2021年11月16日に徳島県JA会館にて、求職者向けの第2回就職氷河期活躍支援セミナーを開催しました。
講師はリレイション代表の祁答院で「社会人基礎力養成講座」 をテーマにお話しました。
この記事では当日のレポートをお届けします。
以下の動画では、講演全編をご視聴いただけます。
レポートとあわせてぜひご覧ください。
◆就職氷河期世代活躍支援セミナーとは?
徳島県の就職氷河期世代(概ね35歳以上55歳未満の方)が社会で活躍することを支援する事業として、就職氷河期世代の求職者の方と、この世代の雇い入れを検討している企業の方、それぞれに向けたセミナーを開催しています。2021年度株式会社リレイションが徳島労働局より「就職氷河期世代活躍支援都道府県プラットフォームを活用した支援」事業として委託され実施しています。
社会人基礎力とは?
以前より神山塾の紹介などでもご紹介している社会人基礎力。
◆社会人基礎力とは?
「社会人基礎力」とは、「前に踏み出す力」、「考え抜く力」、「チームで働く力」の3つの能力(12の能力要素)から構成されており、「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」として、経済産業省が2006年に提唱しました。
参考リンク:社会人基礎力について|経済産業省
社会人基礎力の3つの力については経産省の資料にわかりやすくまとまっていますが、さらにコメントを付け加えてご紹介しました。
・前に踏み出す力
指示待ちにならず、一人称で物事を捉え、自ら行動できるようになることが求められている。
⇒与えられた役割をまっとうしたうえで、その先に自分らしい提案を主体的に行うこと。
・考え抜く力
論理的に答えを出すこと以上に、自ら課題提起し、解決のためのシナリオを描く、自律的な思考力が求められている。
⇒「私」にとって都合の良いシナリオ(ストーリー)を考えるのではなく、「私たち」(会社組織や地域など)という視点が必要。
・チームで働く力
グループ内の協調性だけに留まらす、多様な人々との繋がりや協働を生み出す力が求められている。
⇒常に自分の意見を整理し、わかりやすく伝えようという意識が大切!
社会人基礎力は2017年に「人生100年時代の社会人基礎力」としてアップデートされました。
従来の3つの能力を基礎として、能力を発揮するにあたって、自己を認識してリフレクション(振り返り)しながら、目的、学び、統合のバランスを図ることが、自らキャリアを切りひらいていく上で必要と位置づけられています。
変化の激しい時代、必要なスキルなんて変わっていくんじゃないの? と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
でも、建物も柱と土台がしっかりしていればどのようにでも「リノベ」ができるように、人間や仕事においても、基礎力が身についていれば社会の変化に対応していくことができるのではないかと考えています。
選択・決断は直感的に、思考・行動は論理的に
「選択・決断は直感的に、思考・行動は論理的に」
これは、祁答院が大切にしている考え方です。
普通は、選択・決断するときはいろいろと情報を吟味して、損しないためにはどうしたらいいかを考えますよね。
そしていざ行動するとなったらあとは勢いで……というパターンが多いのではないでしょうか?
しかし、予想もできない変化が起きている今の時代、考えて正しい答えが見つかることばかりとは限りません。
自分の素直な気持ち、性格や好き嫌いなどが詰まっている「直感」で決め、決めたことに対しては論理的に、専門的な知識なども駆使して行動していくという戦略が必要だと思います。
では直感的に決断できるようになるためにはどんなことが必要なのか……?
そちらは本記事冒頭でご紹介した講演全編を収録した動画をご覧になってみてください。
ほかにも、これからのキャリアをデザインするうえでのヒントをいろいろご紹介しています。
ぜひご覧になってみてください!
2022年2月にも求職者向けセミナーあります!
講師は1級キャリアコンサルティング技能士の瀬尾ふみさんです!
キャリアについて考えるきっかけの1日として、ぜひご参加お待ちしております。
参加申込用のPeatixはこちらです。
https://ktyk06.peatix.com
ぜひご参加ください!
この記事を書いた人
西川 萌子
東京常駐スタッフ。2018年にキャリアコンサルタント資格を取得し、神山塾生のキャリアコンサルティングも担当。最近、サーカスの曲芸を練習する機会があり、皿回しができるようになりました。次はジャグリングボールにチャレンジしようと目論んでいます。
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