主観的に伝える-KATALOG MAGAZINEで大切にしていること-

主観的に伝える-KATALOG MAGAZINEで大切にしていること-

ゲスト
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2016.06.16

こんにちは!杉です。
KATALOG WEBをいつもご覧頂き、本当にありがとうございます!

KATALOG WEBがスタートして、今日でちょうど1ヶ月。
スタートするまでは長かったですが、始まってみたら月日は矢のように流れていき、
気付けばスタッフ全員が一本ずつ記事を書いていました。

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仕事のこと、暮らしのこと、行った場所、体験したこと、食べ物のこと。
自分たちのことを自分たちなりの言葉で表現させて頂いてるKATALOG WEB。
「人に伝える」ということの楽しさと難しさを感じながらも、
会社と社会、会社と地域を繋げる新しいコミュニケーションツールとしての役割も担えているのかなと思います。

また、「こういう体験って良いな」「こういう働き方とかってやっぱり面白いよね」「この人はこういう思いを持って仕事しているんだ」などと、普段喋るだけでは分からないことや、
なんとなく伝わりづらいメンバーの思いなども垣間見ることができて、お互いを知る良い機会にもなっています。

勿論、まだまだ改良すべき点や修正点等ありますが、
「ゆっくり、じんわりと育てていく」というスタンスのもと、焦らずに進めていきたいと思っています。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。

さて、今回のKATALOG WEB では、
そもそものKATALOGの始まりでもあったKATALOG MAGAZINEについて書いていこうと思います。

 

KATALOG的取材のススメ方

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KATALOG MAGAZINEは、四国の「人」を伝えるフリーマガジンです。
四国という土地で心豊かに暮らしている人々。
その人たちの暮らしの中に幸せに生きていく手がかりがあるはずだ、という思いから制作がスタートしました。
KATALOGのテーマそのままに、
語り、くつろぎ、その時間の中で感じた、何気ない日常、言葉、思いを記録しています。

1号は高知県大川村(土佐嶺北地域)、2号は徳島県海陽町、3号は愛媛県宇和島市、4号は香川県丸亀市、と各号で市町村を決め、その土地に暮らす人たちにスポットをあて、取材をしてきました。
この取材場所を決める作業が、KATALOG MAGAZINE制作の一歩目です。
その後、そこに住む人たちのリサーチが始まります。

よく「どうやって場所や人を選んでいるの?」と聞かれるのですが、
まさに「縁とタイミングと勘」で選んでいるとしか言いようがありません(笑)。
なんとなく自分たちが気になってる人や場所。たまたま出会った面白い人たちが住んでいる地域。
そういった感じでいつも特別何か意図しているわけではなく、自然と選んでいます。
取材した人たちにその土地で暮らす人を紹介してもらうことも多々あり、この行き当たりばったりな所もKATALOG MAGAZINEの一つの魅力なのではないかな、と良い意味で解釈しています(笑)。

取材場所、取材対象者を決めた後は実際の取材が始まります。大体一度の取材で1時間~2時間くらいお話を聞き、その後、仕事や暮らしの風景を撮影させて頂くというのが基本のスタイル。
が、いつも順調に取材を進められず、素材が足りないこともしばしば。
取材を受けてくださる皆様にはいつも多大なるご協力を頂いています。

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宇和島市までは約3時間。徳島市のほぼ対角線上に位置する。

今までで一番遠い場所は3号の宇和島市でした(私たちは徳島在住)。
地図で見てみると四国の端から端へと移動していることがよく分かりますね。
こんな感じで四国中を移動して取材させて頂けること、そして行った先々で色々な人と出会えることは本当に幸せなことだと思っています。

 

主観的にありのままを伝える

そんなKATALOG MAGAZINEですが、1号を作るときはそれなりの”生む苦しみ”がありました。
自分たちが本当に伝えたいことは何か? 数多あるフリーマガジンとどう差別化するのか?どういう文体で書くのが良いのか? どういう取材をするのが良いのか?  上手な編集方法は? 綺麗な写真の撮り方は?
今思い出すだけでもざっと出てくる悩みの数々(笑)。
何せ初めてのこと、本当に迷い、模索した日々が続きました(余談ですが、僕自身、編集や撮影をどこかで学んだことはありません。前職も全く違う職種です)。

そして、私たちが悩んだ末に行き着いた答えは、

「人に焦点をあてて、主観的にありのままを伝える」ということでした。

取材したことを客観的に書くのではなく、
自分たちがどう感じたか、その人たちの暮らしの何が素晴らしいと思ったのか、
自分たちが心動かされた言葉は何だったのか、それらを主観的なフィルターを通して伝える。
その方が読む人に何かを感じ取ってもらいやすいと思ったからです。
これが今の私たちのスタイルになっていて、これからもここは崩さずにやっていこうと考えています。

 

5号、絶賛取材中!

KATALOG5号で取材させて頂いているある工房にて。
KATALOG5号で取材させて頂いているある工房にて。

今現在は、KATALOG MAGAZINE5号の取材途中です。
取材場所は徳島県のとある町。
今までで一番徳島市内から近いエリアです(笑)。
これから夏、秋にかけて取材し、年内の完成を目指しています。
全市町村を取材できるように努力していきたいと考えていますので、
どうぞ、末永くよろしくお願い致します。

そして、今まで取材に応じてくださった皆様、
KATALOG MAGAZINEをお店に設置させてくださるお店の皆様、いつも本当にありがとうございます。
また遊びに伺います。

次回以降は、今まで取材した人たちのことを少しずつ紹介していきます。
どうぞご期待ください。

 

この記事を書いた人

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神山塾生や、地域のキーパーソン、中学校の生徒さんetc…それぞれの地域や故郷への思いを「KATALOG」に綴ってくれています。

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