こんにちは!
今回は、最近東京に「Uターン」した西川がお送りします。
ご承知のとおり、リレイションは徳島県にある会社で、業務も徳島県内で行うものが中心です。
にもかかわらず、わたしが東京に戻ってきたのには、
徳島で暮らした経験を経て変化した東京という場所に対する思いと、
わたし、そしてリレイションの働き方についての考え方が関係しています。
変化した「東京」への思い
「東京に戻って仕事をすることになりました」というと、「やっぱり『田舎』は合わなかった?」と言われることが多いのですが、東京に戻って仕事をしたいと思った理由は、「田舎が嫌だから、東京に帰ろう!」というものではありませんでした。
わたしは人生のほとんどを東京で過ごしてきて、そこで生活するということが当たり前のことだったので、東京という場所について深く考えたことはなく、「絶対東京がいい!」という思い入れもありませんでした。
なので、徳島に行き、リレイションで「地域」にかかわる仕事をするなかで、
たくさんの「自分が住んでいる場所を大切にしたい」という思いを持った人たちに会いましたが、
最初は、その気持ちを本当には理解できていなかったんだと思います。
ところが、今年の3月に神山塾の期間を終えてゴールデンウィーク頃に帰省したとき、
家族や友人に会ったり、慣れた街並みを歩いたりしていたら、
「もっと東京にいたい」という気持ちが湧いてきたのです。
これは、自分の生まれ育った場所に思い入れはないと思っていたわたしにとって、新鮮な感情でした。
故郷に対する愛着というものがどういうものかが、少しわかったのです。
向かう先が「田舎」だとか、「都会」だとかは関係なく、地域にかかわる仕事をしていくうえで、そういう気持ちは大事にしたい、と思いました。
暮らす場所、働く場所を選ぶ
どんなに愛郷心があろうが、こんな土地に住みたいという理想があろうが、
会社員なら、会社の命令する場所で暮らし、働く、というのが従来の日本の仕事観です。
しかし、そこは長年神山で活動してきたリレイション。
サテライトオフィスやリモートワークの例をたくさん見ていますし、
「できない理由より、できる方法を」考えるのが神山流のやり方。
それに、6月に完成したばかりの会社概要の冊子の1ページ目にも、
「さあ、未来を創造しよう」というフレーズ。
これまでそれが当たり前だったから、
新しい試みはできない、と決めつけていては何も始まらない。
会社のメンバーもそういう思いで、
わたしが東京で仕事をすることをOKしてくれたのではないでしょうか。
東京でのワークスタイル
東京で仕事をし始めてまだ1ヶ月も経っていないので、「リモートワークとは」を語ることはできませんが、こちらでの生活を少しご紹介したいと思います。
東京では、主に自宅で仕事をしています。
都会の通勤ラッシュはかなりのストレスなので、「東京で暮らしたい」という希望だけでなく、在宅ワークによって、「通勤のストレスをなくしたい!」という望みまでかなえられているのはありがたいことだなあと思います。
ただ、自宅で仕事をするとなると、生活と仕事の切り替えがうまくできず、なんとなくダラダラして集中できないこともあります。
そんなときは「とりあえずお茶を飲みに行く!」と自分に言い聞かせて、小一時間パソコンで作業してもOKな近所のカフェに出かける、という自分ルールを発動。
そこでコーヒーを飲んでシャキッとし、パソコンを開いて簡単な仕事に手を付けてしまいさえすれば、エンジンがかかって家に戻っても集中できることが多いのです。
また、ほかにも仕事をしているひとがいるのを見ると、それを見て自分もやろう! という気持ちになる効果もあります。
リモートワークは、わたしのメイン業務がパソコンを使った書類作成など、場所を選ばない作業だからできることですが、どんな仕事でもコミュニケーションをとりながらするのと、そうでないのとでは違ってくるのではないかと思います。
どうすればそういった落差を埋めて、本当に場所の制約を感じさせない仕事をすることができるのかを考えながらやっていきたいです。
東京のヒト・モノ・コトに出会う
東京でリモートワークをするうえでの目標のひとつは、徳島にいたときと変わらずに仕事をすることですが、もうひとつは東京でしかできないことをすること。
それは、徳島とは違う「ヒト・モノ・コト」に出会うことだと思っています。
なので、いろいろなイベントに出かけたり、人に会ったりして、自分たちの活動を広めることも東京でのわたしの役割の一つ。
例えば、先日は「アイデアソン」というイベントに参加してきました。
アイデアソンの語源は「アイデア+マラソン」で、特定のテーマについてグループでアイデアを出し合い考えをまとめていくワークショップのようなものです。
このイベントのテーマは、「人材採用の新しいメソッドを考えよう!」というもの。
仕事の参考になる部分があるかも、と思い参加しました。
イベント後の交流会では、自己紹介のとき「徳島の会社で働いています」と言ったわたしに、いろいろな方が「どんな仕事をしているの?」と声をかけてくださいました。
リレイションの活動拠点である神山は、日本だけではなく、世界中からの移住者がいるうえに、常にいろいろな人が訪れ、東京に負けず劣らず出会いに事欠かない場所です。
なので、もちろん神山でもいろいろな人にリレイションを知ってもらう機会はあるのですが、神山でリレイションのことを説明するのと、東京でするのとでは、やっぱり違います。
神山という場所の空気感を味わっている方には、リレイションの活動を説明すれば、言葉で伝えた以上のことが伝わっているなと感じることが多いです。
でも東京では、リレイションのこと、神山のこと、知らないのが普通です。
地域のことも、田舎暮らしのことも、みんながみんな高い関心を持っているわけではありません。
わたしにとって東京はホームでも、リレイションにとってはアウェイな環境です。
でも、だからこそ、会社概要の冊子やKATALOGを見せて、「面白いことをやっているね!」と言ってもらえた時は嬉しい。
そんな出会いを積み重ねていければいいなと思っています。
こんな感じで、リレイションのメンバーとなる前とはまたひと味違った東京での生活を送っています。
リモートワーク初心者なので、トライアンドエラーの毎日になると思いますが、これからも働き方について良い情報があれば、このKATALOG WEB上でシェアしていきたいと思います。
最後に、東京で行うイベントのお知らせです。
6月に開催した「KATALOG NIGHT」、7月にも開催することになりました!
今回も、都会だけではなくほかの地域で暮らしたり、仕事をしたり、学んだりしてみたい方にとってヒントになる情報満載です。
神山をはじめとした四国のことはもちろん、北海道浦幌町など、いろいろな地域のことをお届けする予定です。
東京でたくさんの方とお会いできることを楽しみにしています。
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【KATALOG NIGHT vol.3@HAPON新宿】
日時:平成28年7月29日(金)19:00~21:00(18:45開場)
場所:HAPON新宿
〒160-0023 東京都新宿区西新宿7-4-4 武蔵ビル5F
アクセス: 都営大江戸線新宿西口駅D5出口徒歩3分/JR新宿駅西口徒歩6分、西武新宿駅徒歩5分
その他、小田急線、京王線新宿駅からの利用可能。
※小滝橋通り沿いで、1階に「靴流通センター」がある武蔵ビルの5階です。
URL(地図)http://hapon.asia/shinjuku/#location
参加費:無料
定員:30名(要予約)
下記よりお申し込みください。
http://katalognight3.peatix.com/
お問合せ先:株式会社リレイション 担当:西川
mail : nishikawa@relation-style.com
携帯: 090-2462-0175
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働く場所、暮らす場所を選べる未来を創造する
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参加申し込み・お問い合わせ
質問・不明な点など気軽にお問合せください。
この記事を書いた人
西川 萌子
東京常駐スタッフ。2018年にキャリアコンサルタント資格を取得し、神山塾生のキャリアコンサルティングも担当。最近、サーカスの曲芸を練習する機会があり、皿回しができるようになりました。次はジャグリングボールにチャレンジしようと目論んでいます。
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