KATALOG WEBをご覧のみなさま、こんにちは。
神山塾第9期の運営を担当している穴井です。
9月4日より今年度の神山塾の活動がスタートしました。
今回も、全国各地から多様なメンバーが集まり、元気に活動をしています。
7月度の採用活動から9月度の活動までを振り返りながら、
穴井が感じたことをご紹介します。
目に入れても痛くないとはこのこと
徳島県より地方創生人材育成事業を受託して運営している神山塾。
今年度は4月下旬の県への申請からコツコツと準備を進め、
7月より本格的に採用活動を開始しました。
幸いなことに、定員を大きく上回る数のご応募をいただき、
インターネット通話による面談や1泊2日で神山町を訪れる「お試し神山塾」を通して、
たくさんの方と交流することができました。
たくさんのご応募をいただき、嬉しい悲鳴を上げながらも、採用活動は困難を極めました。
わたし自身も採用活動は初めての経験で、
何を軸にすべきか、男女比のバランスはどうするか、
応募してくださる方にどんな質問を投げかけるのか……。
試行錯誤を繰り返しながら、最終的には自分の直感を信じ、
「わたし自身が背伸びをせずに、接することができるかた」を採用しました。
ご応募してくださった方みなさまに、
神山塾のプログラムを体験していただきたいのですが、
まだまだ受入れの仕組みが整っていません。
今年度は、12名の定員に採用できなかった方や、
タイミングが合わずに応募できなかった方、
神山塾のプログラムを体験したい方たちを対象に、
9期生に期間限定で合流する「お試し神山塾」を不定期で開催する計画です。
開催の際は、リレイションのFacebookページなどでお知らせしますので、
ぜひ参加をご検討ください。
そんな経緯を経て集まった神山塾第9期生たち。
活動中に冗談混じりで、ときどき質問されます。
「どうしてわたしを採用したんですか?」
「採用してミスったな、って塾生はいますか?」
誰ひとりとして、採用して失敗したな、と一瞬でも思った人はいません。
全員、目に入れても痛くないくらいに思っています(笑)。
自信と覚悟と責任をもって、5か月の間、プログラムに取り組みたいと考えています。
自分たちから地域に入り込んでいくデビューイベント
去る9月22日(金)に9期生のデビューイベント「秋のはじまりパーティ」を開催しました。
今期の神山塾がはじまってから、
まだ2週間しか経過していない時点で準備を開始しました。
開催まで1週間しか準備期間がありませんでしたが、
企画・運営面はすべて塾生に任せました。
わたしからの要望は一点だけ。
「自分たちから地域に入っていく、ご挨拶の機会にしたい」
これまでは「神山塾歓迎会」という名称で、
開講の初月に神山町に関わるかたたちとの交流会を開催していました。
もちろん、神山町内の方たちに温かく歓迎していただけることは幸いなことです。
ですが、今回は「能動的に地域に入っていく」という姿勢でやりたいと思っていました。
運営・調理・広報と役割分担され、チームワーク良く準備が進んでいきました。
土地勘がないと、なかなか難しい広報活動だけ序盤に補助をしましたが、
開催前日には、私も行ったことのない所に積極的に飛び込んでいき、
新しい関係性を構築していきました。
メールやSNSなどで、情報を拡散できる現代ですが、
招待状を作成し、直接お声掛けしていったことが奏功し、
当日は78名もの方にお越しいただくことができました。
ほとんどの方が、招待状をきっかけに来てくださったらしく、
地域で活動していくうえで、
顔の見える関係が重要であることを改めて学ぶことができました。
不思議な神山塾の時間
神山塾とは不思議な時間です。
わたし自身も7期生として、一昨年度に参加したのですが、時間の感覚が狂います。
あたらしい経験が連続するためか、
今期の塾が始まってからまだ1か月しか経過していないにも関わらず、
塾生たちとは、ずっと前からの知り合いだったような感覚になっています。
今年度、塾生たちにも伝えているわたしの目標があります。
「自分らしさを大切にして、個性を思い切り出せる場づくり」です。
慌ただしい生活のなかでは、自分らしさとは何か、
ゆっくりと考える時間がなかなか取れないかもしれません。
わたし自身も知らない間に、自分のなかに自分らしさとは異なる、
ズレのようなものが生じることがあります。
そのズレが何なのか、どうやったらズレを正すことができるのか。
神山塾のニュートラルな時間のなかで、
塾生たちが少しでもズレをチューニングするコツをつかむことができるようになれば幸いです。
のびのびと個性を発揮して、
地域を舞台にあたらしいことに挑戦し、体験し、
自分の糧にしていく塾生たちを見ていると、わたし自身も刺激になります。
どうか、まだまだ未熟な神山塾生たちの成長の様子を温かく見守りください。
最後になりましたが、神山塾に関わるみなさま、
考えるよりも先に行動するほど活発で、元気な塾生たちです。
ご迷惑をおかけすることもあるかもしれませんが、
温かい目で見ていただき、時には厳しいご指導ご鞭撻のほど、
よろしくお願いいたします。
▶神山塾第9期のFacebookアカウント
日々の活動の様子をご紹介します。
よろしければ温かいご声援をお願いします。
この記事を書いた人
穴井 祐介
大分県出身の九州男児。古い価値観や既存の枠組みから脱却し、時代の先端で生きることを目指しています。神山塾を通して得た経験を他の地域で活かすべく、2019年から愛媛県西予市にてエリアマネジメントに挑戦。大分のカボスと徳島のすだちの板ばさみにあっていましたが、これからはみかん推しでいきます。
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