KATALOG WEBをご覧の皆さん、こんにちは。リレイション徳島スタッフの中岡です。
今回はTOKOMURO LabやBAMBOOでもお世話になっている北海道浦幌町の井上町長はじめ、管理職の田村さん、村瀬さんが体験された3泊4日の神山視察研修の最終日の様子をご紹介します。
神山視察研修の最終日は、フードハブ•プロジェクトの食農教育部門、NPO法人まちの食農教育 代表理事の樋口明日香さんをお招きして、フードハブ•プロジェクトの取り組みについてレクチャーいただきました。
フードハブ•プロジェクトの取り組みについて
フードハブ•プロジェクトとは?
神山の農業を次の世代につなぐ仕組み「育てる、つくる、食べる、伝える」活動を通して食の「地域内循環」を高め、関係性を豊かにし農業の担い手を育てます。「地産地食」を軸に、地域で育てて、地域で一緒に食べることで関係性を豊かにし、神山の農業と食文化を次の世代につないで行くことを目的としています。
〜地産地食〜
※︎育てる
【社会的農業の取り組み】地域に貢献する社会的農業への挑戦
※つくる
【みんなの手でつくりあげる】土地の文化と人と食をめぐるモノをみんなの手でつくる
※︎食べる
【神山の農業を食べて支える】「かま屋」(食堂)「かまパン&ストア」(パン・食品)で季節の料理を食べる
※︎つなぐ
【学んでいく、教えていく、考えていく】「循環」を軸にした食育プログラムで郷土の食文化をつなぐ
2022年「食農教育」部門が独立し、NPO法人まちの食農教育を設立。農業の担い手育成を目的として、下記内容で運営されています。
1.社会的農業「地域の農と景観、食文化を次につなぐ農業者を、みんなで育てる農業」
2.食堂&パン屋「地域の食材をふんだんに使った食の提供」
3.食品店「地域の冷蔵庫として野菜•調味料•オリジナル加工品などを販売」
4.加工場「地元の素材を使い、地域の人たちと運営する加工場」
5.学校給食「地産地食率 日本一を目指す給食」
神山は2人に1人が高齢者で、まちの農業課題として農業従事者の平均年齢が70歳以上であること、耕作放棄地が増加していること、鳥獣による被害が増加していることなどがあげられていました。
それを解決すべく、農業者の育成には…
地域で育てた農作物を地域で美味しく食べる仕組みが必要であったり、料理人が地域の食や農の可能性をひらいていくことが必要だとおっしゃっていました。
実際に神山塾中には、農業研修制度で県外から移住された方の農園にお邪魔して、農業体験をさせていただいたり、新鮮なお野菜を分けていただた事はあったので、農業研修制度をフードハブ•プロジェクトがされている事は知っていました。
また、以前から「かま屋」のことも知っていて、何度か行く機会もあったので食堂運営をされていること、「かまパン&ストア」があることも知っていました。
しかしながらそれ以外の給食、学食、社食の運営、小中学生の農業体験、高校生と小麦の生産から製品加工などの学びとしての文化継承の取り組みを全く知りませんでした。
かま屋さんでランチ
レクチャーの後は実際にかま屋さんでランチをいただきました。
フードハブ•プロジェクトの活動目的や取り組みを学んでからいただくランチは、これまでの美味しいランチというだけではなく、神山で農業や食や教育などに携わる人の想いに直接触れることのできる良い機会となりました。
みなさまもぜひ一度、フードハブ・プロジェクトを「食べる」ことで体感してみてくださいね。
井上町長、田村さん、村瀬さんお忙しい中、神山視察研修にご参加いただきありがとうございました。そして、樋口さんはじめ、今回の神山視察研修でお世話になったたくさんの神山のみなさまに感謝いたします。
いつも快く弊社リレイションに協力いただきありがとうございます。
これからもリレイションスタッフとしてあらためて多様な神山プロジェクトについて学びながら、弊社ミッションの「未来を創る人を、地域と共に育む」のお手伝いができるように、より多くの人に地域で学び挑戦するきっかけのきっかけを創れるように、神山町のみなさまと浦幌町のみなさまとのRELATIONSHIP を大切に育んでいきたいと思います。
この記事を書いた人
中岡 直子
徳島生まれ徳島育ち。神山塾16期を経てRELATIONスタッフに。 銀行勤務が長く、前職は製薬会社でMR。 3人の母でそろそろ子育てから解放予定!!今までは誰かのために生きてきたけれど、これからは自分を大切に、大好きな人達と居心地のいい場所で、毎日ご機嫌に過ごしていきたいと思う今日この頃…。アシスタントとして代表を支えられるように日々頑張っています。
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