皆さま、こんにちは! 上田です。
雨が続いた徳島ですが、ようやく天気が回復し、すっかり秋模様。
すごしやすい気候となり、行楽の季節でもあります。
私が通っている徳島県最南端のまち、海陽町も、この時期お祭りでにぎわいます。
中でも「大里八幡祭り」は豪壮華麗な関船、だんじり、神輿がねり歩く県下有数の大祭です。毎年県内外問わず大勢の見物客でにぎわい、「行ってみようかな(もしくは参加しようかな)」とわくわくされている方もいるのではないでしょうか。
ということで、今回は、お祭りの機会に海陽町を観光してみたい! と思っている方へおすすめスポットを2つピックアップしてご紹介いたします!
1.轟の滝
轟の滝は、海部川上流の旧川上村・王餘魚谷(かれいだに)にあり、
俗に「九十九滝」と呼ばれる大小さまざまの滝が本滝から上流2キロの間に続きます。
落差は58メートルで徳島県一の大滝。日本百景のひとつにも数えられます。
水量も豊富で、ごうごうと轟く水音がその名の由来となっているそうです。
本滝近くには轟神社・竜王寺がまつられており、7月第2日曜日の夏祭りと、11月第2日曜日の秋祭りには、県内外から信者、参拝者、観光客がつめかけます。
海陽町中心部からも車で小一時間かかる地にある、神聖な轟の滝。
訪れた際はぜひ、本滝から最上部の鍋割の滝までの1.5キロの遊歩道をマイナスイオンを浴びながらゆっくり散策する、九十九滝めぐりもおすすめのコースです。
私も一度散策しましたが、正直、最初の階段で引き返そうと思ってしまいました。
しかし、急な階段は最初だけなのでご安心を。
ところどころに休憩スペースもあり、滝の音や木の葉が揺れる音を聞きながら、今度はお弁当を食べたいなと思いました。
2.大里松原海岸
海南地区・大里の松原は、網代(あじろ)崎から海部川河口まで延々と4キロに及ぶ松林と太平洋の大海原を望みます。一抱えくらいの松樹がズラーっと並び、松林を抜けた先の海岸の景観は見事です。
思わず海に吸い寄せられてしまいそうになりますが、決してここでは泳いではいけません!
海流の関係で、岸に戻れなくなるのです。
人は流されてしまいますが、実は毎年ウミガメが産卵しに戻ってくる場所でもあります。
ウミガメの産卵の時期(6、7月頃)になると、卵が台風で流されずに無事孵るようにと箱に入れて保護する活動も行われています。これは環境保全としてウミガメの減少を食い止めるためのものです。
「いつでも帰ってこられる海」を守っていくことがこれからも大事だと思います。
一方、浜から山側へ、松林の様子はというと…。
今週末に開催される「大里八幡祭り」では、この松原をだんじりがねり歩き、時に猛ダッシュで駆け抜けます。
また、だんじりが社前に揃うと直会(なおらい)といって、お祭りの昼食が始まります。
大勢の人が集ってござを敷き、広い松原も座る所がないほどの大混雑。持ち寄った豪華なお弁当を家族や仲間たちと囲み、あちこちで酒宴がはじまることも伝統行事のひとつです。
自然と文化を受け継ぐ大里松原海岸へ、一度訪れてみてはいかがでしょうか。
今後、別の場所もご紹介するのでお楽しみに。
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