地域活動のはじめの一歩とは?−神山町視察アテンド記録−

地域活動のはじめの一歩とは?−神山町視察アテンド記録−

齋藤 千夏
齋藤 千夏

2021.06.15

小雨が降り、七分袖がちょうどいい気候のある日、香川県さぬき市の職員の方3名が神山町へ視察に来られました。

さぬき市の皆さんは以前から弊社の神山での取り組みに興味を持ってくださっており、リレイションスタッフもさぬき市へお邪魔するなど交流をさせていただいています。

【過去記事】この町に、新たな風を 〜香川県さぬき市大串半島視察記録〜|KATALOG WEB

今回は、弊社代表祁答院がサテライトオフィスの紹介や、祁答院の視点から見た神山町、リレイションの活動についてレクチャー。

その様子についてお伝えします。

「山の感じがさぬき市と違うね〜。みどりの感じが違う」

神山町へ着き、さぬき市の職員の方に「第一印象はいかがですか?」とお尋ねした際の一言。

さぬき市は森になかなか人の手が入っていないのが現状だそうで、神山の森を見て、手が入っているね、とお話してくださりました。

神山の方々にも、「あそこはまだまだ……」などと森を指差しながらお話していただくことがこれまでに何度かありました。私は森を見て手入れの具合を判断できないので、森を見てお話できる方をとても尊敬します……。

同じ四国で山が身近にある存在だからこそ出るこの話題に親近感を感じながら、視察スタート。

神山バレー・サテライトオフィス・コンプレックスへ

神山バレー・サテライトオフィス・コンプレックス(右がスタッフの砂田さん)。

今回はサテライトオフィスを中心に祁答院が案内を行いました。

まず初めに、神山バレー・サテライトオフィス・コンプレックスへ。

コンプレックスの常駐スタッフとして勤務されている砂田さんに施設の案内をしていただきました。砂田さんは神山塾の10期生でもあります。

「どんな方がコンプレックスへ来られているんですか?」と質問が。

砂田さん
「最近はコロナの影響もあり、徳島市内に拠点があるけれど、気分転換でコワーキングスペースを利用しに来られる方など、徳島市内から来られる人が増えていますね。」

施設案内が終わり、次はコンプレックス内のオフィスルームにて、リレイションがどのようなことを考えているのか、また神山町のこれまでのあゆみを祁答院がレクチャー。祁答院は神山町と関わって、今年で15年になります。

祁答院「現実的なビジョンを持って(まちづくりや地域活動を)やっていくということが、この神山のすごいところかなと。神山のまちづくりは施設や制度ではなく、関わる人のやりたい気持ちから始まって来た。何をするのかじゃなくて、誰がするのかをしっかり決めてやっている」

私はレクチャーを聞きながら、これまでイベント企画や大学の授業など、複数人で行うグループ活動で、誰がするのかきちんと役割分担がされていないままプロジェクトが進み、誰かにしわ寄せが行くという場面がよくあったな……と思い出していました。

責任を負いたくない……などの理由で役割分担や内容をはっきりと決めずに物事が進んでいき、その結果、いい方向に進んでいないということがあるのではないでしょうか。神山では行政・民間・住民がそれぞれの役割を見出しており、行動しているところが魅力的です。

フードハブプロジェクト「かま屋」にてランチ

そしてレクチャー後は、地域の食材をふんだんに使った「かま屋」のランチ!

密を避けるために、二手に分かれての昼食。
私はさぬき市の方3名と一緒にかま屋でランチをしました。

この日のメインはすだち鷄。
添えてある春キャベツがとっても甘くて……!

いつもお店の方が運んで下さった際に、丁寧に料理の説明をしてくださります。右上にある天ぷらは間引きビーツの天ぷら。「もう少ししたら人参の季節になるので、間引き人参が出てきますよ〜」と教えてくださりました。

お店の方とのコミュニケーションのなかで、神山の農業や食について知ることができるのも、かま屋さんらしいところ。さぬき市の方も、こぼれそうな山盛りのサラダを食べながら、「さぬき市で地域の食材を使った飲食店どこにあるかなぁ」と、自然と地域の食材について話していました。

かまパン製造責任者の笹川さん(真ん中)。

食後にかまパン&ストアで買い物。アイスも販売されているのですが、アイスのポップを見てさぬき市の方が……

「このアイスに使ってる牛乳、さぬき市の牧場です!」

かまパン製造責任者の笹川さんがいらっしゃったので少しだけ立ち話。お話を聞くと、アイスだけでなく、さまざまなラインナップにさぬき市の大山牧場さんの牛乳を使っているとのこと。思わぬところで神山とさぬき市のつながりが見えて、話が弾んでいました!

リレイションのインターン生もこのソフトクリームがお気に入りだそうで、「千夏さん、食べたことないんですか?マジですか?」と言われてしまったので、今度食べに行きたいと思います(笑)。

ランチのあとは2つのサテライトオフィスへ向かいました。

Sansan 神山ラボとえんがわオフィスへ

クラウド名刺管理サービスを提供するSansan株式会社が古民家を再利用して開設したサテライトオフィス「Sansan 神山ラボ」へ。

その次には、BCP(事業継続計画)の一環として開所した株式会社プラットイーズのサテライトオフィス「えんがわオフィス」へ足を運びました。えんがわオフィスは現在、株式会社プラットイーズと株式会社プラットワークスのサテライトオフィスかつ、株式会社えんがわの本社です。

空き家を借りるということについての現状や、サテライトオフィスでの生産性などについてレクチャーしました。

コンプレックスにて今日の振り返り

最後はコンプレックスへ戻り、神山町やリレイションについて質疑応答タイム。

これまでさまざまな取り組みが行われて来た神山町やリレイションが行うきっかけづくりの話に。

さぬき市の方
「(地域活動を行うにおいて)何かやってみようという人を育てて行くためにはどういうことをしたらいいのか」

祁答院
「きっかけのきっかけをつくる。地域活動を始める時、いきなりチームメンバーに入会! というのは、空気感など合う合わないもあると思うので厳しい。地域と人との間に緩衝材が必要。お金も大事だけど、きっかけを作るのが大事」

これまでリレイションは、神山塾やLearning Journeyで、きっかけのきっかけを作り、地域と方と関わる緩衝材となってきました。リレイションはきっかけを作るために学びを軸にとっており、その学びとは、地域の人と関わることだと考えています。

そして、「さぬき市で10年以上続いている活動はありますか?」と祁答院が質問。

祁答院
「0からきっかけを作るのは難しいので、長く続いている活動を応援するのがいいのでは? そのためには今どんな活動があるのか発掘する必要がありますよね」

きっかけづくりやさぬき市の地域活動にについてお話を聞かせていただき、視察は終了。

KAMIYAMA BEERでの一枚。

小雨が降る中の視察でしたが、さぬき市の皆さんありがとうございました!

リレイションでは、感染対策も行いながら、視察対応も行なっておりますので、興味のある方はお気軽にお問い合わせください。そのほかにも若者向けの研修事業なども企画予定ですので、各種SNSもぜひチェックしてみてくださいね。

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この記事を書いた人

齋藤 千夏

齋藤 千夏

徳島生まれ徳島育ち。社会人2年目の2020年リレイション入社。 アウトドア・音楽・イベント好きなアクティブ派で、食べることをずっと考えています。エスニック料理、特にスパイスチャイが好き。サーフィンを始めたので趣味と言えるくらい上手くなりたい。大切なひとたちや応援したい人たちの力になれる、そんな仕事ができるよう修行中!

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