皆さん、はじめまして。
上田梨加と申します。
私は、大学と連携したスタディーツアーや、各種研修事業の企画運営、コーディネート等を担当しています。
また、現在は海陽町での活動の窓口として、イベントサポートや、研修事業の企画運営にも携わっています。
今回は、そんな海陽町と自分自身の繋がりについてお話します。
海陽町とは
海陽町は徳島県最南端、高知県との県境に位置する町です。
徳島市内中心部から、車で約2時間。
人口約1万人。主な産業は農業、漁業、林業。
タイトルにもありますように、海あり、山あり、川もある、自然の恵みが豊富な地域です。
1年を通じて温暖な気候で、サーフィン、ボディーボード、シーカヤック、ダイビングなどが楽しめる、マリンスポーツのメッカです。
懐かしいまち
私が初めて海陽町を訪れたのは、2014年夏。
その時感じた第一印象は、「懐かしさ」でした。
私は和歌山県の漁師町で生まれ育ちました。
小さいころからベランダで大海原を眺め、学校帰りに近くの森で遊び、夏になると川へ行ったり海へ泳ぎに行くことが日常でした。
そんなことが、海陽町で潮の香りを感じた時に思い出されました。
海陽町ではいろんな人と出会い、いろんな経験をさせていただいています。
例えば、お祭りの参加です。
最初に参加したのが、毎年10月にある「大里八幡神社秋祭り」。
7台の関船やダンジリが砂煙あげて駆け抜ける、勇壮なお祭りです。
従来は引き手は男性のみでしたが、「女だんじり」というオープン参加枠も生まれ、県内外からの参加者も多くいます。
私は生まれて初めてダンジリを引っ張りました。危険と隣り合わせということもあり、正直びくびくしていましたが、地域のみんなで一つの事をする、という一体感の中にいつのまにか包まれていました。
前夜祭では漁師さんのお宅に呼んでいただいて、地元の方と談笑したことも印象深いです。
次の年には、地域の方のお誘いで、生まれて初めて「仮装盆踊り」に参加。浴衣を着つけてもらい、濃いメイクをして、かつらを被った姿で見よう見まねで40分くらい夢中で踊りました。
汗だくになり、濃いメイクがぐちゃぐちゃになったのもいい思い出です。
あるお祭りでは、綿菓子屋さんのお手伝いもさせていただいたり、また別のお祭りでは、鼓笛隊に入れてもらったり。
また、海陽町にはどこに行くか迷うくらい飲食店も多くあります。
地元の人が集う町なかの小さな純喫茶、徳島地鶏・阿波尾鶏を扱うお好み焼き屋さん、海の幸が盛りだくさんの海鮮丼屋さん、新鮮な地魚・地野菜が食べられる家庭的な居酒屋さんなどなど。
そして、海陽町は、日本有数のサーフスポットで、中には世界大会も開かれるような波のポイントもあります。
いい波を求めて海陽町にサーフィン移住される方もいます。
サーファーの方とお話ししていると、海の話になり、実は私の地元は、サーファーの間ではビックウェーブといったいい波がくることで有名だということを教えてもらいました。
恥ずかしながら、まったく知りませんでした…。
海陽町には各地区ごとに多数のお祭りがあります。
「また行きたい」と思える飲食店もいっぱいあります。
サーファーが憧れる魅力的な波のスポットもあります。
しかし、私は地元の事については知らないことばかりでした。
似ているから、だけではない
地元に似ていると感じた海陽町を知れば知るほど、今まで振り返ることがなかった故郷のことを改めて思うことができ、それぞれの良さを再認識することができます。
また、海陽町で地元でやってこなかった地域活動の機会に恵まれたことも感慨深く思います。
地元で積極的に地域活動をやってこなかったことが悪いことなのではなく、ただ、自分自身に「もっと地域を知ろう」という気持ちが生まれ、行動することができたという場所が地元に似ている海陽町だった、その事に意味を感じます。
また、海陽町が故郷の自然環境に似ているという事だけではなく、出会った人々との関係性から、そういった”海陽町を知る”きっかけをいただいているように思います。
まだまだ海陽町については書ききれませんが、初回なので今回はこのあたりで。
今後も、私の目線から海陽町についてだったり、イベントや研修事業の様子もお伝えできればと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。
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