リレイション徳島スタッフ齋藤です。
2022年9月9日〜11日の2泊3日、海陽町にてLearning Journeyを開催しました。
参加者の2人が素敵な動画を作ってくれました。
あらためて皆さんの感想を読み直し、とてもいい時間だったなと振り返っています。
このブログでは、3日間の様子を前後編に分けてお届けします。
前編の今回は、1日目と2日目の様子、後編では3日目の様子と皆さんの感想をご紹介します。
3日間を過ごしたメンバーは?
今回のツアーでは学生さん1人、ギャップイヤーをとっている方、社会人3名の方が参加してくださりました。
そしてメインスタッフは私。
サポートスタッフは海陽町出身・在住の森さん、そして今回宿泊先のルロクラシックの田中宗豊(ムーさん)さんといったメンバーです。
皆さんの参加動機は……
・前回のLearning Journeyに会社のメンバーが参加しており、この企画を知った。
・自分の気持ちにも向き合って今後の生き方について考えたい
・最近徳島へ引っ越して海陽町の素晴らしさを噂に聞き実際に体験したい、郷土料理を楽しみにしている
・自然といろんな人と触れ合える機会にわくわくした
・徳島に住んでおりサーフィンではよく訪れるが、もっとローカルなことを知りたい
など、それぞれの思いを持って参加してくださっていました。
ムーさんが一言。
「ここに皆さんがつどった時点で奇跡、二重丸! あとは安全に過ごしましょう」
1日目スタート。自己紹介タイムで呼ばれたい名前を考える
徳島市内から車で向かい、途中でお昼ご飯を挟みながら、今回お世話になる宿「ルロクラシック」へ到着。
円になって自己紹介を行います。年齢や役職に関係なくフラットに過ごせるよう、一人一人自分が呼ばれたい名前を考えます。
ワークシートを使ってスタッフも一緒に一人ずつ自己紹介。
名前の由来・出身地・特技・ライフスタイルなど12項目の中から好きな項目を3つ選んで話します。
ほどほどに緊張がほぐれたところで夜ご飯の買い出しへ。
魚屋さんでつまみ食い
夜ごはんはゲストも加わってのBBQ。
ルロクラシックで作っている新米を羽釜で炊くために薪割りをするチームと買い出しチームに分かれます。
「インターネットで調べるのではなく地元の方がおすすめの店に行きたい」ということをルロクラシックのムーさんにお伝えして、教えてもらった数カ所へ向かいます。まずはじめは魚屋さんへ。
なかなか初見では入りづらい小さなお店へ入り、「お魚ありますか〜?」と聞くと、「もう魚はないよ〜(笑)」とお父さんとお母さん。
「BBQをするので干物とかを探してるんです」「干物が美味しいって聞いて」など色々と話しているうちに、冷蔵庫から出てくる出てくるたくさんの干物(笑)!
魚屋さんではカツオのタタキを作っていたようで、切れ端がまな板の上に残っていました。
お父さんの「食べてみ?」という嬉しい提案に「いいんですか?」と言いつつ心の中は小躍り。
みんな「美味しい〜!!」
「全部食べてしまい!」というお父さんの言葉に甘えてみんなで綺麗にいただきました(笑)
干物を数種類買ったのですが、旬の魚などサービスまでしていただきました。
最初からローカル感満載のお店に訪れることができスタッフの私も大満足。
マッチもライターも使わない火おこし
私は買い出し班だったのでみんなの頑張りを見ることができなかったのですが、薪割り班は、薪割りをして、マッチを使わずファイヤースターターを使って火を起こしたそうです。
ファイヤースターターの使い方は昔の火打ち石と同じで、金属の棒を擦りつけて火花を作ります。なんだかすごく盛り上がったみたいで一緒にいなかったのが悔しい……。
写真はお米の火加減を担当していたりゅうや君。
薪のくべ方を変えたり火加減に注意しながら火の番をしてくれていました。
蓋を開けるまで緊張感が伝わってきて私もドキドキ。
少し水が多かったかな?と反省点もありましたが、みんなたくさんおかわりしていて私も結局2回おかわりしましたよ。
普段の生活では、つまみを回したり、スイッチを押すだけで火力を調整できる生活をしている私たち。
りゅうや君が、「便利が見えなくさせているけれど、もともとの仕組みを知ることの面白さや大切さを知った」と感想を伝えてくれました。
2日目のプログラムでもお世話になる「in Between Blues」オーナーの永原レキさんと、そうめん専門店「阿波や壱兆」のオーナー田中嘉織さんと一緒に過ごしました。
海陽町のこと、それぞれが活動している思いなどをお話ししてくださりました。
「自分の幸せを大切にする」「“当たり前”にとらわれない」
そんな話をじっくりお聞きしました。
レキさんが、こういう時ついつい喋りすぎちゃってごめんねと最後に声をかけてくれたのですが、私はそんなふうに全く思わず。
新しい価値観や考え方がたくさん出てきて自分の中に消化するまで時間がかかり、なかなか質問が出てこなかったりするのですが、皆さんの心にとっても届いた時間だったなと思います。
初日の夜からもう最終日みたい!と言いながら長い夜を終え1日目は終了。
2日目 レキさんと行く「轟の滝」
2日目の朝は喫茶「ひこうせん」で野菜たっぷりのモーニングをいただいた後、轟の滝を案内してくださるレキさんの藍染スタジオや、海陽町へ移住し陶芸をされている方の工房にお邪魔したりと、寄り道をしながら轟の滝へ向かいました。
海陽町で海辺の藍染スタジオ「inBetweenBlues」をされている海陽町出身・在住のレキさんは轟の滝に鎮座する轟神社の総代もされています。
レキさんは海陽町で、国内外問わずたくさんの人を案内していて、すごい頻度で轟の滝に足を運んでいる印象。
参加者の皆さんに、海陽町や地元に限らず文化・自然・人の心などに深い愛情を持つレキさんの人柄にぜひ触れてほしいという思いもあり、今回ツアーに同行してくれるということでとても楽しみにしていました。
轟の滝へ向かう前に、滝の近くにある轟神社へ参拝に行きました。
レキさんが轟神社 梅枝宮司に声をかけてくださり、神社の老朽化の問題や大工さんが不足していること、轟神社で毎年行われる秋祭りについてなどゆっくりお話を伺うことができました。
以前は集落の過疎化により地域の方の参拝も減り、また担ぎ手の不足により祭りの運営が厳しかったそう。
しかし、レキさんをはじめとして、轟神社に思いを持った人がたくさんの方をこの轟神社へ連れてきてくれることで、さまざまなな場所から参拝者が増えたとのこと。
最近では、担ぎ手の希望者が多すぎるくらい知名度が上がっているそうです。
※お祭りについて詳しくはこちら
前日が雨だったため迫力満点。
近くに寄るだけでびしょ濡れになってしまうので、一眼レフのカメラは構えることができず残念。
雨も降る中、レキさんが“陰と陽”について話してくれました。
水の恵みをもらって感謝して生活しているけど、水は災害であったり危害がある部分もあります。でもそれは水だけじゃなくて、すべてのあらゆるものに共通するということ。
この“陰と陽”の話にハッとさせられた参加者の方は、ツアー中さっそく“陰と陽”に当てはめて出来事をとらえてくれて、アウトプットしてくれていましたよ。
2日目の午後は自然の厳しさを教わりながら、全力で川遊び!!
滝の後はショッピング大黒さんに事前にお願いしていたお弁当を片手に河原で弁当タイム。
小雨が降っていたので橋の下で食べました。お腹が空いている人はご飯を食べて、お昼寝タイムな人も。
二十歳の二人は川で早速キャッキャ言ってました(笑)
川遊びではルロクラシックさんにライフジャケットをお借りして、参加者の皆さんには川遊び用の靴などを用意してもらうなど、安心して全力で遊べるよう準備をしてもらっていました。
そしてムーさんが「SUPする?」と声をかけてくれてSUPもできることに!
写真はSUPをした川。
ダムのようになっているこの場所の下流で魚獲りをしました。
下流は水量が多くて流れが速く、歩いて石の上を渡れないため、泳いで岸へ渡りました。
SUPチームと魚獲りのチームに分かれて交代して遊ぶことになったのですが、前日雨が降っていたこともあり水量が多く、流れがきついところがありました。
・目の届く範囲でお互いが遊ぶこと
・今の場所に雨が降っていなくても上流で雨が降るとあっという間に今いる場所の水量が変わってしまう可能性があること
・雷が鳴ったらすぐに遊びはやめて宿へ戻ること
・体が冷え切る前に陸に上がること
など注意事項を真剣に話し合ってから川遊びスタート。
今回はただ泳ぐだけではなく、魚を追いかけたり、川原で火を起こして自然の恵みをいただく豊かさと楽しさを伝えたかったのですが、魚がよくいるようなところを探してもまったくいない(笑)
最後の最後に場所を変えてやっとのことで魚やエビを発見。
唐揚げにしようと目論んでいたのですが、数が少なかったので川へ返しました。
ですが、参加者の皆さんには魚を捕まえる難しさと、寒さを忘れてしまうくらい魚を追いかけるのに夢中になってしまう楽しさを知ってもらえたかと思います。
川遊びの後、シャワーを浴びた後は夜ご飯。
海陽町に来たからには海鮮が食べたいよね!ということで地元のスーパーに刺身などのオードブルをお願いしていました。
初日からゲストと過ごしたり、アクティビティが続いていたので、改めてお互いの出身地や最近考えていること、くだらない話などをしながらゆっくり夜を過ごしました。
前編はここで終了。
近日アップの後編では3日目のレポートと、参加してくださった皆さんの感想をたっぷりお伝えします。
お楽しみに。
11/14アップの後編はこちら
Learning Journey in 徳島 #2海陽町 開催レポート(後編)〜3日目の様子と参加者の皆さんの声〜
この記事を書いた人
齋藤 千夏
徳島生まれ徳島育ち。社会人2年目の2020年リレイション入社。 アウトドア・音楽・イベント好きなアクティブ派で、食べることをずっと考えています。エスニック料理、特にスパイスチャイが好き。サーフィンを始めたので趣味と言えるくらい上手くなりたい!大切なひとたちや応援したい人たちの力になれる、そんな仕事ができるよう頑張っています。
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