【EVENT REPORT】第10回ホマレノフェス | KATALOG
【EVENT REPORT】第10回ホマレノフェス

【EVENT REPORT】第10回ホマレノフェス

馬渕直子
馬渕直子

2023.02.07

皆さん、はじめまして。
昨年末に神山塾14期を卒塾した馬渕直子です。

私は京都府出身で、神山塾14期に参加するため昨年の8月に神山にやってきました。
塾に来るまでは、管理栄養士として大学の学食で食堂企画やレシピ作成などの業務に携わっていました。

今回初めてリレイションのインターンとして、1月22日に行われたホマレノフェスに参加しました!

この記事では当日のイベントの様子をお届けします。

家族で防災を楽しもう! ホマレノフェス

リレイション代表、祁答院が企業戦略のお手伝いをさせていただいている株式会社誉建設主催のイベント「ホマレノフェス」。

今回は記念すべき第10回(10年目)ということで、国府町にあるふらっとKOKUFUさんで開催されました。

ふらっとKOKUFU。

ふらっとKOKUFUは国府にある福祉施設で、障がい者の地域生活支援拠点施設です。
グループホームや防災パークがあり、地域のイベントなども開催されています。

今年のホマレノフェスでは「暮らしが楽しくなる」をテーマに、いろいろなブースでワークショップや展示が行われていました。

なかでも目を引いていたのが、私たち神山塾14期の企業実習先でもあり、弊社代表祁答院が事業戦略&人事戦略顧問をさせていただいている富士スレート株式会社のノマドトレーラー!

ノマドトレーラー外観。

ノマドトレーラーって?

「ノマド」とは遊牧民の意味ですが、現代では特定の場所やオフィスを持たずに仕事をすることも指します。

ノマドトレーラーの商品のキャッチフレーズは『行こう、夢、暮らし、仕事を乗せて』。
そのフレーズのとおり、サテライトオフィスや防災基地など、自由な発想で、自分の好きなコンテンツをのせることができるトレーラーです。
車両として普通免許でけん引移動が可能。
置き場所も駐車スペースさえあれば自由で、お気に入りの空間を持ち運べるというユニークな製品です。

富士スレート社ノマドトレーラー製品情報ページ

今回展示されていたこのトレーラーには、なんとサウナがのっています。

トレーラー内の様子。

当日は火はおこしていませんでしたが、実際中に入ることができ、子供たちにも大人気でした。

リレイションは手延べ麺を提供

今回の私の任務(笑)は、半田麺八千代さんの温麺の提供でした。
前日に昆布と干し椎茸で出汁をとり、当日寸胴鍋に移して会場まで運びました。

ところが、ここでトラブル発生。

イベントも始まりお湯を沸かして麺を湯がき始めたのですが……全然お湯が沸かない!
当日、お天気は良かったんですが、気温が低く風も吹いていて、火が安定しない!

困っていたところ、同じテントで出店させていただいていた支那そば三八さんが『鍋の、麺を湯掻く場所を貸しますよ!』と言ってくださって、なんとかピンチを脱出!

結局最後までお借りし、助けていただいて、なんとか提供することができました。三八さん、本当にありがとうございました。

手延べ麺のトッピングは徳島名産、谷のちくわ!
イベント終了後に頂いた三八さんのラーメン。美味しかったです。

神山塾のプチ同窓会!?

イベントには神山塾の卒塾生が出店していたり、誉建設の社員として関わっていたり、まるでプチ同窓会のようでした。
家族を連れてイベントを見に来てくれていた卒塾生もいて、まだ卒塾して1ヶ月程度でしたが、同期生や先輩塾生の元気な顔が見れて嬉しかったです。

再会の様子。

午後からは講演会も

講演の様子。鎌田社長(左)とリレイション祁答院(右)。

13時からは、ホマレノイエ(株式会社誉建設)の鎌田社長とリレイション代表祁答院との「たのしいまちづくり・つながるまちづくり」についての講演会が行われました。

誉建設が取り組まれている、家・人・森・暮らしの質について、木の地産地消や、防災、大工職人さんの育成、家は建てることがゴールではなく、そこでの健やかな暮らしが大事なんだという鎌田社長の想いの伝わる講演会でした。

本当の防災

実は、イベント会場に到着した時から、私が気になっていたものがありました。

それは、防災の観点から「ふらっとKOKUFU」に設置された井戸です!

井戸。

私が子供の頃に通っていた幼稚園の行き帰りの道に、井戸がありました。
友達と面白がって、水遊びのために井戸水を無駄に流して、キャーキャー言いながら遊んでいて、近所のおじさんに怒られたのを思い出しました。

そうやって近所の人に怒られたり、「はよ、帰りよ〜」と言われながらも地域に見守られていることが本当の防災で、地域に育まれていることを実感しながら成長できることが「人づくり」であり、「暮らしづくり」なのかな、と考えるきっかけのきっかけになる井戸でした。

イベントに参加して

神山塾14期の授業の一環として、鎌田社長の講話をお聞きしたときから印象に残っていることがあります。

それは、「イエを建てることがゴールではなく、そこでの暮らしが健やかで幸せであることが大事」ということです。

今回のイベントも、地域や仲間たち(会社のメンバーや気の合うひとたち)の安全や将来を想い、森を作る、職人を育てるなど、叶えたい未来のために、今やらなければならないことを一つ一つ実行されている鎌田社長の想いが伝わるイベントでした。

この記事を書いた人

馬渕直子

馬渕直子

京都府のはしっこ、海の京都と言われる京丹後市出身。神山に来るまでは京都市内で栄養士・調理師・管理栄養士として「食」に関わる仕事に携わってきた。神山塾14期に参加するため、2022年8月に徳島に。料理を作ることも、もちろん好きだけど、何より食べることが大好き!旅が好きで行った先の、知らなかった食材を買ってきて調理したり、地元の方に教えてもらいながら郷土食を作ったり、その土地に根ざした「食」「ローカル」「田舎」「暮らし」が自分の中のキーワード。今までは栄養士として食のサポートをしてきたが、これからは「食べること=生きること」と捉え、自分が神山で変化できた「ワクワク生きるため」のサポートをしたいという想いでリレイションへ。

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