こんにちは!
リレイションさぬき兼さぬき市地域おこし協力隊の折原です!
今年は異常な暑さですね。
四国地方も統計開始以来最速の梅雨明けとなりました。
一年前さぬき市地域おこし協力隊に着任した頃は雨続きで、「雨男」の称号をいただいたことを思い出します(笑)。
さて、何度もKATALOGではご紹介させていただいておりますが、香川県は瀬戸内海に面しており、その中でもさぬき市には、津田の松原を有する海水浴場があります。
この時期になると、海ではSUPやウィンドサーフィン、カヌーなど穏やかな海だからこそのアクティビティを楽しむ方をたくさん見かけます。
今回の記事は、そんなさぬき市の夏にぐっとフォーカスをした記事、ではなく!
知る人ぞ知る静かな海のある「小串半島」と、そこでの出会いについてフォーカスした記事を書かせていただきますので、ぜひご一読ください。
小串半島との出会い
皆さんはさぬきを代表する観光スポット「大串半島」をご存じでしょうか?
大串半島からの眺めは絶景で、特に芝生広場と呼ばれる場所からは、小豆島はもちろん、天気の良い日は淡路島南部にある風力発電を見ることもできます。
休日には多くの人が訪れる場所ですが、その魅力に隠れた絶景スポットがさぬき市にはあります。
それが「小串半島」です。
小串半島については、地域おこし協力隊に着任してから何度か話は聞いていました。
ただ、「車で行けないこともないけど、危ないから歩いていくほうがいいかも……」という前情報くらいしかなく、なんとなく敬遠していた場所でした。
そんな折、唐突に「よし、今日小串半島に行ってみよう」という謎のやる気に満ちた日があり、気が付けば行き方を調べ、車を走らせていました。
目的地は、車のナビにも表示された小串半島の先にある小串岬という場所。
どんな景色が待ち受けているのかワクワクしながら道を進んでいったのを思い出します。
小串半島での出会い
ワクワクしながら道を進んでいくと、情報通り車一台がギリギリ通れそうな道に遭遇しました。
片方は山肌、片方はガードレールのない崖……。
「ここか!」と思いながらしばらく悩んだ後、運転技術に自信のない僕は車を置いて歩いていくことにしました(笑)。
20分ほど歩く中で見えたのは、木々の間から時折見える海の美しさや、ポツンとある家など。
田舎をぐっと凝縮したような景色と、人とすれ違うこともほとんどないので、小串半島だけ時間の流れがゆったりと進んでいるように錯覚するほどでした。
小串半島を歩いて散策していると気が付くのが、海と山の距離がかなり近いことです。
そもそも小串半島に行く道は一本しかなく、時代が時代ならば隠れ里になっていたかもしれません。
そんな景色を堪能しながら歩いていると小串岬に到着。
長いような短いような散策を終え目的地にたどり着きました。
小串岬での出会い
小串岬に着き、撮影を始めようかとしたその時、数少ないお家からたまたま出てこられた住人の方と出会いました。
小串半島を目指して歩く中で出会った初めての人だったので、あれやこれやと自己紹介と共に小串に来た経緯を説明していると、奥からご主人様も出てこられ、三人で立ち話。
お家のすぐ目の前が海岸ということもあり、ご主人様とともに、小串の話を聞きながら海岸へと向かいました。
海岸からは、大串半島と小豆島が一度に見える絶景スポットが広がっていました。
大串半島ほどの広い空間はないものの、人を惹きつける風景がそこにはありました。
しばらく話を聞き、本来の目的である撮影に入ることを告げると、
「じゃあ撮影が終わったら帰りに家に寄っていきまい」とお声がけをいただき、
撮影終了後お宅訪問へ(笑)。
ご主人様は過去、さぬき市津田町で勢いのあった遠洋漁業をされていたそうで、
当時の話や過去の小串の話まで、今来ただけではわからない貴重なお話をたくさん伺うことが出来ました。
外で話している時とは違い、ご主人様と奥様、僕の三人で話していると本当の家族と話していると錯覚するような暖かい空間でした。
帰り際に「また小串に来るときは家に寄っていき」と声をかけてくれたご主人様。
小串半島には、絶景と普段と流れの違う時間があり、その土地に住む暖かい人がいました。
誰にも知られたくない、でもたくさんの人に知ってほしい。
そんな素敵な場所がさぬき市にはあります。
これからも魅力あふれるさぬき市の事を自身の成長と共にKATALOGに書かせていただきます!
この記事を書いた人
折原拓人
徳島出身の弓道家。 2021年に約6年間勤めた会社を退職し、リレイションインターンを経て現在はさぬき市地域おこし協力隊として活動。 生きるとはなにか?を学ぶため日々奔走中!
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