KATALOG WEBをご覧のみなさん、こんにちは。
この春、福岡から19歳のインターン生がリレションメンバーに加わりました!
新メンバー、鷹野綾太郎(たかのりょうたろう)の自己紹介として、スタッフの澤田がインタビューを行いました。
―好きなことはなんですか?
体を動かすことです。小学校から中3まで野球をやっていて、九州1位のチームで全国試合にも出場していました。
高校はスポーツ系の学校で、ボクシング部に入りました。1年後くらいにプロ選手も所属しているジムへ通うことになり、当時はボクシングに熱中していました。その他にも、バスケットやテニスなども好きですね。
【以下、ボクシングの動画】
―どんな学生時代を過ごしていましたか?
小学校までは、ごく普通の小学生でした。でも、中学の時から友達とやんちゃするようになりました(笑)。自分の家庭が厳しかったこともあり、周りと比べると不自由さを感じていて「自分が楽しかったらいいや!」と短絡的な考え方をしていました。今、振り返ると、家族に対する感謝が足りず、後先考えずに日々過ごしていたのだと思います。
―英語が得意と聞いたけれど、きっかけは?
高校1年生になってもやんちゃが続き、停学になりました。そのとき、父から「ロサンゼルス行って来い!」と言われ、初めて一人で行ったのが海外に興味を持ったきっかけでした。
英語を喋れるようになったらかっこいいし、色々な人と話せたらいいなと思って。
しかしその後も、結局やんちゃが止まらず、ついに高校2年の春、退学になりました。
そのとき初めて、自分の将来について悩みましたね。
視野が狭かったので、この先どうやって生きていこうかと不安になりました。
この頃、父と初めて深い話をしたことを覚えています。
父の経営してる会社の話や、すぐに社会に出て働くのではなく、通信制の学校や海外に行く道もあると選択肢を広げてくれました。
―どのように進路を決めたのですか?
その後、高校の資格はしっかりと取っておきたいと思い、通信制の高校に行ったんです。
卒業3ヶ月前くらいに進路を考える期間があって、その頃は周りの友達と同じように大学に行きたいとなんとなく思っていました。でも学力的に目指したい大学に入るには難しいと判断し、そのとき父から、「志望大学以外に行くなら、留学っていう手もあるぞ!」と背中を押してもらったんです。高校時代、迷惑をたくさんかけたし、周りと同じことをしてたら、目立てない、飛び抜けられない。周りの友達とは違うところで自分を磨きたいと思いました。
家族や友達と離れて一人で海外に旅立つのは辛かったけれど、勇気を出して留学してみようと決心しました。
―大きな転機となった初めての留学
自分が大きく変わるきっかけになったのは、フィリピン留学です。
なぜフィリピンを選んだかというと、多くの国は授業が生徒10人に対して先生1人くらいなのに対し、フィリピンではマンツーマンで英語を勉強できるというのが魅力的だったからです。
そして実際に現地に行ったとき、まずびっくりしたことは、海外の留学生の学ぶ意識の高さです。主に日本人以外にも、韓国や台湾、ベトナムからの留学生が来ていましたが、そこでの出会いがそれまでの自分の価値観を変えてくれました。
仲良くなった韓国の子たちが自分の国のことを一生懸命、英語で話してくれて、英語の勉強に対する志の高さにびっくりし、あらためて自分自身も本気で勉強しようと思いました。
日本人以外の人と話すのは初めてでしたが、フィリピンの先生も友達のような近い存在で教えてくれて、だんだんと英語が得意になっていきました。
また、休日に学校の友だちと行った海は本当に綺麗で、何もかも忘れられるくらい癒やされたのを覚えています。
―2020年春、新型コロナウィルス流行で留学中断
高校卒業式のため、留学3ヶ月で一度日本に帰国しましたが、ちょうどその頃、新型コロナウイルスの影響でフィリピン留学が中断してしまいました。それでも、最初は英語の勉強を続けていました。しかし、再開の目処がなかなか立たない日常にばかばかしくなり、この先、自分がしなければならないことが何なのか、分からなくなりました。
―徳島、リレイションとの出会い
悶々としていたある日、父が「徳島に面白い人がいるぞ!」と教えてくれました。
これまで、父が自分の周りの人のことを紹介することは珍しかったのですが、オンラインで祁答院さんに会うことにしました。話をする中で、父が紹介してくれた理由が分かりました。
生まれてからこれまで都会での生活で、田舎に行ったことがなかったので、一つの経験としてLearning Journey に参加させてもらうことにしました。
【Learning Journeyの様子】
自分と他者、事実を知る学びの旅〜神山編 |KATALOG WEB
お店やサウナなど、森の中にあんなにおしゃれな場所があるのかと、日本の中でもまだまだ自分が知らない世界があることを知りました。実際に足を運ぶことで、東京の有名な会社や外国の方がわざわざ神山町に来る理由が、少しわかったような気がしました。
―弊社代表 祁答院からの学び
祁答院さんの魅力は、人と深い関係性を築けることだと思います。徳島に初めて行ったとき、いろいろな方を紹介していただきましたが、お互いが認め合い、強い信頼関係があることが伝わってきました。また、一つひとつの仕事に対する本気の姿勢が印象的です。地域や企業に寄り添い、そこにいる人たちの良さを活かして、より良いものを創っていこうとするのがすごいと思いました。
―リレイションってどんな会社?
リレイションという会社自体が何かをするというより、依頼を受けた地域や企業、若者がしたいことに対して、その人たちのいいところを見つけ、それに合った、ヒト・モノ・コトにつなげていくことがリレイションの強みだと思います。
それから、リレイションの人材育成のすごさを実感しています。何か与えられた仕事に対して、自分でその意味を考えながら意識をもってすることの大切さを学んでいます。例えば、蔵本BASEの掃除一つをとっても、みんなで共有する場所を自分が掃除することの責任を感じます。些細なことでも任せてもらったことに対して、「これが自分にとって何に繋がるだろうか、きっと何か意味があるんだ。」そういう気持ちでやったら、自分にとって大切な時間になると思います。
―夏までにリレイションでやってみたいこと
まず、自分がしたいことをする以前に、人としてもっと大きくなっていきたいです。
そして、自分が今、徳島にきている意味を見出したいです。
具体的には、去年訪れた神山町のことを自分で調べたり、どういう気持ちで地域づくりしているのか、実際にこの目でみて聞いて感じたいと思います。
―どんな大人になりたいですか?
僕は、家族や社員へ思いやりをもって接する父の姿に憧れています。そして、祁答院さんの目の前にいる相手を肩書きなどで判断するのではなく、その人そのものを理解しようとできる人になりたいと思います。二人を足して2で割る感じですね(笑)
僕は今まで、自分のことで精一杯でした。英語が喋れて仕事ができて……というのもかっこいいですが、それ以前に大事なこと、人との信頼関係を大事にできる大人になりたいと思います。やんちゃをしていた中学の頃の自分が変われたのは、留学での経験、そして両親や福岡の仲間、祁答院さんに出会えたおかげです。
10代でありながら紆余曲折、さまざまな経験をしてきたからこそ見えてきた彼自身の熱い意志を感じるインタビューとなりました。今後の彼の更なる活躍を楽しみに、リレイションの一員としてみんなでサポートし、活動していきたいと思います!
この記事を書いた人
澤田千尋
横浜スタッフ。神山塾9期を経てRELATIONの歌う広報担当。地域のよさや出会った人たちの魅力を発信しながら、これからの時代を生きるためのヒントをお届けします。シンガーソングライターとしても活動中。RELATIONと共に全国ツアーするのが夢!
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