AGAWAいっぷく祭~梅の里でほっとひと息~ | KATALOG
AGAWAいっぷく祭~梅の里でほっとひと息~

AGAWAいっぷく祭~梅の里でほっとひと息~

穴井 祐介
穴井 祐介

2019.02.28

KATALOG WEBをご覧のみなさま、こんにちは。
お久しぶりの投稿になる穴井です。

今回は、2月2日(土)に神山塾第11期生が開催したイベント“AGAWAいっぷく祭”のレポートをお届けします!

梅の開花が春の訪れを告げる。

場所によっては満開に近い樹も。

2018年11月に始まった神山塾11期も、早いもので3か月が経過しました。

今期も関東や関西方面を出身とする塾生が集まり、
日々の暮らしや新たな生活環境を楽しみながら、
マイペースに活動しています。

今期の活動拠点は、現在廃校になっている阿川小学校。

小学校がある阿川地区には四国最大級の梅園が広がっており、
毎年、梅の開花が春の訪れを知らせてくれます。

12月には、阿川で梅農家を営んでいる森さんに、梅の剪定方法を教わりました。

樹の根元に日が差すように、ハサミやノコギリで枝を切ります。
「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」という言葉があるように、
梅は毎年欠かさずに剪定して、手入れを行います。
今年は暖冬のためか、例年よりも開花状況が早いです。

今回のイベントは、お世話になっている阿川地区のみなさまと楽しく健康的に交流するため、ゼロから企画を行い、開催しました。

AGAWAでほっとひと息つきませんか。

採澤さんによる整体講座。みなさん興味津々!

読者のみなさまは、最近ゆったりとした時間を過ごしていますか。

マインドフルネスが流行しているように、慌ただしい日常のなかでは、
意識的にリズムを整える時間が必要かもしれません。

神山塾生たちが開催した「AGAWAいっぷく祭」には、
そんな日常のなかで“いっぷく”できる時間を過ごしてもらいたいという気持ちが込められています。

神山町内で整体業を営んでいる神山整体堂の採澤さんを講師にお招きし、
健康をテーマとした「セルフケア整体」や、
阿川で定期的な調理教室を開催しているヘルスメイトのみなさんとの調理実習、
28歩の会のみなさんが制作した案山子との記念撮影を、
Kamiyama Makerspaceの本橋さんが操作するドローンによる空撮で行うなど、
たくさんの方のご協力をいただきながらイベントをつくっていきました。

ヘルスメイトさん主催の調理教室。みなさん活気があります。

整体を体験した参加者の方からは、
「身体がポカポカ温まった! 家でもやってみよわい」
と好評をいただきました。

道具は必要なく、家庭でも手軽にできる整体を教わったので、
テレビやお風呂の合間など、
日常のなかでいっぷくする時間を過ごしてもらいたいです。

最新型のドローンにもみなさんは興味津々。

「あんなに高い所まで上がるんえ!?」

空撮された映像を見る機会はしばしばありますが、
実際にドローンが動いている様子はなかなか見られません。

空を飛ぶ飛行機のように小さくなったドローンを指差し、
手を振りながら記憶にも残る記念撮影ができました。

非日常を体験することも、「いっぷく」に繋がりますね。

阿川のみなさんだから実現するコラボ

離島めぐりが趣味の塾生によるクイズコーナー。

今回のイベントを開催しようと日程調整を進めていると、
偶然にも同じ日程で阿川長寿会とヘルスメイトの集まりがあることを知りました。

その集まりに合流させていただく形で、
今回のコラボ企画が始まりました。

好奇心旺盛な阿川のみなさんは、神山塾生がやってみたいと考えた案山子との記念撮影もすぐに快諾。
できる方法を一緒に考えてくださり、
丁寧に制作された大事な案山子を外に持ち出すことができました。

神山の暮らしについて、右も左も分からない塾生たちのイベント企画が実現したことは、若者のチャレンジ精神をおもしろがってくれる好奇心と、
未熟さを受容してくださる寛容性の賜だと感じています。

地域のみなさんに楽しんでいただくきっかけを、
神山町に移住して3か月の塾生たちが地域と共に創りあげることができました。

まだまだ地域には、未開拓のワクワクする可能性が宝の山のように眠っていることを感じます。

そんなワクワクが眠る阿川地区では、3月3日(日)から3週間、「阿川梅の里・梅まつり」が始まります。

阿川地域が1年間で最も盛り上がる季節。

初日のオープニングセレモニーでは、餅まきや獅子舞の演舞があります。

慌ただしい日常に流されてしまわないように、梅の里でほっとひと息ついてみませんか。

阿川梅まつりイベント情報(イン神山)

阿川梅の里・梅まつり
2019年3月3日(日)~3月21日(木・祝)
●3月3日(日)午前11時~ オープニング式典
場所:二ノ宮八幡神社(神山町阿野字二ノ宮98-1)
​駐車場:阿川小学校グラウンド
内容:あいさつ、傘踊り、獅子舞、もち投げ、物産販売

この記事を書いた人

穴井 祐介

穴井 祐介

大分県出身の九州男児。古い価値観や既存の枠組みから脱却し、時代の先端で生きることを目指しています。神山塾を通して得た経験を他の地域で活かすべく、2019年から愛媛県西予市にてエリアマネジメントに挑戦。大分のカボスと徳島のすだちの板ばさみにあっていましたが、これからはみかん推しでいきます。

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