ワクワクするきっかけの作り方 | KATALOG
ワクワクするきっかけの作り方

ワクワクするきっかけの作り方

祁答院 弘智
祁答院 弘智

2018.09.07

リレイション代表の祁答院です。

皆様にリレイションからのお知らせがあります。

すでにFacebookなどではお伝えしていますが、
このたび、神山塾がNIPPONIA大学神山校としてリニューアル開講します。
現在、2018年11月開始のNIPPONIA大学神山校(神山塾11期)受講生を募集中です!
募集の詳細はこの記事の最後をご覧ください。

【NIPPONIA大学ウェブサイト】
https://sites.google.com/plus-note.jp/nipponiacollege

神山塾のカリキュラムには、座学、フィールドスタディー(地域体験学習)、
イベント企画・運営やスモールプロジェクトの実践、ゲストスピーカー講話などがあります。

ゲストスピーカー講話の様子。
ゲストスピーカー講話の様子。
フィールドスタディーの様子。
フィールドスタディーの様子。

そのなかの一つとして、僕自身がリレイションを創業して経験したこと、
気づいたこと、大切にしてきたものごとの捉え方、
選択の仕方、行動の起こし方を伝えています。

今回は、開講に先立って、その内容を少しだけこの場で皆さんにお届けしたいと思います。

 

 

出会い・きっかけの作り方

〜ネットワークや人脈は作るものではなく、
人としてのあり方の結果つくられる〜

今回は、「出会い・きっかけの作り方」と題して、
リレイションがどのようにして今につながる人との出会いやきっかけと巡り合ってきたかを
お話したいと思います。

リレイションは、徳島の田舎の社員10名に満たないちっさな会社ですが、
日本を代表するようなクリエイターや経営者の方と関係性を持っています。

そもそも社名が「関係性」ですから、
いろいろな人との出会いなしにはリレイションは成り立ちません。

有名/無名、偉い/偉くない関係なしに、
単なるお金のつながりではなく、
何かあった時に助け合える人たちがいるから、
リレイションがあります。

「未来につながる人脈ってどうやったらできるの?」
と悩んでいる若者は多いんじゃないかなと感じています。

いろんなイベントや交流会に参加して、名刺交換をして、SNSでつながって、
「いいね!」「いいね!」だけで終わってしまうのは、
出会いでも関係性でもないと思います。

どうしたら未来につながる関係性を作れるのか。

これまでを振り返って考えてみました。

 

 

結論:頼まれごとは、試されごと

信頼できる人からの「頼まれごと」に自然体で取り組んでいく

僕にとってこれまで未来に繋がる出会いのきっかけになったのは、
いつも「頼まれごと」でした。

自分のしたいことをやっているときじゃなくて、
誰かに頼まれたり、紹介されたことが、
いま振り返ってみると出会いにつながっていました。

例えば、アートディレクターの栗栖良依さん(※1)との出会い。

栗栖さんは2020年東京オリンピック・パラリンピック開閉会式の総合演出チームのメンバーでもあるような「すごい人」。
そんな人と僕が出会ったのは、2011年のこと。

NPO法人グリーンバレーの元理事長の大南信也さん(※2)から、
栗栖さんが神山アーティスト・イン・レジデンスで制作する手伝いをしてやってくれないかと頼まれたことがきっかけでした。

そのときの作品「神山農響楽団」の映像。
※1 栗栖良依(くりす・よしえ)さん

クリエイティブディレクター。東京造形大学卒業後、イベントや舞台の現場で経験を積み、長野五輪では式典交流班として運営に携わる。06〜07年、イタリアドムスアカデミーにてビジネスデザイン博士号取得。世界各地を旅しながら、市民参加型パフォーマンスを制作。10年、骨肉腫による右下肢機能全廃で障がい福祉の正解と出会う。翌年、SLOW LABEL設立。国内外で活躍する様々な分野のアーティストと障がい者の特徴をかけ合わせてプロダクトやパフォーマンスを発表。ヨコハマ・パラトリエンナーレ2014/2017総合ディレクター。 日本財団ダイバーシティインザアーツ・パフォーミング・アーツ部門プログラムアドバイザー。 第65回横浜文化賞「文化・芸術奨励賞」 タイムアウト東京LOVE TOKYO AWARDS2016 face of tokyo受賞(その他受賞者:椎名林檎、新海誠など)

クリエイティブディレクター。東京造形大学卒業後、イベントや舞台の現場で経験を積み、長野五輪では式典交流班として運営に携わる。06〜07年、イタリアドムスアカデミーにてビジネスデザイン博士号取得。世界各地を旅しながら、市民参加型パフォーマンスを制作。10年、骨肉腫による右下肢機能全廃で障がい福祉の正解と出会う。翌年、SLOW LABEL設立。国内外で活躍する様々な分野のアーティストと障がい者の特徴をかけ合わせてプロダクトやパフォーマンスを発表。ヨコハマ・パラトリエンナーレ2014/2017総合ディレクター。
日本財団ダイバーシティインザアーツ・パフォーミング・アーツ部門プログラムアドバイザー。
第65回横浜文化賞「文化・芸術奨励賞」
タイムアウト東京LOVE TOKYO AWARDS2016
face of tokyo受賞(その他受賞者:椎名林檎、新海誠など)
※2 大南信也(おおみなみ・しんや)さん

1953年徳島県神山町生まれ。米国スタンフォード大学院修了。帰郷後、仲間とともに「住民主導のまちづくり」を実践する中、1996年ころより「国際芸術家村づくり」に着手。全国初となる道路清掃活動「アドプト・プログラム」の実施や、「神山アーティスト・イン・レジデンス」などのアートプロジェクトを相次いで始動。町営施設の指定管理や、町移住交流支援センターの受託運営など複合的、複層的な地域づくりを推進。現在、多様性あふれる人が集う創造地域『せかいのかみやまづくり』を目指し活動中。

1953年徳島県神山町生まれ。米国スタンフォード大学院修了。帰郷後、仲間とともに「住民主導のまちづくり」を実践する中、1996年ころより「国際芸術家村づくり」に着手。全国初となる道路清掃活動「アドプト・プログラム」の実施や、「神山アーティスト・イン・レジデンス」などのアートプロジェクトを相次いで始動。町営施設の指定管理や、町移住交流支援センターの受託運営など複合的、複層的な地域づくりを推進。現在、多様性あふれる人が集う創造地域『せかいのかみやまづくり』を目指し活動中。

栗栖さんの話を聞いたときの正直な感想は「面倒くさいなあ」(笑)。
予算も時間も限られたなかでの制作。

スムーズにいく訳がないし、僕自身はアートに積極的に興味があるわけでもない。

でも、信頼する大南理事長からの頼まれごとだし。
やってやれないことはない頼まれごとだし。
できない理由より、できる方法を。
正直乗り気じゃなかったけれど、
覚悟を決めて手伝いをすることにしました。

案の定、引き受けたことを後悔するようなトラブルもたくさんありましたが、
僕は負けん気の強い性分なので、自分に与えられた役割や責任は、
最後までやり遂げるしか選択肢はありません。

なんとか制作が終わったときも、
「やっと終わった」というのが一番の感想でした(笑)。
でも、今思ったら地域の文化や芸術を取り入れて、
多様な地域な人々を巻き込んで作品を作ることができたことに感動したし、
世界的なアーティストと地域住民が一丸となる場を作ることができて、
かつてない達成感を味わったプライスレスな経験でした。

一緒に大変な場面を乗り越えた栗栖さんとは、
今でも何かと助けてもらったり、
僕らにできることがあれば全力で応援する、という関係です。

大南さんから栗栖さんとのご縁が生まれ、
今度は栗栖さんから紹介された人とのあいだに生まれたご縁でできた仕事もたくさんあります。
そうやって繋がっていって、今がある。

信頼できる人からの「頼まれごとは、試されごと」。
「面倒くさいな」と思っても(笑)、
自分の力が試されているのだと思って、
全力で取り組んでみること。

そして、もう一つ僕が大事だと思うのは、「自然体」。
自然体というのは、
「嫌いな人からの頼まれごとにまで無理して応じない」
「できないことを無理してやらない」ということ。

ネットワークを広げたいと思っている若者に伝えたいことの一つです。

フィールドスタディにて。
フィールドスタディにて。
地域体験学習の様子。
地域体験学習の様子。

 

 

打算的に、でも長期的に

僕は超・打算的な性格で戦略的思考の持ち主。
自分や会社のためにならないことを引き受けることはありません。

でもそれは、
「これをやったらあの人に気に入られるかも」
「すごいと思われるかも」
「儲かるかも」
といった短期の損得やお金や経済的な損得ではなく、
長期的に考えたときの損得。
言い換えれば、「5年後、10年後もその人と繋がっているイメージが持てるか?」
ということでしょうか。
ただ、これは自分だけがイメージできてもダメで、
相手にも同じようにイメージしてもらえていなければならないところが難しいですが……。

今回ご紹介した大南さんから栗栖さんへのつながりのほかにも、
地元の実業家からの頼まれごとから、
日本を代表するグローバルカンパニーの会長さんに繋がったり、

大阪の経営者からの頼まれごとから、
日本を代表する地域・教育コーディネーターさんに出会ったり、

九州の大学院生からの頼まれごとから、
著名な大学教授や先生方を紹介されたり……。

言い出したらキリがないほどたくさんの出会いとご縁をいただき、
関係性を育み、可能性を見出し、
計画的無計画に新しい価値の共創を続けています。

NIPPONIA大学神山校ではさらにいろいろなエピソードについて話したり、
可能性の見出し方、計画的無計画とは? リレイションスタイルの考え方・捉え方を、
もっと詳しくお伝えしたいと思っています。
個別に塾生の相談に乗る機会もあるはずです。

興味・関心がある方、
ぜひNIPPONIA大学神山校(神山塾11期)へのご応募をご検討ください!

また、KATALOG WEBでは、
「ワクワクするきっかけの作り方」の続編もアップする予定ですので、
乞うご期待!

 

募集要項

NIPPONIA大学 神山校は、求職者支援制度を利用して実施します。

〔求職者支援制度とは〕

雇用保険を受給できない求職者の方が就職活動をするなかで、
ハローワークが必要と認めた場合、無料で職業訓練を受講することができ、
かつ訓練受講中に一定の要件を満たす場合には、給付金を受給できる制度です。
(詳しくは、厚生労働省のサイト「求職者支援制度のご案内」もご参照ください。

・訓練番号

4-30-36-02-10-0019

・訓練期間

2018年11月2日(金)~2019年3月29日(金)

・訓練時間

基本的に月曜日から金曜日の9:30~16:10
ただし、企業実習中の2019年3月2日、3日、9日、10日は、土日ですが授業があります。

・訓練実施場所

神山町立阿川小学校
〒771-3201
徳島県名西郡神山町阿野地ノ平132番地2
Google Map
最寄りのバス停:阿川小学校前(無料駐車場あり)

・受講料

無料

ただし、教材費2,160円は自己負担。
また、実技実習、企業実習に係る交通費が別途発生します。

・職業訓練受講手当について

条件を満たす方は、訓練受講中に以下の手当を受給することができます。
職業訓練受講手当:月額 10 万円
通所手当:職業訓練実施機関までの通所経路に応じた所定の額(上限あり)
寄宿手当:月額 10,700 円(該当者のみ)

条件は以下のURLの「3.支給の条件」をご覧ください。

職業訓練受講給付金(求職者支援制度)http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/safety_net/44.html

詳しくは、最寄りのハローワークでご確認ください。

【募集要項】

・応募条件

以下の4点をすべて満たしている方が、今回の訓練の対象となります。
1.ハローワークに求職の申し込みをしていること
2.雇用保険被保険者や雇用保険受給資格者でないこと(※)
3.労働の意思と能力があること
4.職業訓練などの支援を行う必要があるとハローワークが認めたこと

※ ただし、失業手当を受給しながらでも受講できる場合があります。
詳細は最寄りのハローワークにお問い合わせをお願いします。

・定員

11名

・募集期間

平成30年9月3日(月)〜 平成30年10月3日(水)

・面接日

平成30年10月16日(火)
※ 時間は別途ご案内いたします。

・面接会場

■ 徳島会場
株式会社リレイション 蔵本事務所
〒770−0042
徳島県徳島市蔵本町1−4−1 カワサキビル2F
最寄り駅:JR四国 徳島線 蔵本駅
(駅から徒歩5分 蔵本町交番向かい)

■ 東京会場
ちよだプラットフォームスクウェア 本館5F
〒101-0054
東京都千代田区神田錦町3−21

http://www.yamori.jp/access/

 

・応募方法

①ハローワークにて、求職申込みをおこなってください。
②ハローワークの職業訓練の窓口にて、
下記の訓練番号を伝え、受講の申し込みをおこなってください。

【訓練番号】
4−30−36−02−10−0019

(※ご自身の住所地を管轄するハローワークでお手続きください)

その後、窓口担当者の方の指示に従い、応募に必要な手続きをおこなってください。

 

【その他 留意事項】

■ 職業訓練受講手当を受給するために、
毎月1回、ご自身の住所地を管轄するハローワークに通所し、
手続きをしていただきます。
そのため、現在徳島県外など遠方にお住まいの方は、
訓練期間中、ご自身の住民票を徳島県内など、
通所しやすい場所に移すことをお勧めします。
※ なお、職業訓練受講手当には受給条件があります。

 

NIPPONIA大学 神山校 説明会情報は
〔リレイション Facebookページ〕
にアップしていきます!

徳島県神山町での1泊2日「おためし神山塾」や、
説明会なども複数回実施していきます。
日程が確定次第、リレイションFacebookページにアップしますので、
参加を検討中の方はご確認ください。

【リレイション Facebookページ】
http://www.facebook.com/Shikokuryoku/

 

【お問い合わせ先】

株式会社リレイション 徳島本社
〒770-0038
徳島県徳島市南佐古八番町1-5

E-mail:nipponiacollege@relation-style.com
電話:088−677−5505(受付時間 10:00〜17:00 土日祝を除く) 

この記事を書いた人

祁答院 弘智

祁答院 弘智

RELATIONの代表。通称ケドさん。直感と論理の狭間を行ったり、来たり。今だに“ニュートラルゾーン”を脱しきれない、短気で飽きっぽい昭和なおじさん。英語は話せませんが、情熱と“ケドイングリッシュ”で世界の若者に生き方翻訳中!

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