KATALOG WEBをご覧のみなさん、こんにちは。リレイションの「歌う広報」澤田です。
私は月に1回程度、地元・横浜とリレイション本社がある徳島を行き来しながらお仕事をさせていただいております。今回は、徳島出張のとある1日を紹介します。
「すだちインターンシップ」、知っていますか?
徳島と言えば、「すだち」ですよね!ことしも、山あいの神山町では、丸々とした大きなすだちがたくさん実っていました。こうした中、9月には「すだちインターンシップ」が開催されました。このイベントは、BAMBOO仲間の富士スレート株式会社が主催し、他社他業種交流、世代間交流、地域間交流を目的とした地域体験型インターンシップです。国際人材の採用・育成、地域交流事業にも積極的に取り組む富士スレートは、新しい時代のものづくりメーカーとして、地域の人々や企業とつながりを深めています。
この日、富士スレートで働くことに興味を持つ若者たちが集まり、すだち狩りを通して新しい価値観や交流を楽しむ機会を持ちました。すだち狩りをしながら、これまでの歩みやこれからの生き方、働き方について活発な話し合いが行われました。
お昼は神山塾食堂へ
お昼は神山塾食堂で過ごしました。神山塾食堂は神山塾16期生のメンバーが月1回のペースで運営しており、毎月限定20食のランチはすぐに予約でいっぱいになる人気ぶり。地域の人たちにも愛されるこの食堂で、すだちをたっぷり使った冷製半田そうめんとデミグラスソースのピラフをいただきましたが、期待以上の美味しさでした。
特別な出会い、土屋比佐子さんとの交流
この日は、神山塾食堂で、兵庫県宝塚市にお住まいの土屋比佐子さんにお会いしました。42歳の時に高次脳機能障害を負い、昨年亡くなった長男の介護を16年間続けてきた方です。今年3月、土屋さんは神山町の古民家「森西ハウス」で「人生半ばで障害を抱えた息子と共に」というタイトルで書展を開催しました。この書展には、長男との16年間の軌跡や思いを表現した作品が並びました。
土屋さんは、この書展の経験を基にした体験記「外から見た神山町」を執筆され、神山町での出会いや感じた魅力が丁寧に綴られています。「この体験記を多くの人に見てもらいたい」という強い思いを持ち、今も精力的に活動されています。その姿を見て、新たな挑戦を続け、道を切り開いていく人の輝きを実感し、感動しました。素敵な交流ができたことに感謝しています。
神山町にある“私の帰る場所”
徳島出張の際、私が定期的に訪れるのが粟飯原康史さん、國子さんご夫妻です。2017年、神山塾生だった頃に下宿させていただいて以来、今も変わらない“帰る場所”です。
「しわしわ生きよ」。
当時、心が疲れていた私にそっとかけてくれた言葉です。2人からは豊かに生きる知恵を学びました。いつも人を思いやり、地域の人たちからも信頼されるお二人の姿は、私がこんな風に歳を重ねたいと心から思えるもので、一生の財産です。
今回の訪問で、國子さんは「歳を重ねるたびに忙しく、楽しませてもらっている」と笑顔で話していました。人は忙しさに追われると心の余裕を失いがちですが、國子さんの言葉から「忙しさも楽しむ心のゆとり」を持つことの大切さを再確認しました。私もこれから、その心持ちでいろいろな挑戦を続けていきたいと思います。
お二人と会うたびに元気をいただき、心が温かくなります。
エネルギーチャージ完了!次回の出張も頑張ります。
この記事を書いた人
澤田千尋
横浜スタッフ。神山塾9期を経てRELATIONの歌う広報担当。地域のよさや出会った人たちの魅力を発信しながら、これからの時代を生きるためのヒントをお届けします。シンガーソングライターとしても活動中。RELATIONと共に全国ツアーするのが夢!
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