地域×高校生×大人 ~仲間と作るコミュニティ~ | KATALOG
地域×高校生×大人 ~仲間と作るコミュニティ~

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折原拓人
折原拓人

2022.05.10

こんにちは! リレイションさぬき兼さぬき市地域おこし協力隊の折原です!

ここ最近急に暑くなってきましたね。
さぬき市のフィールドワークを春仕様の服装で行っていると、
汗だくになることが増えてきました。
さぬき市に来てから二度目の夏がすぐ目の前までやってきていることを実感します。
今年の夏は昨年よりもさらに熱い夏となるように気合を入れて活動していきます!

さて、熱いといえば、4月からさぬき市の海エリア津田町で新たな取り組みが始まりました。

その名も「ふらコミ スクエア~大人と語るTEEN達~」です。

このふらコミ スクエアとは、高校生と大人のトークセッションを行い、お互いの想いや価値観を知りながら、新たなコンテンツを作ろうとする「場づくり」のための活動です。

地域おこし協力隊として、立ち上げから関わらせていただいているふらコミの活動は、関わってくれている方々の熱い想いがたくさん詰まった活動なので、せっかくならKATALOGで記事にさせていただこうと思いました。

よろしければお付き合いくださいね。

ふらコミを始めることになったきっかけ

4月から本格的に始まったふらコミですが、
そもそも始まることになったきっかけは普通の雑談から生まれたアイディアでした。

津田町には、徳島県の伝統工芸である藍染の工房があります。

「Khimaira」という名の藍染工房のオーナー堀尾さんとは、
地域おこし協力隊の活動中に出会い、
それからなにかとお世話になっています。

そんなKhimairaさんと一度ゆっくりお話しする機会があり、
工房にお邪魔させていただいた際に、
「異業種対談みたいな形で大人×大人のトークセッションをライブ配信してみたいよね」という話が出たところからふらコミは始まりました。

大人×大人からどうして高校生×大人になったかというと、
大人×大人も魅力的だけど、自分たちより若い世代の子たちが、
どんなことを感じ、考えているのかを全然知らないし、
興味はあるけど話を聞くきっかけがない。
ということでせっかくならその機会を作れないか?
と話が発展していったことで、
高校生×大人のトークセッションを形作ってみようという流れになりました。

また、トークセッションという場を通じて、
高校生がもっと地域活動に入りやすい環境が整えば、
僕たち大人が持っていない柔軟かつ大胆な発想を生かして、
まちを盛り上げるコンテンツが地域とともに作れるのではないか?
という想いもあり、
やってみる価値はある!という結論に至り、行動に移すことになりました。

Khimaira工房での打ち合わせの様子。

初顔合わせ&全体ミーティング

行動に移してからの動きは速く、
一ヶ月程で運営メンバーと大人とのトークセッションや地域活性に興味のある高校生が揃いました。

しかし、いきなり本番というわけにもいかないだろうということで、アイスブレイクも兼ねた全体ミーティングと顔合わせを行うことに。
ふらコミ運営サイドは初顔合わせにワクワクと緊張が入り混じった状態での顔合わせ。

学校の先生からは20人くらい学生が行きますとの連絡は事前に受けていたものの、
集合時間が近づくにつれて、
徐々に増えていく高校生の数に圧倒されていました。

打ち合わせが始まるまでになんとか気持ちを整え、
ふらコミの企画説明や想いを共有させていただいた後はアイスブレイク。

高校生にはいくつかのグループに分かれてもらい、
運営メンバーと普段の生活や、大人に対しての疑問。学校生活のことなど、あえてお題を絞らずにフリートークをしてもらいました。

僕も、実際に高校生とフリートークをさせていただいたのですが、
僕たちとのトークを通じて、今まであった大人のイメージが変わった、
色々な話が聞けて楽しかった等の意見をいただいたり、
運営メンバーサイドは、想定していたよりもしっかりとした考えを持っている高校生と話すことで、それぞれに気付きがあったようでした。

全体顔合わせの一幕。アイスブレイクの様子。

いよいよ本番へ

無事に全体の顔合わせと第一回目のゲストスピーカーの打ち合わせが終わり、
本番に向けて急ピッチで準備が進みました。
事前準備はふらコミの本質的な目的である「場づくり」の一環として、
高校生にも手伝っていただきました。

そして、すべての準備が終わり、いよいよ本番!
雑談の中から生まれたアイディアが、
2ヶ月の時を経てスタートすることになりました。

本番当日、僕はMCという立場でトークセッションに混ざることとなり、
前日から大緊張していました。
MCという大役を任せていただいた嬉しさはもちろんあったのですが、
同時にプレッシャーもありました。
何度も当日の流れを頭の中でイメージしては修正してを繰り返し、本番に備えました。

そして迎えた本番。
SNSでのライブ配信も行っていたのですが、
ステージに設置した席に座ったゲストスピーカーとMCの僕を含めた5人中4人が緊張で体が強張りながらスタートするというお決まりのパターンでトークセッションは始まりました。

今もたまにアーカイブを見返すのですが、毎回笑ってしまいます。

そんな緊張とは裏腹に、自己紹介から始まり、
「今取り組んでいること」「いつ頃から社会人としての責任を感じ始めたか?」最後に「夢について」の4つのテーマをもとに、一時間じっくりと語り合いました。

一番熱くなったのは、夢についてのトークテーマでした。
ゲストスピーカーとして登壇してくれた高校生は、
将来設計がしっかりとビジョンとしてあり、大人サイドは興味津々。
逆に大人サイドが夢を語る場面では、
普段聞けない大人が持っている夢について、真剣に聞いてくれていました。

このトークセッションを通じて大人が、高校生が今こんなことを考えながら毎日を過ごしているんだということを知る機会としては、大成功だったように思います。

ライブ配信の様子。

最後に

現在第二回目が終わり、第三回目に向けて準備を進めているふらコミですが、
たくさんの方の協力があり、開催することができています。

場所や物、開催に向けての準備に至るまで、大人や高校生など関係なく、自分たちが持っているものの中で、面白いコンテンツにできたらと互いに協力し合い、一つのコンテンツとして成立しているのがふらコミです。

セッションを通じての「場作り」も大事ですが、
この「仲間の協力があるから成立している」ということが何よりも大事だと僕は感じています。

高校生も大人も互いに共感し尊敬しているからこそ、
他人事ではなく自分事としてふらコミに関わり、運営が成立しているのだと思います。

ふらコミを通じて、お互いの価値観が知れるように。
新たなコンテンツが生まれるように。
世代を問わず人が出入りし、地域の活性化ができるように。
これからもふらコミをそういった「場作り」の場所として、仲間と共に作り上げていきます。

この記事を書いた人

折原拓人

折原拓人

徳島出身の弓道家。 2021年に約6年間勤めた会社を退職し、リレイションインターンを経て現在はさぬき市地域おこし協力隊として活動。 生きるとはなにか?を学ぶため日々奔走中!

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