神山町で自分を知る(前編) | KATALOG
神山町で自分を知る(前編)

神山町で自分を知る(前編)

ゲスト
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2023.11.13

みなさん、初めまして!
浦幌町役場職員の西山翔汰朗です!

この度、10月15日から20日まで、株式会社リレイションさんのご協力のもと、徳島市と神山町に滞在させていただきました。

色々な体験や感じたこと等、滞在中の出来事を、前後編に分けてお伝えさせていただきます!

【西山翔汰朗さんプロフィール】

撮影地:徳島市繁華街

出身:北海道帯広市
年齢:24歳
勤務年数:6年目
所属課:農業委員会・産業課
業務内容:農業者年金関係、農家さんの婚活イベント企画、牛の病気等の対応  など

初めての四国

四国に行くのは初めてで、「どんな気候なのか、どんな人がいるのか、日本語伝わる?」といった、大袈裟なことまで考えながら徳島県に上陸しました。

ドキドキしながら降り立った徳島空港。

気温は暖かく、秋風が心地良かったです。
最初に感動したのは、徳島ナンバーでした。
生まれて初めて見るナンバープレートはとても新鮮で興奮しました!

まず1日目は徳島市内に滞在し、株式会社リレイションの蔵本BASEにてオリエンテーションを行いました。

蔵本BASEの様子。

自己紹介を含め、自分自身がどんな人間なのかを考える時間でした。

この研修は
①自分を知る。
②自分の役目を見出す。
③浦幌町のより良い未来を描くために。

をテーマとして取り組むことになりました。

研修テーマとは別に、自分のテーマ(裏テーマ)を決めようということになりました。
今すぐに自分ができることを考えた時に、
食を通じて何か浦幌町と神山町の違いや文化を学べるのではないかと思い
【神山町の食と文化に触れ合う】を裏テーマにしました。

2日目のお昼に徳島ラーメンをいただきました。

神山町ではないですが、さっそく食に触れ合うことができました。
ラーメンの上にバラ肉が置いてあるのには驚きました。
味も濃く、中毒性があり大変美味しいことから、こってり系が大好きな自分にとって理想のラーメンでした。

いよいよ神山町へ!

お腹いっぱい徳島市でラーメンを食べ、急いで神山町に向かいました。

まず初めに神山にある唯一の高校、城西高校神山校の寮「あゆハウス」にて、神山つなぐ公社の高田友美さんから神山町の総合戦略について説明をいただきました。

「実現するための計画を作る」ために、民間と役場との連携の場、交流の場があること。
総合戦略を実現するために行政と民間が連携した法人・神山つなぐ公社があること。

その神山つなぐ公社が行なっている活動の中でも、自分は町民町内バスツアーという活動に驚きました。

内容は町民限定の町内バスツアー。
「そもそも町の取組みについて町民の方々は知っているのか?」という部分に着目したことが驚きでした。

確かに浦幌町でも町の取り組みを、広報や説明会を通して伝える機会を設けていますが、なかなかそれだけで町民の方々に理解してもらうには時間がかかります。
町民町内バスツアーのように、実際に目で見て五感で感じていただく機会があったほうが、広く周知が可能で理解もしていただけるように思いました。

そして何より、移住者と町民の交流の場になるということ。

これが一番重要なんじゃないかと思いました。

ぜひ、浦幌町でも町民町内バスツアーを取り入れたいと感じました。

アートの力

あゆハウスを出た後、アート作品を見に大粟山に向かいました。

大粟山には神山アーティスト・イン・レジデンスで神山町を訪れたアーティストによる作品が展示されており、アートウォークを楽しみました。

神山アーティスト・イン・レジデンスとは1999年からスタートした国際的なアート・プロジェクトであり、日本国内及び海外からのアーティストが神山町に滞在し、地元住民と共にアート作品を制作する取り組みです。

一つ一つの作品が独特な雰囲気を漂わせ、作品に触れ、匂いを嗅ぎ、目で見て感じる。

まさに異世界にでも飛ばされたのかと錯覚してしまうような場所でした。

制作時間を通じた住民とアーティストの交流や、神山町での滞在制作に重点を置き、制作プロセスをともにして制作された作品は、どれも素敵なオーラを放っていました。

神山町内のさまざまな取り組み見学と町民のかたとの交流

次に大埜地(おのじ)の集合住宅を訪れました。
町外から移り住む人だけでなく、町に帰ってくる人や、町内で引っ越す人が共に暮らしています。

「子供の年齢」を入居条件の一つとし、家族の一番下の子が高校卒業するまで住むことができ、夫婦のみの世帯(年上の者が50歳未満の場合)やひとり親世帯も対象に含まれます。

併設されている鮎喰川コモンは子育て支援、放課後・休日の居場所づくり、読書環境づくりを軸に、町の人々の活動を支える場所となっています。

集合住宅に併設することで、親の目の届く範囲にあり、子ども同士の遊び場にもなることから、人格形成にも繋がる大切な場所だと感じました。

鮎喰川コモンの様子。

鮎喰川コモンの室内は暖色に照らされ、暖かい雰囲気でした。
絵本や小説もたくさんあり、子どもだけでなく、大人まで満足して過ごすことができる空間でした。

夜は、地元の方・神山塾卒業生など、色々な方々とお好み焼きパーティーを行いました!

出身地はバラバラ。働き先もバラバラ。
色々な生き方があり、色々な考え方がある。
本当に面白く、楽しく、素敵な町だなと感じました。

異業種の方々と交流できるのも、神山町の魅力なんだろうなぁ。

2日目にしてもう情報量が多すぎて頭の中がパンパンでした!!!

神山町最初の宿は、神山くらしの古民家宿「moja house(モジャハウス)」。

“moja”とはベンガル語で「美味しい」「楽しい」という意味。
そんな雰囲気最高な宿の朝をパシャリ!

目の前に広がる山々をみて、ジブリの世界に迷い込んだ気分でした♪

3日目も神山町でたくさんのインプット

地域に生かされ、必要とされる企業であり続けるために……。

「ホマレノ森プロジェクト」という神山町をフィールドに、地域で生かされ必要とされる地域循環型社会形成企業を目指し、家づくり・人づくり・森づくり・暮らしの質づくりを目的にヒト、モノ、コトにおける建築やサービスを行っている会社が徳島市内にあります。

それが、株式会社誉建設さんです。
今回代表取締役の鎌田さん、企画設計室の大道さんとお話をする機会をいただきました。

東日本大震災で流れている家をテレビで見て、ヒトがつくるものは限界があると感じ、災害から身を守るのはヒトのつながりなのではないかと感じた鎌田さんが、防災士の資格を取得したのがきっかけであったそうです。

小学校の避難訓練から木こりを育てる環境づくり、建設に製品・素材の流通コーディネート。まさに神山町の大黒柱!!

鎌田さんも大道さんも、すごく温かく寛大な方々でした。

その後、えんがわオフィス・モノサス神山サテライトオフィス・豆ちよ焙煎所にお邪魔させていただき、どんなことをしているのか、どんな職場環境なのかを拝見させていただきました。

えんがわオフィスの階段。

えんがわオフィスの内装は、黒色で統一されており、たくさんのモニターや光、そして木材に囲まれていました。古民家の良さを活かし、その中に現代の風が違和感なく吹き込むような不思議な空間でした。

町内見学中には、生まれて初めてカマキリに会いました!
これも立派な経験!
(※編集注 北海道にはカマキリはあまり生息していないと言われています)

サテライトオフィスレクチャー

神山町2日目の夜はWEEK神山にて、株式会社えんがわ代表取締役社長の隅田さんからお話をいただきました。

なぜ神山町にサテライトオフィスを置いたのか。

えんがわオフィスの成り立ちや神山町の魅力を含め、人を呼ぶための地域のあり方、移住に至った経緯を教えていただきました。

神山町の魅力とは

話の中で出てきた「神山町の何に魅力を感じたのか」が、良い意味で衝撃的でした。

それが「緩さ」というもの。

地方の普通の町では、移住者に対して「町に定住するよな」という無言の圧力があったり、なかなか町の出入りが自由にできない印象がありますが、神山町はまったくそんな圧力がなく出入りも自由。

自分の意見を押し付けないし、人との距離感がものすごく柔らかい。

その緩さ加減に魅力を感じたというものでした。

神山町には「日本の田舎をステキに変える!」をミッションに掲げ、さまざまな事業を展開するグリーンバレーというNPO法人があります。
この「緩さ」というものも、グリーンバレーの合言葉である「やったらええんちゃう」というフレーズを軸とした、昔からの活動が地域ごと変化させていったのだと感じました。

すべてが一つの線で繋がっていると、この話を聞いて確信に変わりました。


前編はここまで。
後編はこちら。

神山町で自分を知る(後編)

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神山塾生や、地域のキーパーソン、中学校の生徒さんetc…それぞれの地域や故郷への思いを「KATALOG」に綴ってくれています。

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