海陽町から世界へ! 未来うつぼ協会発足!

海陽町から世界へ! 未来うつぼ協会発足!

ゲスト
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2016.07.25

こんにちは、上田です!
ようやく梅雨もあけ、いよいよ夏本番。私の季節が始まりました(笑)。
日本中で暑い日が続いている中、海陽町では、真夏の気温にも負けず劣らずひときわ熱ーい盛り上がりを見せている団体があります。

その名も、『未来(ミラクル)うつぼ協会』。
どういった団体なのか、早速紹介していきたいと思います。

 

知られざるうつぼの魅力

未来(ミラクル)うつぼ協会とは、世界中にうつぼの魅力を知ってもらうことで、うつぼの価値を高め、うつぼの食文化を継承していくというミッションのもと発足された協会です
インパクトのあるこの「ミラクル」という名前は、海陽町の小学生にアイデアをもらい、うつぼの魅力や価値、食文化が「未来に来る」という思いで名づけられました。
一体どんな活動をしていくのかというと、うつぼの魅力を世にPRする一環として、
「うつぼ検定の実施」、「うつぼ丼サミットの開催」、
並行して「うつぼの生態・栄養成分調査」、「うつぼの価値向上と漁業従事者増に向けた取り組み」と、
活動の幅は多岐にわたります。

そもそも、何故うつぼ?
皆さんそう思われたことでしょう。ご説明いたします!
うつぼは温暖な気候の浅海に生息します。
日本では多くの地域でうつぼ漁がおこなわれていますが、小骨が多く捌くのが難しいため、うつぼを食す文化のある地域はそれほど多くありません。
そんな中、長崎県、和歌山県、高知県などとともに、徳島県南部では
昔からうつぼ漁が行われ、うつぼを食べる風習があります。

そして他の地域になく海陽町にあるもの。
それは、骨取りの技術です!

目打ちをして、3回に分けて捌いていく。「包丁もようきれるやつやないと」と漁師さん。
目打ちをして、3回に分けて捌いていく。「包丁もようきれるやつやないと」と漁師さん。
ピンセットなどを使い骨を取り除いていく。
ピンセットなどを使い骨を取り除いていく。

うつぼは身体の中央下部にある肛門を境に、しっぽ側の半分は手ごわい小骨が付いているので、この部位は多くの地域では捨てられるか丸干しにするほかありません。
しかし、海陽町ではこの骨取りができる職人さんがいるため、しっぽまでうつぼを調理することが出来、無駄なく他にはない食べ方が可能なのです。

うつぼは海のギャングと呼ばれるように、虎のような派手な装い、そして鋭い牙をもつ見た目がこわい生き物です。
けれど、見た目のイメージとは裏腹に臆病な性格で、その身は白く淡白でふっくらしています。
生物学上の分類がウナギ目という事もあり、味はウナギに似ています。
かば焼きにしてもおいしいですし、フライにすると鶏肉に近い食感にもなります。
水炊きにして皮と身の間のコラーゲンたっぷりのぷりぷりした食感を楽しんだり、タタキにしても良し、つくだ煮、唐揚、竜田揚げ、すき焼きも良しと、意外にも料理のバリエーションに富んでいます。
うつぼ漁の漁師さんいわく、「鍋も他の魚に負けへん!」だそうです(笑)。け
ど、その言葉の通り本当においしいのです。

左上:うつぼのすき焼き 左下:うつぼのタタキ 右上:うつぼのフライ 右下:うつぼのしゃぶしゃぶ
左上:うつぼのすき焼き 左下:うつぼのタタキ 右上:うつぼのフライ 右下:うつぼのしゃぶしゃぶ
栗田さん特製うつぼの唐揚とうつぼリゾット。斬新なアイデアかつ味もgood。
栗田さん特製うつぼの唐揚とうつぼリゾット。斬新なアイデアかつ味もgood。

そんなうつぼの見た目とうま味のギャップに魅了され、うつぼ協会まで発足させてしまったのが、栗田朱理さんです。

 

うつぼにかけた思い

栗田さんは、昨年9月から地域おこし協力隊・食育担当として海陽町に移住しました。就任後海陽町の食文化を学びPRするべく、さっそく野菜の集出荷業務、漁港の手伝いと動き回っていました。
現在でも季節の行事、イベントでの出店のほか、自主イベントも開催するなど精力的に活動しています。

その彼女の活動の一つに鞆浦漁港の加工場での業務があり、この加工場こそが栗田さんとうつぼの出会いの場だったのです。
加工場では、地元でとれた魚介を地元のスーパーに出荷したり、食品開発をするために毎日魚と向き合います。昔から海陽町で漁がおこなわれているうつぼの加工・販売もその一つです。
彼女はそこでうつぼの骨取り技術の修行をし、次第にうつぼの知識も学んでいきました。

「海陽町の食文化には、うつぼの生態が少なからず影響していると私は思っています。うつぼを解明すること、PRしていくことが、文化を受け継いでいくことにも繋がっていくと信じています」と彼女は語ります。

 

ミラクルな未来へ!

会長の柴田さんと栗田さん。
会長の柴田さんと栗田さん。

先日、ついに「未来うつぼ協会発足報告会」が開かれました。
会長であるうつぼ漁の漁師、柴田さんをはじめ、鞆浦漁協組合長、組合員、浅川漁協組合員、宍喰漁協組合員、うつぼの骨取りのスペシャリストの越田さんら数名が駆けつけました。
報告会は始終和やかな雰囲気で行われ、事業説明後にはうつぼについてみんなで考え、語る場となりました。
今後のイベントとしては、11月26日に第一回うつぼ検定実施、来春にはうつぼ丼サミットを行う予定です。

海のギャングに可能性を見出し、世界を目指す「未来うつぼ協会」。
一体これからどのような進化を遂げていくのでしょうか。これからも、未来うつぼ協会の動きに目が離せません。

私もうつぼが好きな一会員として、うつぼの魅力を周りに発信していきたいと思います!

「未来うつぼ協会」
会員募集中!詳しくはHPまたはFacebookをご覧ください。

HP:http://kurinoakari.wix.com/utubokun#!home-1/cf5y

Facebook:「@utubokun」で検索。

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神山塾生やRELATIONインターンシップ生、地域のキーパーソン、中学校の生徒さんetc…それぞれの地域や故郷への思いを「KATALOG」に綴ってくれています。

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