関西学院大学 国際学部・長友ゼミ × 株式会社リレイション × 神山
5月某日。徳島県神山町に、関西学院大学 国際学部の長友教授のゼミ生25名がやってきました。
目的は「神山をフィールドに、地域と人の関係を学ぶ」こと。私たちリレイションは、この1泊2日のゼミ合宿の企画・運営をお手伝いさせていただきました。
DAY 1|知る、聴く、対話する
初日は、神山バレー・サテライトオフィス・コンプレックスでの講義からスタート。
徳島県神山町で長年展開されてきた「神山プロジェクト」について、多様な視点から地域で働き暮らす価値や意味、まちづくりにおける持続可能性の課題などを弊社代表・祁答院弘智より、丁寧にお話させていただきました。
学生たちはノートを取りながら真剣なまなざしで耳を傾け、未来の働き方や生き方について深く考えるきっかけになったようでした。
さらに、神山塾の卒塾生であり、現在はWEEK神山を運営する神先岳史代表にもご登壇いただき、ご自身がなぜ神山に来たのか、そこから何を感じ、どんな日々を歩んできたのかを学生たちに語っていただきました。
講義後の質疑応答では、学生たちが次々と手を挙げ、地域に関わること、働くこと、生きる場所を選ぶこと…それぞれの関心から切り込んでいく様子が印象的でした。
NIGHT|料理でつながる、小さな多国籍村
その夜は、コットンフィールドキャンプ場での宿泊。班に分かれた学生たちは、神山の道の駅で調達した地元食材を使って、パエリアや生春巻きなど多国籍料理対決を開催!
空は大雨、川は荒れ、屋外キッチンは嵐のような状況…。けれど学生たちは笑い合い、濡れながらも料理を仕上げ、食卓を囲みました。
雨音に負けない笑い声と湯気の立ち上る風景に、” 自然と共にある学び ” の姿を見た気がしました。
DAY 2|神山を生きる人に会う
翌日は、祁答院の声がけで快く集まってくださった神山に移住してきた方々に、学生たちがインタビューを行いました。
– なぜ神山に来たのか?
– 来る前はどんな暮らしをしていたのか?
– 地域とどう関わってきたのか?
– 神山の魅力とは?
– 神山塾の経験から今につながったことは?
それぞれの語りの中に、迷いや選択、希望、そして静かな覚悟がありました。学生たちは真剣に耳を傾け、時に笑い、時に深く頷きながら、自分たちの未来を重ねているようでした。
学びの余韻と、感謝の気持ち
合宿の締めくくりは集合写真。皆さん良い笑顔でいい記念になりました。
ちょうどこの日は「神山温泉祭り」が開催されており、学生たちは帰り際に祭りに立ち寄って地域の空気を最後まで味わいます!と帰路につきました。
田植えシーズンと地域行事が重なる忙しい休日にも関わらず、神山のみなさんが快く受け入れてくださり、学生たちの学びを支えてくださったことに、心から感謝いたします。
【あとがき】
私たちは「語る・くつろぐ・記録する」ことを大切にしています。
今回のゼミ合宿では、学生たちが語り、地域が応じ、くつろぎの中で学び、そしてそれぞれの記憶として神山を記録していったように思います。
一過性の「学び」にとどまらず、いつかどこかで、今回出会った問いや風景が、彼らの人生の中にふと息づく瞬間が訪れることを願って。
いつも快く弊社リレイションにご協力いただき誠にありがとうございます。
現在弊社では、新しく「BAMBOO」という地域企業と若者たちをつなぐアプリを開発、運営しています。「リアルで繋がる仮想のまち」というコンセプトのもと、ひとづくり・まちづくり・なかまづくりをオンライン上でも広げています。
協賛企業の皆さまのおかげで、このように若者への研修が成り立っています。
あなたもぜひ「なかま」になりませんか。会員登録無料です。協賛企業さまも随時募集中!
お気軽にお問合せください。
より多くの方々に地域で学び挑戦するきっかけのきっかけを創れますように。
この記事を書いた人
中岡 直子
徳島生まれ徳島育ち。神山塾16期を経てRELATIONスタッフに。 銀行勤務が長く、前職は製薬会社でMR。 3人の母でそろそろ子育てから解放予定!!今までは誰かのために生きてきたけれど、これからは自分を大切に、大好きな人達と居心地のいい場所で、毎日ご機嫌に過ごしていきたいと思う今日この頃…。アシスタントとして代表を支えられるように日々頑張っています。
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