KATALOG WEBをご覧の皆さま、こんにちは。
リレイション横浜スタッフの澤田です。
今回は、先日参加させていただいた千葉県にある株式会社拓匠開発さんの施設見学のレポートを書きました。
拓匠開発さんは、行政と連携して千葉公園を舞台に、新しい「人と人とのつながり」「モノ」「コト」をプロデュースしている企業です。
今回の記事では、その取り組みについてご紹介させていただきます。
百聞は一見に如かずと言いますが、見て聞いてとてもワクワクする旅でした。
この記事を通じて、少しでもそのワクワクが伝わるといいなと思います。
拓匠開発とは?
拓匠開発さんは主な事業として、戸建の街づくり、不動産開発・宅地造成業、リノベーションなどを行っている企業です。
今回実際に拓匠開発さんが作った住宅見学をさせていただきましたが、どの家もこだわり抜かれた設計となっていて、本当に住んでみたくなる心地よい空間ばかりでした。
また、住宅そのものだけでなく、紹介の仕方もとてもユニークです。
「平屋びと」という平屋住宅のモデルハウスを運営されているのですが、そのコンセプトは「日本一ハードルが低いモデルハウス」というもの。
普通のモデルハウスはただ住宅の見学ができるだけの施設だと思いますが、「平屋びと」は違います。
誰もが気軽に利用でき、併設しているパン屋さんの美味しいパンを中で食べながら、実際に平屋の空間でくつろげるスペースがありました。
昔からそのまちに住まれている人と、新しく住む人の垣根がなくなる場として工夫された温かみのある施設でした。
画期的なまちづくり
今回特に注目したいのは、拓匠開発さんが新しく取り組んでいる千葉公園周辺のまちづくりの取り組みです。
ここからは、新しい価値を生むために工夫されたさまざまな施設をご紹介します。
小さな森のツリーハウスカフェ
拓匠開発さんがプロデュースするコミュニティスペース「椿森コムナ」。
ここでランチをいただきました。
JR千葉駅徒歩9分、千葉公園の目の前の住宅街に残された小さな森には、ツリーハウスやキッチンカーがあり、子どもから大人までが楽しめる絵本の世界のようなスペースでした。
「人と環境にやさしい街」を目指し、拓匠開発さんが取り扱う廃屋や建築現場の残材、既存樹木といったものを有効利用して製作されたそうです。
まるで秘密基地のような空間に魅了され、この後もどんな施設が待っているのかとても楽しみになりました。
新しい価値を刻み続ける場所
こちらは閉館した5階建のビジネスホテルを全面改装し出来上がった 「the RECORDS (ザ・レコーズ)」。
千葉公園を盛り上げ、散策ついでに気軽に立ち寄れる場としてオープンしました。
the RECORDSという名称には、「かつての記憶を引き継ぎ、日々の記録を伸ばしていく」などの思いが込められ、実際に屋内駐車場だった頃の白線を残したり、客室の案内板を再利用したりしてホテルの記憶が継承されているようでした。
1階部分は天井から吊り下げられたドライフラワーが印象的で、千葉公園との一体感を演出しているそう。デリ、バー、コーヒーショップなどが入っていました。
そしてバーにはなんと神山ビールが!!
以前、拓匠開発のみなさんが神山視察に訪れた際、気に入ってその場で仕入れてくださったビールがさっそく販売されていて、みなさんと一緒に千葉でも神山ビールで乾杯することができました。
客席の中央にはDJブースも設けられていて、月に一度音楽ライブも行われているそうです。
その後ろの壁には「PEACEFUL CHAOS」の文字が。
老若男女、様々な個性を持った人たちが混じり合い、満たされ、影響しあい、認め合う空間。カオスから生まれる、本当の人の和を、この街の新しい価値として刻み続けています。
2階は、拓匠開発さんの住まいを購入されたオーナー様専用のラウンジ。
千葉公園を望む大きな窓とゆったりとしたソファーが印象的な、落ち着きを提供する空間でした。
3階と4階は拓匠開発さんのオフィス。至るところに見るだけでやる気が出るようなポジティブワードが散りばめられていました。
また、二代目工藤社長の社長室も「楽屋」と書かれており、そのような一つ一つの言葉の言い回しの工夫が素敵だなと思いました。
このように既存の建物をフル活用して、これまでの「記録」を残しつつそこに新しい価値を吹き込むthe RECORDSという場所にとても感銘を受けました。
千葉公園周辺エリアの価値向上
その他にも、「 YohaSアリーナ〜本能に、感動を。〜」という名称の新千葉公園体育館が併設。
「YohaS(ヨハス)」とは、大賀ハスをテーマにした夜のアートフェスのことで、千葉市が推進している「夜間の経済・文化活動の振興」につながるものとして発足しました。
2018年の開催以来、観客数を順調に伸ばし続け、千葉市のシンボルフェスとして成長を続けています。
驚いたのが、ここにも拓匠開発さんの経営理念である「本能に、感動を。」の文字が。サブタイトル付きのアリーナは世界初だそうです。
「千葉公園体育館」「千葉市武道館」「千葉中央コミュニティーセンター体育施設」の既存の3つの機能を集約し、千葉公園内に新体育施設としてオープン。
今後、これまで千葉公園になかった駐車場もできるようで、これまで以上に人が集まりやすい環境が整いつつあります。
また、このアリーナの目の前にあったのが、リノベーション・ショールームとして使われている築50年の古民家。
現在は、不動産のオフィスとして利用されていますが、2024年からは千葉公園の利用者のための施設としてリニューアルされる予定だそうです。
本当はこれ以外にも、今はまだ公にはできないさまざまな構想があることを伺いましたが、それは今後のお楽しみに!
今回ご紹介できたのはほんの一部ですが、千葉公園周辺が劇的に進化する計画をたくさん教えていただき、また訪れたくなりました。
心に残る言葉
今回、社員スタッフのみなさんのパワフルな熱量にたくさんの刺激と活力をもらった私ですが、中でも心に残った言葉がありました。
それは、「自分がどう稼ぎたいかが先にくるとビジネスは上手くいかない」
「相手にとって何が幸せか考えた先にビジネスがある」ということ。
一見当たり前のように感じるかもしれませんが、副業などが流行る現代、「自分が何で稼ぐか」がどうしても先にきてしまう傾向にある世の中で、あらためて大切なことを教えていただいたような気がします。
「相手にとって何が幸せか。」
拓匠開発さんのまちづくりは、そのまちに住む人の幸せを一番に考えているからこそ、そこからさまざまなアイディアが生まれているのだと思います。
その想いがあのワクワクする空気感を生み出しているのではないでしょうか。
成田空港やディズニーランドで馴染みのある千葉県ですが、これからが熱い千葉公園周辺にもぜひ立ち寄ってみてくださいね。
この記事を書いた人
澤田千尋
横浜スタッフ。神山塾9期を経てRELATIONの歌う広報担当。地域のよさや出会った人たちの魅力を発信しながら、これからの時代を生きるためのヒントをお届けします。シンガーソングライターとしても活動中。RELATIONと共に全国ツアーするのが夢!
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