ベトナムコーヒーを徳島で −富士スレート株式会社が行う国際交流− | KATALOG
ベトナムコーヒーを徳島で −富士スレート株式会社が行う国際交流−

ベトナムコーヒーを徳島で −富士スレート株式会社が行う国際交流−

齋藤 千夏
齋藤 千夏

2020.12.18

こんにちは。リレイションの齋藤です。

突然ですが、皆さんはベトナムコーヒーを飲んだことがありますか?
私は飲んだことがなく、ブラジルやグアテマラのように豆の産地がベトナムなんだろうなあと想像していました。

ですが!
ベトナムコーヒーは豆がベトナム産ということはその通りですが、それ以上に変わった特徴があるんです。
その変わった特徴を知ったきっかけが、コーヒーイベントへの出店サポートでした。

今回はベトナムコーヒーについてと、サポートさせていただいた企業の取り組みについてお届けしたいと思います。

日本を代表する屋根材メーカー

弊社代表・祁答院は、徳島県内の企業・富士スレート株式会社で顧問を務めさせていただいています。
富士スレート株式会社は日本を代表する高品質屋根材メーカーで、ベトナムを中心に海外事業の展開も行なっています。
新しい時代のものづくりメーカーとして、国際人材の採用・育成と地域交流事業にも積極的に挑戦しており、現在、本社事務所と工場には、5人のベトナム人社員が在籍されています。

今回、国際交流事業の一環としてベトナム人で新入社員のアンさんが、徳島市内の万代中央ふ頭にあるカフェ&ベーカリーのお店Pen Forkが出店するイベント「ジャパンコーヒーフェスティバル2020 in 徳島 アクア・チッタ」のお手伝いを行いました。リレイションの齋藤はそのサポートとして参加しました。

ジャパンコーヒーフェスティバルとは?

万代中央ふ頭

ジャパンコーヒーフェスティバルは、全国からコーヒー屋が集うコーヒーのお祭りで、出店者さんこだわりのコーヒーの飲み比べができるイベントです。

全国各地で開催されていて、四国では今回が初めての開催。イベント名は「ジャパンコーヒーフェスティバル2020 in 徳島 アクア・チッタ」。

10月23日(金)・24日(土)・25日(日)の3日間、徳島市の「万代中央ふ頭」で県内外含め約11店舗の出店者が集まりました。

Pen Forkがベトナムコーヒーを提供するということで、富士スレート株式会社とPen Forkは以前から繋がりあることから、その出店のお手伝いをベトナム出身の新入社員アンさんが行うこととなりました。

ベトナムコーヒーとは?

今回イベントで使用したカフェ・フィン

ベトナムコーヒーについて少し紹介します。ベトナムでは、「カフェ・フィン」というドリッパーを使ったコーヒーの淹れ方が人気だそうです。コーヒーの抽出をするのに5〜7分ほど時間がかかり、ゆっくり抽出されるので味はとても濃く、ブラックで飲むこともできますが、練乳をたっぷり入れ飲む方法がベトナムで好まれているそうです。

このドリッパーを使って淹れるベトナムコーヒー。変わった特徴だと思いませんか!?

コーヒーの抽出に時間がかかり、お客様にお待ちいただく時間が長いため、今回アンさんの役割は待ち時間の間にベトナムコーヒーの特徴やベトナムの文化を紹介することでした。

アンさんは徳島の大学へ3年間通っていたこともあり、日本語がとても上手なのですが、細かいニュアンスなど不安な部分もあり、私はアンさんが当日お客様とのコミュニケーションをとるうえでのサポートなどをさせていただきました。

イベント出店にむけて

Pen Fork営業後に店内で打ち合わせ。アンさん(写真中央)、富士スレートのスタッフの方(左)、PenForkのスタッフの方。

イベント出店に向けて事前にベトナムコーヒーの淹れ方の確認や試飲をし、当日の流れについて打ち合わせを行いました。アンさんはベトナムの喫茶店で働く友人にコーヒーの美味しい淹れ方を事前に聞いていたり、ベトナムコーヒーの歴史や特徴をまとめて打ち合わせに持って来てくださいました。

イベント当日

イベント当日、風が強くテントが倒れそうになったりと大変だったのですが、天気は晴れ!少し肌寒かったのですが、暖かいコーヒーを飲むにはいい気温でした。

白いテントの中に長机と椅子を設営し、ベトナムコーヒーのドリップ体験という看板を立てオープンしました。

スタッフは3〜4人ほどで接客。

1日目は夕方〜夜までの営業だったので人が少なかったのですが、3日目は日曜日ということもあり、長蛇の列が!

一度に提供できる数が限られている為、長い時間お待ちいただくことになるのですが、それでも並んで楽しみにしてくださるお客様がいたのはとても嬉しかったです。

ベトナムコーヒーを目の前で淹れ、特徴や文化についてアンさんがお話しているのを聞いて、お客様が興味を持ち、待ち時間を楽しんでいただけていたのが表情から伝わって来ました。この3日間で248杯のベトナムコーヒーを提供することができました。

イベント終了後アンさんへプチインタビュー

−3日間どうでしたか?大変でしたか?

アンさん:3日間大変かと聞かれたら大変だったと答えます。でもお客さんが多くなったら大変だけど嬉しかったです。

−どんなことが印象に残っていますか?

アンさん:お客様がお世辞ではなく、本当に美味しいと心から言ってくれたのが伝わってきました。このイベントでベトナムコーヒーを日本人に紹介できて嬉しかったのと、それによってベトナムコーヒーが好きな人が増えてくれたら嬉しいです。

−このようなイベントやボランティア活動は初めてですか?

学生の頃は行っていましたが、社会人になってこのようなイベントやボランティア活動を行ったのは今回が初めて。入社してまだ半年ですが、もっといろいろなチャレンジがあれば参加したいです。自分の成長になるし、日本語の練習にもなる。日本語はまだまだだと思っているので、それによって自分の自信に繋がるから。

イベントを終えて

今回たくさんお客様が来てくださったので、とても忙しかったのですが、アンさんと連携し徐々に2人のテンポができてくるのを楽しみながら、無事イベントを終えることができました。プチインタビュー後、「日本人の友達が初めてできた」と言ってくださったのがとても嬉しかったです。

アンさんのベトナムの文化を広めたいという思いと、日本語を上達させ、もっと仕事に貢献できるようになりたいという思いを聞き、私も今後リレイションとして富士スレート株式会社の国際交流事業に関わり、協力したいという思いを強く持ちました。

国際交流事業や地域交流事業に積極的に挑戦する、日本を代表する屋根材メーカー富士スレート株式会社

ぜひチェックしてみてくださいね!

この記事を書いた人

齋藤 千夏

齋藤 千夏

徳島生まれ徳島育ち。社会人2年目の2020年リレイション入社。 アウトドア・音楽・イベント好きなアクティブ派で、食べることをずっと考えています。エスニック料理、特にスパイスチャイが好き。サーフィンを始めたので趣味と言えるくらい上手くなりたい!大切なひとたちや応援したい人たちの力になれる、そんな仕事ができるよう頑張っています。

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