【EVENT REPORT】リレイション代官山オフィス開設記念トークイベント〜地域をつなぐ多拠点ワーク〜

【EVENT REPORT】リレイション代官山オフィス開設記念トークイベント〜地域をつなぐ多拠点ワーク〜

西川 萌子
西川 萌子

2016.10.27

みなさん、こんにちは。

今回は、リレイション唯一の東京常駐スタッフである西川が、
先日開催した「リレイション代官山オフィス開設記念トークイベント〜地域をつなぐ多拠点ワーク〜」のイベントレポートをお送りします。

そもそも、「代官山にオフィスができた」ということ自体が、KATALOG WEBの読者の方には驚きだと思うので、まずはそれについての説明を少し。

6月から東京でリレイションの仕事をすることを選んだ私ですが、
東京には当然リレイションのオフィスはないので、しばらくは一人自宅を中心に仕事をしていました。

在宅ワークには通勤時間を節約できるなどメリットはたくさんある反面、
「いつも一人で働いていて孤立しがち」
という課題があったり、
打ち合わせや面会に使えるスペースがほしい、という考えもあり、東京でも仕事場を探していました。

すると、7月に開催したイベント「KATALOG NIGHT〜新しい働き方を実現しよう〜」で出会った株式会社代官山ワークスの代表・丸山孝明さんが、
「うちのオフィス、デスクが1つ空いているから使っていいよ!」と言ってくださったのです。

丸山さんは、現在神山で新事業を準備中。

「神山でのことなら、リレイションがお手伝いできることがあるかも」ということで、
お互い協力して仕事をしていこうということになり、
代官山のオフィスを間借りさせていただくことが決まりました。

そんな経緯で、リレイションに「代官山サテライトオフィス」ができたことを記念した今回のトークイベント。

前回のKATALOG NIGHTの際、時間の都合で大幅に端折ってお話をしていただくことになってしまった丸山さんや、
そもそもプレゼン自体ができなかったリレイションの三村のリベンジにはちょうどいいタイミングということで、プレゼンテーターはその2人。

加えて、実際に代官山オフィスで働くことになった私・西川も少しお話することとなりました。

東京、徳島、そして三村が現在地域おこし協力隊として出向し、
丸山さんも「北海道食べる通信」の事業でかかわっている北海道十勝。

この3つの地域をつないで仕事をしているのが、リレイションと代官山ワークスさんの共通点。
ということで、イベントのテーマは「地域をつなぐ多拠点ワーク」となりました。

 

田舎とひとをつなぐこと

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会場は、新しいオフィスのある建物内のイベントスペース。

イベント当日の10月14日(金)には、「リレイションが代官山に!?」
という意外性もあってか(笑)、多くの方が駆けつけてくださいました。

リレイション代表であり、今回のイベントの総合司会を務めさせていただいた祁答院より、
あらためて簡単にリレイションの事業内容の紹介を行った後、
まずは一番手のなっきーこと三村直輝が登場。

自分のこれまでかかわった地域で学んだことと、
それによって変化した生き方や考え方について話しました。

これまでなっきーがかかわってきた地域。
これまでなっきーがかかわってきた地域。

なっきーは、出身は広島、大学は鹿児島、新卒で就職したのは滋賀、
とライフステージが変わるごとにいろいろな土地で暮らしてきました。

ところが、社会人になって親や周囲の人の視線を気にしてばかりで、
自分のやりたいことをやっていないことに気付き、会社を辞めて広島の実家へ帰ります。

いろいろ悩んでしまい、動けなくなっていたときに出会ったのが、
「農業で若者を元気にする」という活動をしているNPO。

そこで同じような境遇の人たちとの交流を通して、生き方はひとつではないことを感じ、
農作業をして達成感を得るなかで、自分と向き合うことができました。

次第に元気を取り戻した頃に出会ったのが『神山プロジェクト』という本。

その本に書いてあった神山塾に興味を持ち、
リレイションに連絡をしたことが神山塾7期参加に繋がります。

神山でいろいろな人と出会い、そのなかで感じたのは
「自分の好きなことを仕事にできるんだ」ということ。

それを自らも実現するために、卒塾後はリレイションに入社しました。

やってみたいことの1つであった「神山塾を運営すること」を目指して決めた進路でしたが、
すぐに北海道の浦幌町へ出向することになります。

神山塾の運営に直接かかわることはできなくなってしまいましたが、
北海道でもたくさんの人に助けられ、出向して約4ヶ月ですっかり浦幌町に馴染んで、
そこでの仕事にやりがいを感じているなっきー。

田舎はチャレンジしやすい環境であるということをあらためて感じ、
「田舎とひとをつなぐこと」を目標に、これからも仕事や自分の活動に取り組んでいきたいと話していました。

自分がかかわった一つ一つの地域それぞれで、
学んだり感じたりしたことを発表していたのが印象的でした。

1年前、故郷の広島で何をしたらいいのかわからず悩んで自分が、
1年後のいま、東京で多くの人に向けて自分の考えを発表できている、
ということに、とても達成感があった様子でした。

 

とりあえずランチでもご一緒にいかがですか?

西川が、初の東京以外での生活での「楽しかった/苦戦した」をまとめてみたもの。
西川が、初の東京以外での生活での「楽しかった/苦戦した」をまとめてみたもの。

続いては、徳島の会社に就職したはずなのに、
気がついたら代官山で仕事をしていることがまだ信じられないような気持ちの西川の発表です。

まずは自己紹介を兼ねて、東京生まれ東京育ちのわたしが神山塾をきっかけにリレイションに入社し、
また東京にUターンすることになった経緯(興味のある方は
こちらの記事により詳しく書いてありますので、ぜひ御覧ください)をご紹介。

続いてはわたしの「多拠点ワークスタイル」をご紹介。

普段は東京で自宅と代官山オフィスという2つの拠点で仕事をし、
浦幌町に出張すればホテルではなく町営住宅に滞在したり、スーパーで買い物をしたりして、浦幌町民の方の生活を疑似体験。
また、近い将来は徳島の関東出身スタッフと東京勤務を交互に行う可能性もあり、
といったちょっと特殊な仕事のスタイルについてお話しました。

最後に、「とりあえず、代官山でランチでもご一緒しませんか?」と来場者の皆さんに呼びかけ。

実は、これがわたしの発表で最も言いたかったことでした。

東京ではまだまだニューフェイスなリレイションのことを知っていただくには、
イベントのときに話を聞いていただくだけでなく、おいしいものでも食べながら、
仕事に関係あることないこと、いろいろ話す時間を持つのが一番だと思ったんです。

これをお読みのみなさんのなかにも、「都内でランチの相手をしてもいいよ!」という方がいらっしゃったら、ぜひお声がけください。

 

地域に残り続ける事業を

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トリは株式会社代官山ワークスの丸山さん。

代官山ワークスは都内でいくつものマルシェを運営している会社ですが、
今回は神山で準備中の新事業について、たっぷりお話していただきました。

神山で展開することになっているのは、お弁当の配食と地域の高齢者の方の御用聞きサービス。

そもそもこの事業、神山に滞在しながら、ビジネスのヒントを探していた丸山さん自身の「困った」がきっかけ。

何に困ったかというと、昼食を調達する場所がないということだったそう。

歩いて10分ほどのところにコンビニはあるけれど、「せっかく自然豊かなところにいるのに、コンビニ弁当ばかり食べているのも……」と思った丸山さんは、お弁当を作って届ける配食サービスをしようと考えました。

それがやがて、「高齢者への配食サービスをしてほしい」
「お弁当を届けるついでに、高齢者への声がけサービスもしてほしい」
と地域の人の要望へつながっていきます。

「どうせ便利屋をするなら、このさいなんでもやってやろう!」と、
道を歩いているお年寄りにも声をかけ、「何に困っているか」を聞いてみると、次々と出てきました。

それは、「電球の交換ができない」「収集場所が遠くてゴミ捨てが大変」
「力がなくてペットボトルのふたが開けられないので、郵便配達の人が来るまで待っている」など、「普段から悩んでいるけど、気を使って誰にも言えなかったこと」ばかりでした。

こうした声を聞いて丸山さんが感じたのは、「東京に暮らす自分たちも、きっと将来同じように困ることになる」ということ。

だからいま神山でやろうとしていることは、他人事の「田舎ビジネス」ではなく、
将来東京でも展開できる事業を、最先端の場所で始めているという意識があるそうです。

このサービス、来年の1月10日から1ヶ月間モニターサービスを行い、
さらにいろいろな要望や課題を洗い出してブラッシュアップしていく予定。

こうした丸山さんの、当事者意識を持って徹底的に地域の人の声を聞く姿勢は、
「地域に残り続ける事業を作りたい」という思いから生まれています。
そのためには、地域のひとのニーズを追求したサービスを作り上げる必要がある、
というのが丸山さんの考えなのです。

世代を超えて「つなぐ」仕事をすることは、リレイションが会社のテーマとして常々考えていることでもあります。

例えば、棚田の風景を将来に残したいから、農作業や清掃などの地域活動に参加する。

ネットで検索しても出てこない暮らしの知恵を受け継いでいきたいから、
フリーペーパーやこのサイトを通して情報発信する。

そういったことです。

そういう意味で、丸山さんの目指しているものと、リレイションの気持ちは同じ。

あらためて、協力して事業を行っていく意味を確認できたお話でした。

 

出会いの場として

トーク終了後、何人もの方がわたしに「一緒にお昼食べましょう」と声をかけてくださったり、「うちの会社にも遊びに来て」と誘ってくださったりしました。

これまでわたしがかかわった東京でのイベントは、神山塾の説明会など、徳島でやっていることの紹介という意味合いが強いものだったのですが、
今回は、「東京でのリレイションもよろしくお願いします!」という気持ちも込めたものだったので、こうして声をかけていただけたことはとても嬉しいことでした。

「地域」というと、いわゆる「田舎」のことを連想しがちですが、
リレイションにとっては、東京もひとつの「地域」です。

これからも継続的に東京でこうした場を作っていきたいと思いますので、
皆さんどうぞよろしくお願いします。

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