こんにちは。徳島大学4年、インターンスタッフの小松です!
段々と気温が上がってきていますが、皆さんは暑さで体調を崩されていませんか?
この時期は湿度が高いうえに気温も上がるため、日中は外に出ないようにしたいですね。
そんな梅雨時期の日本から逃げるためではありませんが、先日、代表祁答院と僕は一週間程度の休みをもらい、
フランス・イタリアへ行ってきました。
本日のKATALOG WEBでは、その海外での体験と感じたことを記したいと思います。
今回の旅には、児島英志さんという方も同行しくれました。10年以上前より、祁答院が公私ともに信頼している親友のひとり。イベントや農作業を手伝ってくれる心強い存在です。
そんな仲のふたりが、EURO2016(欧州サッカー選手権)を一緒に見に行くことが今回の旅の目的。
しかし、それだけではもったいないので、フランス・イタリアの各地を巡ることにしました。
古きモノの良さ
この旅は、移動に移動を重ねながらフランス3泊4日、イタリア3泊4日の日程。
フランスでは、パリ市内、モンサンミッシェルを訪れ、イタリアでは、ミラノ、ボローニャ、ヴェネツィアを巡りました。
ヨーロッパの都市部を観光していると、道の両側に古い建物が並んでいて、石やレンガを用いた建築は横にも縦にも大きく、この建物を建てた人たちの労力と時間に尊敬の念を抱かざるをえないほど壮大なものでした。
何よりも、建物の外壁は崩さずに内装だけを変えて飲食店やホテル、ショップとして使っているところに古い建物に誇りを持って暮らしていることが伺えました。
彼らの姿から、古き良きものを残すことに価値があるのだと再認識。
建物に見とれつつ歩いていると、驚かされたものが道路脇に停まっている車の列。
一言で言ってしまえば路上駐車なのですが、その間隔の狭さに思わず「これどうやって出すん!?」とツッコみを入れてしまいました(笑)。停めることも至難の技ですが、出すことはなおさら難しそうです。
車を出す人のことは、考えているのだろうか。。と思いながら異文化の世界では面白い発見もありました。
観光地”ではない”ミラノの楽しみ方
たくさんの観光地を訪れた旅行だったのですが、その中で最も印象深い体験ができたのは、イタリアのミラノで過ごした時間です。
ミラノでは、カリンさんという友人が案内してくれました。カリンさんは、イタリアのフォトグラファー。
数年前に撮影活動のためにミラノから徳島を訪れていた時に、弊社が徳島県内を案内したことがきっかけで交流を深めていました。
今回は、その逆でカリンさんにお世話になることに。
ミラノ市内の観光名所である「ドゥオーモ」という大聖堂や、ミラノのお洒落スポット「ディエチ・コルソコモ」というショップ、現地のスーパーマーケットなどに連れて行ってもらいました。また日本ではなかなかありませんが、ある工場でストライキが行われて、そこの従業員達が音楽イベントを開催するらしいからと急遽見に行くことにもなりました。
移動にはバスと路面電車が便利で、24時間乗り放題のチケットが4,5ユーロ(約550円)と公共交通が安くて生活するには便利だなという印象。
ミラノで過ごした1日目の夕食には、アペリティーボというドリンク一杯(6〜10ユーロ)を頼むとブッフェが楽しめるスタイルの飲食店へ。
このアペリティーボという形式は、イタリアの中でもミラノ発祥らしく大勢の若者で賑わっており、地元で流行っている文化だそう。これで僕も少しはミラノ通になれたはずです(笑)。
カリンさんの自宅では家庭料理を作ってもらい、自家製のジャムやオイル漬けのトマトなど、イタリアの食でもてなしてくれました。
その中でも絶品だったのは、「本場の味を食べさせてあげる!」と言って作ってくれたカルボナーラ。
イタリアでカルボナーラは、さっと作れる簡単な家庭料理として作られているそう。
調理手順も単純で茹でて、クリームソース(チーズ、卵、オリーブオイル、塩胡椒)をボウルの中で混ぜるだけ。
いつも日本食ばかりで普段は口にしない料理のはずなのに、なぜかホッとしたあたたかい気持ちにさせられました。
何気ない日常の暮らしを体験する
今までの僕にとっての観光は、「非日常」を体験することでした。
けれど、ミラノで過ごした時間の中で町に住む人たちの「暮らし」や「生活」を体験することにこそ価値があり、
『「日常」を味わうことも新しい観光といえるのではないか』と旅を終えて思うようになりました。
このように僕が感じたということは、海外から日本に来る人たちの中にも「日常的な生活を体験したい人」や「暮らしを楽しむ旅がしたい人」がいると思います。
本当の意味でその地域の暮らしや文化を知るには、住んでみないとわからないのかもしれません。
けれど、短期間でも地域の暮らしを楽しむことはできると思います。
偶然にも弊社が運営するゲストハウス山姥は、「試住」がコンセプト。
今回感じたことを、泊まりに来られた方にも感じてもらえるようにゲストハウスの運営に活かしていきたいです。
この旅では、改めて何気ない日常の魅力を再確認することができました。
これからもこのKATALOG WEBを通して、足元にある暮らしをしっかりと捉えた、地域の情報を伝えていこうと思います。
この記事を書いた人
小松 輝
1994年生まれ、徳島県出身。浦幌町担当スタッフ兼、KATALOG編集長。大学2年生の冬にRELATIONと出会い、大学卒業とともに浦幌町へ。総合旅行業務取扱管理者の資格を活かして、2019年春から旅行業をスタートさせます。いじられるのが好きで笑い上戸。何かとよく笑います。
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