KATALOG WEB をご覧のみなさま、こんにちは。
突然ですが、トップ画像の絶景スポットが日本のどこにあるかご存知ですか?
海の向こうに見える島は、瀬戸内海に浮かぶ小豆島。
そう、ここは香川県さぬき市の最北端にある大串半島から見える景色です。
初日の出の穴場スポットしても人気のこの場所。
大小さまざまな島や航行する船を眺めることができます。
先日弊社に、このさぬき市の職員の皆さまが訪ねてくださいました。
全国日本各地、特に田舎ほど人口減少による町の衰退に歯止めがかからず、新たなまちづくりに対し、各自治体とても苦労していることと思います。
さぬき市の職員のみなさまからも今回お話を伺う中で、「この町をなんとかしたい」「まちの子どもを残したい」そんな強い思いが伝わってきました。
「でも、町の未来のために今、何をしたらいいのか……」
弊社リレイションは、これまでさまざまな自治体のまちづくり事業に携わってきましたが、ある町でうまくいったことが、必ずしも違う町でうまくいくとは限りません。
それぞれの町にある”ヒト・モノ・コト”に合った取り組みを見出していく必要があります。
というわけで、今回私たちは、さぬき市にある”ヒト・モノ・コト”について知るために香川県さぬき市を視察してまいりました。
いざ、さぬき市へ
最初に迎えてくださったのは、大山茂樹市長。
さぬき市のこれまでの取り組みや、最近の町の中の変化と町に対する未来への思いを熱く語ってくださいました。
そして、弊社の事業のはじまりだった徳島県神山町の取り組みにも興味をもっていらっしゃいました。
市長をはじめとする職員の方々とご挨拶ののち、さぬき市内の観光スポットをいくつか案内していただきました。
さぬき市にある魅力的スポット
最初に訪れたのは、さぬきワイナリー。
香川県産のぶどうを原料に「さぬきワイン」を醸造し、販売しています。
迎えてくださったのは、さぬきワイナリー工場長の竹中さん。
同じワインでも赤ワインと白ワインとでは、作られる工程が異なることを丁寧に教えてくださいました。
ワインができるまでの過程を知ったところで、実際に工場内を見学させていただくことに!
これは、かもしタンクと呼ばれるもので、赤ワインをつくるときのみ使われるタンク。果皮の赤い色素や、種子から出る渋み成分、タンニンなどを抽出します。このひと手間が白ワインにはない工程だそうです。
地元では、「さぬきRED」とよばれるこの赤ワイン。一番の特徴であるこの濃い赤紫色は、ここでつくられているのですね。
工場内は発酵タンクがずらり。ワインの種類によって発酵温度を調整して熟成させるそうです。
余談ですが、この発酵時に音楽をかけると味がよくなるという説もあるらしいですね。音の振動が、水分子の状態を変化させ、ワイン発酵を進める酵母菌が活発になるという研究結果もあるようです。
工場内に置かれている機械は、そのほとんどが外国製で、平成元年から大切に使われています。多いときは、一年間で10万本も生産されていたようです。
このように一本一本とても丁寧に作られていることが分かると、ワインがより味わい深く感じますね。
ここ数年で新たに開発も進み、100%ジュースやノンアルコールワインなども発売され、お酒が苦手な方や妊婦さんなど健康志向の方にも嬉しい商品が登場しています。
私もおみやげに買って帰りましたが、100%ジュースはぶどうの旨味がぎゅっと一杯に詰まっていてとても美味しかったです。また、ワインもとても飲みやすく魅惑の味でした。
あらためて、ワインを前より身近に感じられる時間となりました。
さぬきワイナリーは、冒頭でもお伝えした大串半島エリアにあります。その周辺には、他にも音楽広場テアトロンという中四国最大級の規模を誇る野外劇場もあり、小田和正さんやももいろクローバーZさんなど、数々の有名音楽アーティストたちも野外ライブを開催しているそうです。
こんな開放感あふれるステージで音楽ができるなんて最高ですね!!
想像するだけでとてもわくわくしました。
今回訪れた場所は、さぬき市のほんの一部ですが、半日だけでもこの町の魅力を肌でたくさん感じることができました。
この町の新たな挑戦が、今始まろうとしています。
リレイションも微力ながら、担当職員さんの情熱を受け止めながら、さぬき市のひとづくり・まちづくりのお手伝いができるように、まずは地域のみなさまとの関係性を育ませてもらいながら、さぬき市の魅力をRELATION-Styleで発見していきたいと思います。
この記事を書いた人
澤田千尋
横浜スタッフ。神山塾9期を経てRELATIONの歌う広報担当。地域のよさや出会った人たちの魅力を発信しながら、これからの時代を生きるためのヒントをお届けします。シンガーソングライターとしても活動中。RELATIONと共に全国ツアーするのが夢!
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