「知る・触れる・食べる」-食から得た気づき-

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ゲスト
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2016.06.09

皆さま、初めまして!
KATALOG WEB 8人目は4月からインターン生として株式会社リレイションの仲間入りをした 渋谷のぞみ です。

初めに私のことを少し知ってもらいたいと思います!
出身は福島県の梁川町です。梁川町は宮城県との県境にあり、人口は約17,000人、盆地のため夏は年に何度か全国最高気温になることもあります。また、特産品は「あんぽ柿・イカ人参・白根万歳」です。
※あんぽ柿:干し柿・イカ人参:松前漬けのイカと人参バージョン・もろこし焼酎

実家は寿司屋です。が、頼まれたら裏メニューとして何でも作ってしまうファミレスのような店です。
高校卒業後、神奈川の大学で栄養学を学びながら居酒屋、お総菜屋、オーガニックレストランでアルバイトをし、休日は友人と食巡り、と 食に関わり続けた大学生を3月に卒業し、徳島へやって参りました!

そんな私の好きなことは、ズバリ「おいしいものを食べること」です(笑)。
なんで好きなのかと考えてみると…
小さい時から実家の手伝いをしていたという事と、両親が「良いものを食べさせたい」と食に気を使ってくれていたことが大きいのかなと思います。
そんな両親は、良い寿司ネタが入ったら味見させてくれたり、忙しい中でも日頃の食事に手をかけてくれたりしていました。何よりも週1回の定休日に「家族で食事をする」ということが私にとって家族と過ごす時間の中で、いちばんの楽しみでした。

また、私の友だちも食べることが好きな人たちなので、会うときはまず食べに行くお店を決めてから日にちや時間、他の行き先も決めていきます。
朝からパン屋さん、お菓子屋さん、カフェ、食堂と1日かけて巡ることもよくあります。
私の生活の中で「人」と関わる時には「食」が欠かせません。

働いている様子。お客様の前で料理の説明中。
働いている様子。お客様の前で料理の説明中。


そんな私ですが、地域の行事などに参加していると地域の方から
「のんちゃん、あんたリレイションで何してるの??」とよく聞かれます…(笑)。

今回はそんな私のリレイションでの働き方について紹介していきたいと思います。

 

私のリレイションでの働き方

リレイションは徳島県神山町を拠点に、地域人材育成事業の「神山塾」や古民家ゲストハウス「山姥」の運営、さらに神山町にあるサテライトオフィス、コワーキングスペースなどの視察ツアーも行っています。
神山に訪れた方々への食事を提供することも食・暮らし担当としての私の仕事です。

神山町を取材後、神山温泉で癒されてからの食事。
神山町を取材後、神山温泉で癒されてからの食事。

写真は、神山塾の取材に来ていただいた日本仕事百貨の中川さんと弊社スタッフが一緒に夕食を食べている様子です。
取材を終えて、神山温泉で疲れを癒してきた中川さんとスタッフは「お腹すいた〜!」と山姥へ帰ってきて、テーブルに並んだごはんをみんなで食べながら「これおいしい!」と言ってくれたり「もうちょっとスパイス効いてる方がいいね」とアドバイスをくれたりと賑やかな夕食の時間となりました。
その後も、好きな食べ物の話、プライベートの話など、仕事から少し離れてゆったりした時間を過ごしてもらえたかなぁと思います。

山菜の天ぷらや鯵のたたきなど。食材はなるべく徳島のもので。
この日提供した料理。食材はなるべく徳島のもので。

次に、こちらの写真は、6月4日に弊社が運営するゲストハウス「山姥」で女性企業家の方たちへランチを提供した時の様子です。
食事は、山菜を中心に神山町、海陽町、鳴門市、など徳島産の食材を使用し、食材自体のおいしさを感じてもらえるように作りました。
当日は、メンバー総出でサポートしてくれたため、食事も時間までに提供でき、「喜んでもらえるかなぁ」とどきどきしながらお客さまの前でご挨拶をさせて頂き、無事、食事会を始めることが出来ました。
初めてのことで不安でしたが、席についてみるとお客さまからは、「おいしいです!」と嬉しい言葉や、好きなものだったのか揚げたお芋を食べた時のふとした幸せな顔が見れたり、と一気に肩の力が抜けてしまいました(笑)。

そして、いちばん嬉しかったのは
「私、人参好きじゃなくてあまり食べないんですけど、今日のは全部食べれました!」
と言ってくれたことでした。
私自身苦手なものが多いことから食事を作る時は「苦手なものをおいしく食べられるように」と工夫するように心掛けていて、食材も自分で食べておいしいと思ったものを使用していたので、その言葉を聞けて本当に嬉しかったです。

今回、手探り状態で進めていく中で失敗したことや変更したことはありましたが、徳島、神山の食材や旬のもの、仕入先を調べたり、プレートやお品書きを自分たちで作ったりとメニュー考案から仕入れ、提供までひと通りをどうにかやり遂げることができました。
全ての行程を一から考えたので、自分で食材や器を選びにあちらこちらへと足を運ぶことができて知らなかった徳島のこと、神山のことを少しずつ知る機会にもなり、徳島に来て2か月、すでに私の中で貴重な経験となりました。

私には取材の対応や神山の紹介など、できないことがまだ多いですが、今後も私の仕事を通して場づくりやほかのメンバーのサポートをしっかり行っていきたいと思っています!

 

受け継いでいきたい『生きる知恵』

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今回の取り組みでメンバー以外に協力してくれたのが「山姥」のオーナーである中山夫妻です。
特に、奥さんのきみこさんには料理の組み合わせや盛り付けに関してのアドバイス、提案などをしていただき、本当にお世話になりました。

ある日、帰り際にきみこさんに相談していたら、
「これええでー!これも食べれるんよ!」「あんた、これ食べてみぃ。」と、すぐに山菜や花を摘んで味見させてくれました(笑)。
さらに、山姥で育っている旬の山菜、季節で変わる筍の種類、などと次から次へと話をしてくれて、その時の会話の中から生まれた一品もありました。
また、きみこさんから
「あんた、この葉っぱとこの葉っぱ、どっちが食べれるか分かるかい〜?」
と聞かれ、 「むむむ…」 となる私(汗)。
「そんなんじゃだめよー、知恵よ、知恵。自分でちゃんと見極めて食べるようにならなきゃ」
きみこさんは笑っていましたが、私はその言葉に納得しながらあることに気づきました。

それは、リレイションに入ってから行った地域、
徳島県の神山町、高知県の大川村、岡山県の玉野市で共通していることは『生きる知恵』ということです。
地域で出会った人たちに、料理の作り方や野菜の育て方を聞いても、帰ってくる言葉は「”適当”なのよね」であったり、「”感覚”かな?」であったり…。

これらは、私がいちばん頭を悩ます言葉だったりします(笑)。
それは、私が適当や感覚で同じ料理を作っても同じ味にはならないし、分量をきっちり計っても同じ味は出せないからです。
地域の人たちは、食材の活かし方を知っていて、少しの工夫や手間があって、組み合わせも無限で、そして何よりもおいしくて…到底敵いません。

それでも私は、その人たちが積み重ねや経験で得た「適当」や「感覚」から身についた『生きる知恵』を、
地域、人を訪ね、同じ時間、空気、会話の中から、自分のフィルターを通して吸収し、
今までのものを受け継ぎながら、私が体感してたくさんのところから吸収してきたものを合わせてもっともっと濃い『生きる知恵』をつくっていきたいです。
そのためにも、まずはそれぞれの地域のおいしいもの、地域ならではの暮らしを 少し先 へつなげていくことからはじめてみます。

今後も徳島での新しい生活から、わくわくしたこと、感じたこと、新たな発見などを私なりの視点、言葉でお届けしていくので、皆さまに少しでもなにかを感じていただけたらと思います!

さっそく、今月も高知県の大川村で「梅収穫・梅酒・梅漬け作り」と梅づくしなイベントがあるので、今から楽しみです(笑)。

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神山塾生やRELATIONインターンシップ生、地域のキーパーソン、中学校の生徒さんetc…それぞれの地域や故郷への思いを「KATALOG」に綴ってくれています。

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