皆さん、こんにちは。
すっかり秋めいてまいりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
昼夜の寒暖差に戸惑い、服装に困っている青木です。
今回お届けするのは、リレイション事務所周辺に存在する、魅力的な“場所・人”をご紹介する「ご近所かたろぐ」第二弾です。
前回の私の投稿の最後にちらっと予告させていただきましたが、ご紹介させていただく場所は「蔵本BASE」から目と鼻の先にある老舗のBARです。
Door to Door
向かうのは、蔵本BASEからドアを2つ隔てたその先にある「クライネ・ヒュッテ」。
そうなんです。蔵本事務所の真横に位置しているお店なのです。
ご近所さんというよりお隣さんといったほうが正しいかもしれません。
仕事終わりに「生ビールが飲みたいな~」と思ったら、ドアからドアへ移動すればわずか数秒で叶ってしまうこの距離感。何と魅力的なのでしょう。
ドイツ語で「小さな山小屋」という意味のこのお店。一歩足を踏み入れると心地良いJAZZがお出迎えしてくれます。
この日頼んだ最初の一杯はギネスビール。
ギネスビールの缶に小さなボールが入っていること、そしてその理由を教えてもらったのがこのお店でした。
ボールの正体はフローティング・ウィジェットというもの。
缶を開ける際に圧力差でボールに穴が空き、空気が噴出することにより、微細な泡が発生する仕組みになっているそうです。
普通のビールは時間が経てば経つほど、泡がなくなっていくのに対し、ギネスビールは時間が立つほどクリーミーな泡立ちとなるのが特徴です。
「努力しなかったから、店を続けることができた」
マスターの堀さんがお店を始めてから約35年という月日が経ちます。
お店を続けてこられた秘訣を尋ねたところ、掲題の「努力しなかったから」という言葉が返ってきました。
まさかの言葉に二度見ならぬ、二度聞きしてしまいそうになりました。
そして、続けて言います。「刹那的だからね。その時その時を懸命にやってただけ」と。
その言葉を聞いて、ますます「努力って何だろう?」と思ってしまうのでした。
だって、めちゃくちゃ格好良いじゃないですか、刹那的に一瞬一瞬を懸命にやるって。
一般的にはそれを努力と呼ぶと思うのですが、マスターはそれを努力していると捉えず、
「ただ続けてきただけ」と言います。
そう思いながら30数年続けられる人がどれだけいるのだろう。
それでも「努力しなかったから」と言い切ってしまうことに、ただただ感銘を受けます。
そして奥さんの幸恵さんにお話を振ると、
「この人はA型だから、考えて考えて、考えすぎてしまうんですよ。そういう時に話しかけたら怒られるから、そっとしておく。でも何かし始めたら、端のほう持っときましょうか? ぐらいの感じでサポートするんです」という答えが返ってきました。
お二人の長年の関係性が垣間見えるような、これまた素敵な言葉。
こんな風にそっと見守りながら支えられる夫婦関係って良いな~、素敵だな~、とお話を伺いながら一層お酒が進んでしまうのでした。
これからのRELATIONSHIP
蔵本に事務所を構える前から、何度かお店を訪れたことがありますが、
その時は特にお話をすることもなく、お店とお客という立場上の会話しかしてこなかったように思います。
今夏よりご縁があり、お隣さんになったことで会話も増え、こうしてたまに飲みながらお話をさせていただくようになりました。
お酒を飲める年齢になってから早10年。
とはいえ私にとって一人BAR飲みは未だにハードルが高いことだったのですが、お隣さんという関係になり、また親しみやすいお二人のおかげで一人BAR飲みも可能になったことが、実は密かな喜びです。
時には、お隣さんならではのこんなお願いが。
「窓拭き掃除する予定ある?」
なんでもお店が2階にあるため、外側の窓掃除がなかなかできず、困っていたそう。
平均年齢30歳前後のリレイションの出番です(笑)。
年末までにハシゴと命綱を調達しての窓拭き掃除決定です。そして年末といえば忘年会。
今年のリレイション忘年会はドアを開放して、フードは蔵本ベース、ドリンクはクライネ・ヒュッテさんで注文という形にして沢山の方をお招きしたいな~と目論んでいたら、快くOKのお返事をいただきました。
東京から西川、北海道から三村も集い、久々のリレイション全員集合となりそうです。
リレイションが掲げている目標のひとつ。“30年後もワクワク暮らす”。
まだまだ遠く及びませんが、お隣の大先輩からこれからじっくり学ばせていただきたいと思います。
ゆっくりとお酒を嗜みながら…。
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クライネ・ヒュッテ
徳島県徳島市蔵本町1丁目4-1 川崎ビル2F
19:00〜27:00
定休日:月曜日
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この記事を書いた人
青木 詔子
神奈川県横浜市出身。神山塾5期、リレイション本社を経て、2019年春からは北海道浦幌町と故郷・横浜の二拠点生活に。社員の中では一番古株、一番口下手。でも人と話すのは好きで、お酒を与えるとご機嫌におしゃべりします。旅先のスリランカでセイロンティーに魅せられ、現在紅茶の修行中。
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