こんにちは! スタッフの小松です。
中国編、ベトナム編と連載してきたこの旅行記も最終回となります。
多くの町を訪れた17日間。最後はタイのバンコクです。
どうぞ最後までご覧ください。
《前回までの記事はこちら》
第1回 中国編。
第2回 ベトナム編。
ベトナム(フエ)→ラオス→タイ(バンコク)
前回の記事では、中国の北京鉄道とバスを使って、
ベトナムのハノイへと南下していたところまでを、
お話していました。
そこからタイへ向かうために、
フエというベトナムの中央にある街へと移り、
大陸を西へと横切って行く計画です。
ベトナム→ラオス→タイと国境を超えていくことは事前に決めていました。
その中で僕が選んだ国境を越えるルートには、2つの選択肢が。
ひとつは、国際バスという国境を越えるために現地バス会社が運営しているもので、
国境を越えた主要都市間の移動が難なくできるもの。
2つ目は、地元のローカルバスに乗って国境付近まで行き、
歩いて国境を越え、さらにその付近にあるローカルバスに乗って
次の都市へ向かうというものです。
国際バスに乗っての2国間の移動は非常に簡単で、
宿泊しているホテルのロビーで予約すれば、
翌朝迎えにきてくれて確実な時間に目的地に到着することができます。
この時の僕は、文化の違いに衝撃を受けながら、
少しずつ経験を重ねていました。
そんな頃だったからか、さらに刺激を求めて、
危険かもしれないけれどローカルバスを乗り継ぎ、
自力で国境を超えてみたいという欲求が。
ベトナムからラオスへ移動する日の朝、
6時にホテルを出てバス停まで歩いて行くこと7キロ。
そこからバスに乗って国境付近まで移動し、
ひと気の少ないベトナム-ラオスの出入国審査場を通り、
またラオス側国境近くの町から出ているバス停からバスに乗って、
その日の目的地であるラオスのサバナケットへ。
サバナケットへ向かうために、徒歩とバスを使っての砂埃舞う道を移動した時間は、
今回の旅の中で一番の冒険心をくすぐられた体験でした。
気温は30度近くあり、楽ではありませんでしたが、
自分で決めたことを達成できたというのは気持ちがよく、
自信にも繋がったような気がします。
大都会だったタイ
年間約3000万人が訪れるほどに観光地として成り立っているタイを、
首都のバンコクに滞在しながら体験することに。
バンコク内の寺院を見てまわり瞑想体験に参加したり、
名物である古式マッサージを受けて旅の疲れを癒したり。
夜には、マーケットに出て食べ歩きをしたり、
映画のロケ地にもなった高層タワーの屋上階のバーに行ってみたりと、
定番の観光をしてみました。
僕が持っていたタイのイメージは、
東南アジアの熱帯な気候でどちらかというと田舎で
経済発展がそれほど進んでいないイメージだったのですが、
それとは裏腹に大都会だなという印象を受けました。
バンコクの中心部には、地下鉄のMRTと高架鉄道のBTSというものが走っていて、
各駅には高層タワーや巨大なショッピングセンターが建地並ぶような場所。
バンコクに来てまでビルを見上げることになるとは思ってもいませんでした(笑)。
そんな都会的で便利な場所だったからなのか、
タイに来るまでにさまざまな経験をしていたからなのかはわかりませんが、
これまでの旅の様子とは変わって、
不安な気持ちや緊張することのなかった滞在でした。
最終日には、アユタヤ遺跡を巡る観光ツアーに参加することに。
ツアーに参加した時にガイドとしてついてくれたのは、
タイ人のパイロットさんという男性。
50歳を過ぎて、勤めていた工場が廃業になり、
日本語学校に通って今のガイド業に就いてから2年だと教えてくれました。
「今は社員旅行も減って、少人数のツアーばっかりだからあんまり儲からないね」とも。
有名な観光地を巡るツアーでは、
水上マーケットで有名なダムヌンサドゥアックやアユタヤ遺跡群を巡り、
象乗り体験をして、と濃いツアー内容。
あちこちと観光地を一気に巡ったのですが、
どこもたくさんの観光客がいたように思います。
それでも、ツアーを利用する客が減ってきているというのは意外でした。
このツアーの最後には、カリプソキャバレーショーというニューハーフショーを鑑賞する内容となっていて、
密かにこのショーを楽しみにしていました。
ニューハーフの人たちが、
有名な歌に合わせて口パクでダンスを踊るのですが、
その成りきっている演技が凄くて、
観客たちは、笑いながら興奮しっぱなしの雰囲気。
アメリカの有名な歌手であるビヨンセのポスターを
ステージのバックに大きく貼り出して、
演者がビヨンセのモノマネをすることで笑いを誘ったり、
美空ひばりのモノマネをする場面では、
演者がステージから降りてきて観客にキスをしたりと、
会場は大盛り上がり。
最後には大人数で踊る息の揃ったダンスで幕を閉じた約1時間は、
期待していた通りに観客を圧巻し、
笑いの絶えない見応えのあるものでした。
「どんなショーなんだろう」とワクワクしていた期待を
あっさりと超えられてしまいました。
この人たちはれっきとしたプロで、
自分たちの立ち位置や見られ方もすべてをうまく活かして演じきっている姿からは、
学ばせてもらうことがありました。
そうして、タイでの最後の夜を十分に楽しんだ後、
次の朝に飛行機に乗って日本へと帰ってきました。
17日間の旅を終えて
中国、ベトナム、ラオス、タイと巡り、
観光客として分かる範囲で、各地の生活ぶりや観光という面での発展などを見てきた
今回の旅を3編に分けて旅行記としてお届けしました。
この旅の1日1日の中には、多くの初めての体験がありました。
食事をすることや物を買うことに始まり、
交通機関を使うことや道を尋ねること、などなど。
難易度の大小はあるけれど、
そのどれもが小さな挑戦になっていました。
そのおかげで、帰って来る頃には幾分かの新たな自信が。
どうなるか予測できず、不安で緊張しながらも挑戦してみると、
達成感が得られて自信に繋がるというのは、
何事においてもいえることだと思います。
予測できず不安な気持ちになるかもしれないけれど、
一歩進んで困難なことに挑戦してみることで、
失敗しても成功してもその行為自体に心が満たされるということを
あらためて経験を持って実感した期間でした。
4月から、浦幌町で働いています
海外から戻って、4月から北海道の浦幌町で働いています。
昨年から浦幌町で働いている三村に加えて、2人体制となりました。
担当は、常室小学校サテライトオフィス実証事業や
地域滞在型研修「Learning Journey」です。
浦幌町に住んでまだ1ヶ月ほどですが、
さっそく地域行事にも参加して、浦幌町での暮らしを楽しんでいます。
つい先日は、漁協の直販会にお手伝いに行ってお礼にとたくさんの貝をもらったり、
浦幌町の大豆を使った豆腐作り体験をしたりと、
新しいつながりもどんどんと増えてきました。
浦幌町の方々、これからどうぞよろしくお願いします!
そして、これからもこのKATALOG BLOGを通じて、
浦幌町での記録として残したい日常や浦幌町で暮らす楽しい人たちを紹介していければと思います。
どうぞお楽しみに!
《全3回にわたってお届けしたアジア研修記》
第1回 中国編
第2回 ベトナム編
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この記事を書いた人
小松 輝
1994年生まれ、徳島県出身。浦幌町担当スタッフ兼、KATALOG編集長。大学2年生の冬にRELATIONと出会い、大学卒業とともに浦幌町へ。総合旅行業務取扱管理者の資格を活かして、2019年春から旅行業をスタートさせます。いじられるのが好きで笑い上戸。何かとよく笑います。
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