持続可能な暮らしとは~in 神山~ | KATALOG
持続可能な暮らしとは~in 神山~

持続可能な暮らしとは~in 神山~

鷹野綾太郎
鷹野綾太郎

2021.07.21

皆さんこんにちは! インターンの鷹野です!
僕がインターンで徳島にきてから約4か月が経ちました。すごく充実しているおかげか、あっという間に感じています。

今回は僕の日常の楽しみの一つでもある神山での活動を紹介します!

まるで外国にいるような町 徳島県神山町

神山にある展望台から見える景色。

徳島市街から車で約1時間弱ほど走ると、山に囲まれた自然豊かな神山町があります。

僕が神山に出会ったのは、昨年の8月に参加させていただいたLearning journeyでした。とても衝撃を受けたので、今でもその時のことはよく覚えています。

自分と他者、事実を知る学びの旅〜神山編〜|KATALOG WEB

僕は山の中にある町や村といえば、「何もなさそう」「何かと不便そう」というイメージを持っていました。
しかし、神山には都会にも劣らないおしゃれなカフェやレストランがあり、ほかも美味しいパン屋さんなどワクワクするものがたくさんあります。

最初に神山を見たときは、まるで海外にいるような感覚でした(笑)。

神山の師匠

郁子さん(右)と僕(左)。

昨年8月のLearning journeyで森のサウナ体験や薪割り体験でもお世話になった齊藤 郁子さん。

郁子さんは約10年前に神山に移住されて、カフェ オニヴァ(ゲストハウス)を経営されながら自給自足で持続可能な暮らしを求めて色んな活動をご自身でされています。

森のサウナ。

例えば、森の中にポツンとあるこのサウナ。自分たちで山の木を切り出し、その周辺を整備して建てたそうです。

僕も何度か、薪割りと薪を運ぶ作業を体験させてもらいましたが、半日で音を上げてしまいました。森の中なのでトラックなどに頼ることができず、背負子で何個かずつ運んでいきます。

また、サウナの目の前には川があり、3か所ほど水が溜まって水風呂のようになっています。夏場に作業した後などサウナに入って水風呂に飛び込むのが最高に気持ちがいいです(笑)。

馬耕作

寺(馬)と ぴーちゃん(ニワトリ)と僕らリレイションメンバー。

4月〜5月はなんと馬が一頭いました!
名前は「寺」です。以前に乗馬の経験はあったものの、こんなに大きな馬が目の前にくるとやっぱり最初はびびってました(笑)。

しかし、その後郁子さんのご指導の元で餌をあげたり、ブラシで身体を磨いたりして人生初の馬のお世話をすることができました。

そして慣れてきたところで、久しぶりの乗馬をさせていただきました!
郁子さんと交代しながら、1人が寺に乗って、1人が糞始末の道具を持って約6キロ走りました。山道を6キロ走るのはとてもしんどかったですが、馬からしたら朝飯前だそうです。

それから、馬に土を耕す道具を引かせて田の鋤返しや代掻きをする馬耕作も体験させていただきました。
その日はリレイションの先輩と一緒に来ていたので、馬に手綱を使って指示する人と、馬に引かせている道具をしっかり耕すために抑える人の2人で作業をしました。
馬に指示を出す方は手綱を引く強さや指示を出す声の高さに注意します。道具を抑える方は馬のパワーの力量を大きく上回るので引きずらないようにしっかり抑えたりととても難しい作業をでしたが、普通はこれを1人ですると聞いてびっくりしました(笑)。

馬耕作を始めたばかりで郁子さんからセンスがあるとお褒めの言葉を頂きました。乗馬も馬耕作も下手くそなままだったと思いますが、とても貴重な経験になりました。

美味しいお米作り

最近では郁子さんが田植えをするということで、僕も参加させていただきました。徳島にきて田植えをしたのは2回目でしたが、中腰で普段使わない筋肉を使っているようでなかなか堪えました(笑)。

ですが、お昼にはパエリアをご馳走になったり、一緒に田植えをした皆さんはとても明るくて、楽しく話したりしていると疲れなんてすぐに吹っ飛びました。

僕はお米がとても好きですが、自分で育てたお米は格別に美味しいと思います。これからどんどん稲が成長して、皆で食べられる日がとても楽しみです。

持続可能な暮らしと聞いて、僕は森の木を利用して暖を取ったり、山のお水を引いたりする自給自足の生活のことだと思いました。

しかし、郁子さんに持続可能な生活について質問させていただいた時に「自給自足な生活はもちろん素敵なことだけど、仕事や何か自分たちで新しいことをする時に楽しく活動できるかどうかも持続可能だよ」と言われました。たしかに、いやいや活動をしたりみんなが楽しくできないことは、なかなか持続できませんよね。

僕が郁子さんの活動を手伝わせていただいている中で、毎回郁子さんを中心に皆さん楽しそうにされていて、僕もお手伝いにいけるのが楽しみで仕方ありません。

人の生き方はそれぞれで正解はないと思いますが、何事にも全力で、「やる」と決めたら必ず成し遂げる郁子さんの姿にとても憧れを感じます。

これからも色々とお手伝いさせてもらいながら、物事の考え方や捉え方などさまざまなことを郁子さんから学んでいきたいです。

この記事を書いた人

鷹野綾太郎

鷹野綾太郎

福岡県出身。リレイションでのインターン、神山塾12期を経て、2022年3月からマルタ共和国に語学留学。

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