のんば-山姥 × のん × のむ場- | KATALOG
のんば-山姥 × のん × のむ場-

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2017.03.17

皆さま、こんにちは! 渋谷です。

最近の神山町は、天気のいい日が続き、阿川地区の梅の花も満開を迎えました。

あたたかくなってきたと同時に、
スギ花粉も空気が黄色くなるほど飛んでいて、
花粉症の私はくしゃみが止まりません。

今回は、以前ご紹介した「渋谷食堂」の居酒屋編として行った、
私のもうひとつのスモールプロジェクト「のんば」について書いていきます。

 

のんば

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不定期営業の「のんば」。

「のんば」とは、山姥 × のん(私のあだ名) × のむ場 ということ。

山姥では、以前ベトナムコーヒーが飲めるカフェを営業したり、
こんにゃく作りのワークショップをしたり、
「てまひまるしぇ」という神山塾生によるマルシェなどが行われていました。

最近の山姥は、年に数回神山塾のイベントで人が来たり、宿泊のお客さまのみだったため、
「阿川にもふらっと人が集まれる場が欲しい」
「山姥を活用したい」ということから、
山姥のオーナーである中山さん夫妻と昨年の12月に始めました。

中山さんたちと何かを始める時、
「やる」と決めたらものすごいスピードで物事が進んでいきます(笑)。

「のんば」も同様、「やる」と決めてから1週間もしないうちに始まり、
先週の日曜日で第4弾を終えました。

 

その日によって雰囲気も料理も変わる店

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第1弾は12月半ばで年末に向けて忙しい時期でしたが、
講座終わりの神山塾生やものさす塾生、
仕事終わりの近所の方たちが来てくれました。

この日のお品書きは、神山の食材を前日から煮込んだおでん、
岩塩とハーブをすり込んだとり肉ハーブ焼き、
私の出身地・福島の郷土料理のいかにんじんなど。

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この日のお品書き。
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おでん、とり肉ハーブ焼き、とうふにんにく醤油。

「渋谷食堂」の時と同じく、お客さんが来てくれるかと不安でしたが、
18時頃からぼちぼちとみんなが来てくれて、ほっとしました。

少ないメニューなのに、何度もおでんをおかわりしてくれて、
お酒をのんで、それぞれ話をしてゆるりと過ごしてくれていました(笑)。

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第2弾、第3弾、第4弾は、
神山町阿川地区で開催されている梅まつりに合わせて
3週連続、週末に行いました。

今回は梅を見ながら歩いている人たちに来てほしかったため、午前中からの営業。

お品書きは、水餃子、ピザ、大根まん、蒸しパン、
チーズケーキにベトナムコーヒー、梅ジュースなど。
自分たちが食べたいと思ったもの、
得意なものを作っているため統一感はありません(笑)。

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コーヒーセット。ベトナムコーヒーとチーズケーキ。
廃棄予定のドラム缶で作ったオーブンで中山さん手作りのピザを焼く。
廃棄予定のドラム缶で作ったオーブンで中山さん手作りのピザを焼く。
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釜も生地もソースもトッピングも手作りの焼きたてピザ。
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水餃子セット。水餃子、ささみとキャベツのチリマヨ和え、ピクルス。

今回の昼間の営業に合わせて、近所の方から頂いた梅や柿の木でテーブルを作ったり、
ベトナム製の屋台ワゴン並べたりと前回とはガラッと雰囲気も変わりました。
近所の人や梅まつりに来ていた人、梅まつりのイベントの参加者がふらっと寄ってくれたり、
神山町の上分にある
Cafe Brompton Depoのサイクリングツアーの人たちが来てくれたりしました。

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Cafe Brompton Depo のサイクリングツアーの皆さま。この後、張り切って梅干しの種飛ばし大会へ行きました。

さらに、梅まつり期間中には、3~4年前に山姥へ来たことがあるという方たちが
県外や市内から来てくれて、「あの時は……」「懐かしいなー」などと
当時のことを中山さんたちと話し、賑やかな時間でした。

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3年前に香川から山姥を訪れた人たちが、「のんば」の看板をみつけて11名で来てくれました。

 

不便さを試行錯誤で楽しむ

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地元の人たちと丸太ストーブを囲み談笑。

今回、3週連続でやってみて「これからも続けよう」
と思った瞬間が何度かありました。

そのなかでもいちばんは、近所の人が来てくれた時、
帰り際に「また来るけん、定番でやりよー!」と言ってくれたことです。

人が集まれる場所をつくりたくて始めた「のんば」。
近所の人たちにとって、「また来る場所」のひとつとなり、
少しずつでも来てくれたらいいなと思います。

それともう1つ、山姥へ来てくれた人たちが昔の山姥、
阿川のことを教えてくれたということです。

昔の山姥や阿川を知らない私にとっては、昔の話や写真がすごく新鮮で、
営業そっちのけでたのしんでしまいました(笑)。

なによりも、中山さんたちが「今週もやるで!?」
と楽しそうにしてくれていたことが、続けようとつよく思った瞬間でした。

「のんば」は基本的に、外での営業なので、天気には左右されるし、
今の時期は寒いし、お品書きは毎回変わるし……
と不便なことや不確かなことをいろいろと挙げだしたらキリがありません。
けれど、山姥で、中山さんたちと一緒にやることで、それも楽しめてしまいます。

例えば、テーブルやイス、オーブンなどは、薪や流木、
廃棄予定だったドラム缶を使った中山さんたちの手作り。
そして、寒いときには、丸太に十文字を入れて丸太ストーブをつくったり、
差し入れの食材でまんじゅうを作ってきたりとアイディアと行動力が炸裂。

これからも「のんば」は、いまあるものを生かし、
試行錯誤の繰り返しでどんどん変化していく場所をつくっていこうと思っています。

最近は、中山さんたちとお茶をしながら、
次は「のんば」でなにをするかという話で盛り上がります。

「春はあったかくなるし、お花見かなー」

「夏は手作りオーブンでピザにビールやな」

と、これからもわくわくするようなことを考えて、
ゆるーく営業していきます!

4月からは営業日を決めて定期的にやっていく予定です。

また、決まったらFacebookなどでお知らせしますので、ぜひ、あそびに来てください!!

 

《こちらの記事もどうぞ》

スタッフ渋谷のもうひとつのお店「渋谷食堂」の様子。
渋谷食堂−1日限定、開店しました!−

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※来週3月22日(水)のブログ更新は都合によりお休みです。
次回の更新は3月29日(水)の予定です!

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神山塾生や、地域のキーパーソン、中学校の生徒さんetc…それぞれの地域や故郷への思いを「KATALOG」に綴ってくれています。

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