伝えたい魅力的な人たち-人口約400人の村に住む川上さんご夫婦-

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ゲスト
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2016.07.11

皆さま、こんにちは。渋谷です!

毎日じめじめした暑さで気持ちも晴れませんが、今週中にはいよいよ梅雨明けの予報ですね!
去年の夏、実は阿波踊りを見に徳島へ来ていて、その時は「よくテレビで見るやつだー」と観光客気分だったのですが、今年は家の窓を開けていると阿波踊りの練習の音が聞こえてきて、なんだか不思議な気分です。
それでもお囃子や太鼓の音はやはり夏の風物詩なので、夏が来るんだなーとわくわくしています。

さて、今回のKATALOG WEBの舞台は、以前も登場した「高知県大川村」。
川上さんご夫婦による「梅収穫・梅酒造り・梅漬け作り」という梅づくしのイベントが開催されたので、そこに参加してきました!私なりに大川村、川上さんご夫婦の魅力を伝えていきたいと思います!

 

まずは梅収穫!その裏側では・・・

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徳島市内から車で約3時間のところにある大川村の川上さん宅へ。前日が大雨だったため、天気を心配していましたが、当日は見事に晴れ! ということで到着するとブルーシートの上で休憩していた文人さんが「よく来たねー! 」と迎え入れてくれました。

梅の収穫方法は、
①梅の木を大きく揺らす。
②落ちてくる梅を木の下でブルーシートでキャッチする。
③ブルーシートに落ちた梅を拾う。
ということを繰り返していきます。

梅は雨のように面白いほど沢山落ちてきて、今回はバケツ7〜8個分の梅を収穫できました。

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と、ここまでは同行していたスタッフの前田から聞いた話で、私はみんなが収穫をしてくれてる間に奥さんの千代子さんと高知県本山町の地域おこし協力隊の川崎紗也加さんと昼食の準備をしていました!

さっそく準備に取り掛かると、「まずはこれ切ってもらって。その次これで。あと、赤紫蘇も採れたんですけど、トッピングでのせませんか?」と、話し方や仕草は柔らかい千代子さんですが、ちゃきちゃきしていて手際が良く、さすがいつもイベントでおいしいご飯を用意してくれているだけあります。

そして今回のメイン料理は、初挑戦の「田舎寿司」。
田舎寿司とは、酢飯にゆず酢を効かせ、しいたけやこんにゃく、たけのこなどの山菜をネタにしたお寿司のことで、高知県の郷土料理です。

まずは、すし桶にご飯一升分をぶわーっと広げ、ゆず酢と白ごまで酢飯を作っていきます。
次に、しいたけは握り寿司にし、こんにゃくは切込みを入れて酢飯を詰めてお稲荷さんのようにしていきます。たけのこは筒の中に酢飯を入れて輪切りにしていくのですが、奥まで入っていなかったり詰め過ぎて裂けてきてしまったり・・・うーん、難しい。最初は大きさも揃わず、まだまだ素人だなと痛感しました。

さやかちゃん(左)と千代子さん(右)。皿の手前からこんにゃく、たけのこ、しいたけのお寿司。
さやかちゃん(左)と千代子さん(右)。皿の手前からこんにゃく、たけのこ、しいたけのお寿司。

試行錯誤しながらも、なんとか料理が完成。
皆の作業が終わるまでの間、三人でしばしの休憩タイムを取ることに。

談笑していると、千代子さんが今回、なぜ田舎寿司に挑戦したのかを話してくれました。
昔は、お祭りなど人が集まる時によく作られていた田舎寿司ですが、最近ではほとんど作ることがなくなってしまったそうです。お祭りやイベントなどでみんなに食べてもらい、知ってもらう事から始めて、郷土料理を残していきたいというのが千代子さんの思いです。
私も学べることは何でも吸収して(郷土料理に限らず)、千代子さんの思いを受け継いでいきたいと思います!

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さて、そうこう話している間に、お待ちかねの昼食の時間に。

文人さんが大川村のことを話してくれたり、桜の塩漬けを浮かべた桜湯を披露したりと和やかなお昼ごはんになりました。川上さんご夫婦主催のイベントは、四国各地から参加者が集まるのですが、今回はオーストラリア出身の方も参加していました。ここでは毎回、新しい出会いがあるため、出身地が近くて盛り上がったり、イベントがきっかけで繋がりができたりと参加者同士の濃い時間も生まれます。

 

漬けた後が大切な梅酒づくり

梅の色、傷のつき方で仕分け。どちらも感覚で判別するためついつい文人さんに聞いてしまう。
梅の色、傷のつき方で仕分け。どちらも感覚で判別するためついつい文人さんに聞いてしまう。

食事の時間が終わると、次はいよいよ梅酒づくりです。

まず、最初に収穫してきた梅を水洗いし、傷物を分けたり水分を取りながらヘタを取ったりエキスが出やすくなる様に穴を開けていきます。

今回も登場のえんがわ社、割石さん。大川村に出会ってからイベント皆勤賞のため、ヘタ取りも慣れた様子。
今回も登場のえんがわ社、割石さん。大川村に出会ってからイベント皆勤賞のため、ヘタ取りも慣れた様子。

次に、梅の計測をして袋に分けていく作業です。

文人さんがやっていたのを見様見真似でやってみても上手く感覚が掴めず、それを見かねた文人さんに「それくらい出来るだろー! 」と笑われてしまいました。
長年やっている文人さんだからこそ、手早く出来ること。私が少しでも追いつくためには何度もやって感覚をすり込んでいくしかないと思い知らされました。

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準備が整ったら千代子さんからのレクチャーを受けて氷砂糖、梅を重ねていき、ホワイトリカーで漬けていきます。

完成してあとは家に持ち帰って変化を楽しみましょう、となったところで千代子さんが、最後に一つお願いがあって・・・と話し始めてくれました。
「梅も生きものなのでね、毎日”おはよう”だけでも声をかけてあげてください。そうするとおいしい梅酒になりますから。お野菜も一緒で、何かをするためだけではなく、毎日畑に行って声をかけてあげるだけでも全然違いますよ」
それを聞いて千代子さんらしいなぁ、と思いスーッと話が入ってきました。私もその日から声をかけていて、最初は恥ずかしさがあったのですが今では毎日の日課になっています(笑)。

 

梅だけじゃない、大川村での収穫

最後に新聞紙で作った棒でスイカ割り。「あれ?こっちやないんかー!」と惜しくも外れた文人さん。
最後に新聞紙で作った棒でスイカ割り。「あれ?こっちやないんかー!」と惜しくも外れた文人さん。

徳島に来て3ヶ月、大川村へ行ったのは今回で3回目。ということは月1ペースで通っていることになります(笑)。
先日、会社のスタッフに「そんなに大川村に惹かれるのってなんで?」と聞かたのですが、その時は上手く答えられませんでした。
それがきっかけで自分の中で振り返り、改めて見えてきた大川村・川上さんご夫婦の魅力を最後に書いていきたいと思います。

私が初めて大川村を訪れたのは、4月に川上さん宅で行われた「桜祭り」の時でした。
文人さんはお酒で顔が真っ赤、千代子さんは「私顔が覚えられないのですわー」と言っていきなり写真を撮るという感じで、かなりパンチが強いふたりとの衝撃的な出会いでした(笑)。
その時はお祭りで人も多く、あまり話をせずに帰ってきたのですが、次の月に茶摘みのイベントがあると知って、不思議と「川上さんたちにまた会いたいなぁ」と思い、すぐに行くことを決めました。

私が感じる文人さんと千代子さんの魅力は、「気さくでおおらかな上に、厳しくも優しく教えてくれる」、「主催者のふたりがイベントを楽しんでいる」というところです。
初めて会った時、「いつでも遊びに来てくださいね」と声をかけてくれて、それから行くたびに笑顔で迎え入れてくれます。さらに、道を間違えて時間に遅れてしまったときには、「天気も良いし、ドライブ日和でしたね」と言って場を和ませてくれる”気さくさ”と”おおらかさ”。
また、5月の茶摘みの時も6月の梅酒づくりの時も、「分からんのか?あかんな~、自分で考えなさい」と呆れられて、それでも出来ずにいると、「こうやるんよ」と笑いながら教えてくれる”厳しさ”と”優しさ”。

今回の田舎寿司を作っているときに、「こういうの楽しいですね!」と喜んで言ってくれる千代子さん。
スイカ割りのときに外れて悔しがったり、なかなか割れないスイカが割れた時に「おぉー!」と喜ぶ文人さん。そんな風に、イベントを楽しんでいるふたり。

こんな風に、川上さんご夫婦や様々な地域から来た人たちと過ごす時間、その時の空気感や話など、大川村での収穫はたくさんあります。

私は、これからも魅力満載のふたりがやることは今までのことでも、新しく始めることでも、一緒に楽しんで関わっていきたいと思います。

 

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神山塾生やRELATIONインターンシップ生、地域のキーパーソン、中学校の生徒さんetc…それぞれの地域や故郷への思いを「KATALOG」に綴ってくれています。

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