖谷」—Tsurugi Local Experience 2021—中編

この記事を書いた人

齋藤 千夏

齋藤 千夏

徳島生まれ徳島育ち。社会人2年目の2020年リレイション入社。 アウトドア・音楽・イベント好きなアクティブ派で、食べることをずっと考えています。エスニック料理、特にスパイスチャイが好き。サーフィンを始めたので趣味と言えるくらい上手くなりたい。大切なひとたちや応援したい人たちの力になれる、そんな仕事ができるよう修行中!

この人の書いた記事を見る

関連記事