【EVENT REPORT】浦幌サマーワークショップ

【EVENT REPORT】浦幌サマーワークショップ

三村 直輝
三村 直輝

2016.09.01

こんにちは!
北海道十勝・浦幌町に移住して早くも3ヶ月のなっきーがお送りします。

十勝は「十勝晴れ」と呼ばれるほど晴天の多い場所であるはずなのですが、今年は異常なほど悪天候が続きます。加えて、台風が9年ぶりに北海道へ上陸。さらにさらに、観測史上初めて3つの台風が北海道を襲いました。

そんな中、8月21日-8月27日に『浦幌サマーワークショップ』を開催しました。本日はワークショップの様子をレポートしていきます!

 

ワークショップ開催に至った経緯

昨年の広報誌表紙。
昨年の広報誌表紙。

昨年リレイションが開催した「Learning Journey in URAHOROCHO」という2泊3日の地域滞在型研修をきっかけに今回のワークショップを行いました。
「Learning Journey in URAHOROCHO」とは、浦幌町の取り組みや町のことを多くの人に知ってもらうための研修で、まちづくり事業の説明に始まり、林業や酪農、漁業の体験。
夜には交流会を開催し、町民の方から様々な話を聞くなど、参加者の方々には多くの体験を通して、町の魅力を感じてもらいました。

しかし、課題として研修でインプットはあったもののアウトプットをする場がありませんでした。
やはり、体験や経験から気づいたことを決断や行動に移すことで成長につながるとぼくたちは考えています。

昨年の反省を生かし、今年は目標を設定し、インプットからアウトプットを行う研修内容を実施しようと決め、『浦幌サマーワークショップ』と題し一週間の「Learning Journey in URAHOROCHO」を行いました。

 

『浦幌サマーワークショップ』開催!

ワークショップ開催地である廃校(旧常室小学校)。
ワークショップ開催地である廃校(旧常室小学校)。

今回のワークショップテーマは、「浦幌町に一週間滞在して、旧常室小学校の再生案を考えよう!」というものでした。受講生は、建築系やデザイン系の学生や社会人が、関西や関東から14名ほど集結。そして、建築家やデザイナーなど5名の講師陣をお招きしました。

町中散策。浦幌町中心部が一望できる場所。
町中散策。浦幌町中心部が一望できる場所。
日本一の敷地面積を持つラズベリー農園見学。熱心に耳を傾ける受講生。
日本一の敷地面積を持つラズベリー農園見学。熱心に耳を傾ける受講生。

まずは町中を散策したり、浦幌町の産業を見学してもらいました。

 

プレゼンの準備をする受講生。
プレゼンの準備をする受講生。

見学や体験を通して浦幌町のことを知ってもらい、
それを元に廃校をどう活用するか4グループに分かれて考えていきます。グループのチーム名もチーム内で議論。

最終プレゼンテーション。約50人が集まる。
最終プレゼンテーション。約50人が集まる。

そして最後には、町民の方に向けて廃校の再生提案をプレゼンテーション。

4グループの発表内容をご紹介します。

チーム「New Wave」の一部プレゼン資料。
チーム「New Wave」の一部プレゼン資料。

チーム「New Wave」は、浦幌町は食料自給率が2900%あるにも関わらず、
浦幌の食材を食べる機会が少ないことを課題としました。
解決策として、【シェフ・イン・レジデンス】と題し、
常室小学校にシェフを目指す人を呼び、浦幌町の食の発信地にすることを提案。

チーム「カレーライス」の一部プレゼン資料。
チーム「カレーライス」の一部プレゼン資料。

チーム「カレーライス」は、浦幌町は車社会であり、町中で出歩く人が少ないことを課題としました。
解決策として、【さんぽ小学校】と題しウォーキングやドッグラン、
自転車などのコースを作り、人と町をつなげる場を提案。

チーム「藤林学級」の一部プレゼン資料。
チーム「藤林学級」の一部プレゼン資料。

チーム「藤林学級」は、浦幌町は林業が盛んだが木材の9割が関東へ流れたり、
学校教育に林業が上手く取り入れられていない現状を課題としました。
解決策として、【木工体験工房】と題し、木工職人に学生が教えてもらえるような複合施設を提案。

チーム「兵」の一部プレゼン資料。
チーム「兵」の一部プレゼン資料。

チーム「兵」は、浦幌町は教育に力を入れていることや浦幌町の産業を知り、
教育と体験を一堂に集めた場所がないことを課題としました。
解決策として、【浦幌体験型施設】と題し常室小学校で暮らして、
遊んで、作って、寝るといった体験を通して多くの出会いを生む場を提案。

一週間という短い期間の中で、廃校を提案することは大変だったと思いますが、みなさん良いアイデアをどんどん出してくれました。
建築やデザインを専門としている受講生は、絵が上手で、町民の方にとって受講生がどう廃校を活用したいのかがイメージしやすかったのではないかと思います。

最後の夜はBBQ。一週間の思い出話に話が尽きません。
最後の夜はBBQ。一週間の思い出話に話が尽きません。

最終プレゼンテーションの後には、町民の方の倉庫を借りてサヨナラBBQ。
たくさんの町民の方のサポートあってのワークショップでした。

 

地元の方との交流から見える可能性

的確なお母さんの指示のもとお手伝いをする受講生たち。
的確なお母さんの指示のもとお手伝いをする受講生たち。

今回のワークショップでは寝食を共にする合宿スタイル。
受講生にとって「はじめまして」が多い中で、手っ取り早く仲良くなれるのは合宿形式だろうという安易な考えです(笑)。
地元のお母さんにもお手伝いいただき、美味しい夕食をみんなで食べました。
宿泊場所は公民館のような場所で、受講生が朝や夕方に出入りしていると通りがかかった地元の方との交流が始まったりします。
また、お風呂は銭湯を利用したのですが、その際もフロントの方と自然と交流が生まれていました。

このように今回だけに限らず、地元の方と一時滞在の方との交流人口が増えることで、
地元の方にとっては新鮮で受け入れる体制を考えるきっかけになったり、
一時滞在の方は浦幌町のことをより深く知ることができ、移住のきっかけにつながることもあると思います。

 

ワークショップを通して感じたこと

受講生から出た再生提案も参考にしながら、これからの常室小学校の利用についての協議が始まります。
受講生が浦幌町で感じた課題を聞いた町民の方も、同じような課題を感じているとおっしゃっていました。
少しでも多くの方に常室小学校が利用されるような使い方を、考えていきたいと思います。

また、昨年の課題であったアウトプットを行うといった点では、課題を見つけ解決策をプレゼンテーションで発表すると言った部分で達成されました。受講生の中には「来年もあれば参加したい」といった声も聞こえ、満足度の高いワークショップだったことが伺えホッとしています。

来年度は滞在期間1ヶ月の「Learning Journey in URAHOROCHO」を予定しています。また、KATALOG WEBでもご案内しますので、興味のある方は是非とも参加してください。

関わってくださった方すべての方に感謝です。ありがとうございました!

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【EVENT REPORT】浦幌サマーワークショップ

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参加申し込み・お問い合わせ

質問・不明な点など気軽にお問合せください。

受付は終了しました

この記事を書いた人

三村 直輝

三村 直輝

広島県広島市出身。農業で若者を元気にするNPOに出会い、地域と若者をつなげることを生業にすると決意。神山塾7期を経て、北海道十勝・浦幌町の廃校カフェ(TOKOMURO CAFE)を運営。カフェをコミュニケーションツールとして、地域の魅力を発信していきます。

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