リモートワークな日々 | KATALOG
リモートワークな日々

リモートワークな日々

西川 萌子
西川 萌子

2016.12.08

こんにちは。
リレイション東京支部の西川です。

北海道十勝でも44年ぶりに11月上旬に雪が降ったそうですが、
東京では半世紀ぶり(!)に11月に初雪が降りました。
このあいだ代官山オフィスに出勤したら、外観がクリスマス仕様に。
すっかりそんな時期なんですね。
わたしが東京に戻ってきて仕事をしはじめたのが6月の下旬のことなので、
そろそろ半年がたとうとしています。

今回は、徳島の会社の仕事を、東京の自宅でするわたしのリモートワークスタイルについて、
半年で変化したことや自分なりの工夫をお伝えしたいと思います。

 

週2回の通勤

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代官山ワークスのオフィス。

一番の変化は、やはり週2回、代官山のオフィスに通勤するようになったこと。

最初は東京にオフィスと呼べる場所がなく、完全に在宅勤務でしたが、
10月から週2回株式会社代官山ワークスさんのオフィスにデスクを借りて仕事をすることになったのです。

わたしの担当業務は場所を選ばない仕事が多いため、在宅でも仕事をすることは充分可能です。
でも、やはり毎日家で仕事をしていると、メリハリがつかなくなってしまうときがあるな、
と感じていたので、こうして通勤する場所ができたのはありがたいことでした。

そして、週2回というペースもちょうどいいのです。

先日、リモートワークに関するセミナーに参加したとき、
リモートワークを取り入れている、ある会社の方がこう言っていました。

「リモートワークの問題としてひとつ思い浮かぶのは、
通勤がなくなることによって、運動不足になったこと」。

公共交通機関での移動が中心の東京では、電車を使っての通勤でも、
駅の階段の上り下りなどで結構運動になっているんですよね。

それがまったくなくなると、特にそれ以外に体を動かす機会がない人にとっては、
健康に影響が出てくるくらいの変化になるかもしれません。

わたし自身も、外出せずに家にいた日は「1日1000歩も歩いていないんじゃないかな?」
というくらい運動をしないことがあるので、この問題には共感できます。

ですが、代官山へ通うようになって、この問題に解決の兆しが見えました。
わたしの住んでいる場所からだと、代官山への交通手段はバスと徒歩です。
が、オフィスからバス停が少し離れた場所にあったり、バスを待つのが面倒だったりして、
家まで約1時間弱歩いて帰るようになったのです。

週2だと気軽にできるし、ほどよい運動だなと感じます。
軽い運動をすると体調も良いと実感でき、通勤のない日でも、
移動するとき電車より徒歩を選ぶなど、積極的に歩いて移動する機会を増やすようになったほどです。

在宅勤務のメリットについて、通勤時間がなくなることで、満員電車に乗らなくていいのでストレスがなくなったり、ほかのことに時間を使えるようになったりする、ということがよくいわれています。
それにはわたしも賛成ですが、完全在宅勤務から週2通勤になって、通勤の良さも実感しているところです。

ほかに週2回で良かったことには、
外でランチをして気分転換できる、ということもあります。

家にいるときは、もっぱら家にある残りものや、簡単に調理できるもので昼食を済ませていますが、代官山オフィス勤務日はお昼ごはんは外で食べています。

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オフィスの下の階にあるカフェのランチ。

これが週に5日だと、食費がかさんでしまうだろうな、と思うんです。
週2回なら、お財布にも優しく、楽しみにもなるので、ちょうどいいなと感じているところです。
週1〜2回くらいなら、お弁当にチャレンジするのもいいな、と思います。

あ、もちろん仕事にもいい影響があります(笑)。
わたしは、週2回のオフィスワークの日を、締め切りが迫っていない調べ物や資料作りなどに当てることにしています。
自宅でそういった仕事に取り掛かろうとすると、自分のモチベーションがすべてなので、
かなりおっくうに感じてしまうのですが、オフィスに行けば「やるしかないな〜」と思うからです。
それ以外の日に、締め切りが迫っているものや、誰かが連絡を待っているもの、
ゴールがはっきりしているものなど、自分にとってモチベーションが上がりやすく、
自然に取り組める仕事を当てる、というのが自分のルール。
こうすると、タスクの整理がしやすく、スケジュールもつかみやすいなと感じています。

 

リモートワークはコミュニケーション不足になる?

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代官山ワークスのスタッフの方々。ふとしたときに会話できる相手がいるのはありがたい。

リモートワークの問題点としてほかによくいわれているのは、
「社員同士のコミュニケーションが不足する」ということです。

わたしの場合、社長の祁答院が1ヶ月に1〜2度ほど、北海道への出張の行き帰りに
東京で飛行機を乗り換えるときに会って打ちあわせをして、仕事について相談したり、
徳島の様子を聞いたりするのがメインのコミュニケーションです。
時間が限られているので、優先順位の高いことから話さなければ、という意識から、
密度の高い話ができているのではないかなと思います。

それ以外の徳島のスタッフとは、用事のあるときにLINEやメッセンジャーで連絡をとることがほとんどでしたが、最近ちょっとした変化もありました。
わたしがこのKATALOG WEBの編集に大きくかかわることになり、
原稿のやり取りで徳島のスタッフひとりひとりと連絡する機会がぐっと増えたのです。

KATALOG WEBの記事は、それぞれの書き手の個性や視点が強く出ています。
それを書き上げる過程にかかわることで、「この人は何を考えているのかな」と想像力を働かせるようにもなり、ただの用件のやりとりよりも深いコミュニケーションができているのではないかなと感じています。

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徳島から仕事に必要なものと一緒に送られてきた、北海道&徳島産の野菜。こんな形のコミュニケーションもあり。

 

働き方に自分なりの工夫を

こんな感じで、自分なりの工夫をすることを楽しんでいる日々です。

過去の自分がこの記事を読んだら、
「うらやましいけど、自分には関係ないな。だって会社がリモートワークなんてさせてくれないもん」
と思うのではないかと思います。

確かに、リモートワークや在宅ワークというスタイルの自由度の高さは魅力的で、とても気に入っています。
ただ、そういったいわゆる「新しい働き方」ができるから楽しい、で終わってしまわないようにしたいなと思います。

環境に左右される部分は大きいとは思いますが、どんなワークスタイルでも、自分なりの工夫をする余裕をつくったり、
それを受け入れてもらえるように周囲に働きかけたりできるような自分でありたいものです。

リレイションは「計画的無計画」な会社なので、来年どんな働き方をしているかは、わたしにもよくわかりません(笑)。
でも、環境に応じて、「自分らしいやり方はないかな?」と考えることを忘れないようにしたいなと思います。

 

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この記事を書いた人

西川 萌子

西川 萌子

東京常駐スタッフ。2018年にキャリアコンサルタント資格を取得し、神山塾生のキャリアコンサルティングも担当。最近、サーカスの曲芸を練習する機会があり、皿回しができるようになりました。次はジャグリングボールにチャレンジしようと目論んでいます。

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