はじめまして、村上 宏太(むらかみ こうた)といいます。
僕は今、北海道の浦幌町で地域おこし協力隊として働いています。
2022年の7月に着任し、もうすぐ半年が経ちます。
今日は簡単にですが、自己紹介や、北海道での活動を投稿させていただきます。
なぜ北海道で働くことになったのか?
僕は熊本県の熊本市で生まれ育ちました。
今から1年半程前、将来何をしていくのか悩んでいる時期にリレイションが運営する職業訓練の神山塾を知りました。
もやもやと悩んでるだけより一歩でも前に進みたいと思い、神山塾13期に応募しました。
そのときはまさか北海道に行くなんて思ってもいなかったのですが、神山塾に参加している期間中に実際に浦幌町で活動している先輩のお話を聞く機会があり、浦幌町でなら自分の目指している目標を叶えられるのではないか、という可能性を感じて浦幌町に行くことを決めました。
浦幌町での一次産業体験 〜酪農編〜
僕が地域おこし協力隊として働くことになった北海道十勝郡浦幌町は、食糧自給率がなんと2900%と、一次産業がとても盛んな町です。
上の写真は一次産業研修として塚田牧場さんに受け入れていただき、5日間研修に行った時のものです。
皆さんは生きてる牛に触ったことはありますか?
僕はこれが初めてでした。
写真に写っているのはホルスタインという乳牛で、体重700〜800キロくらいあります。初めて牛舎に入ったときは、とても怖かったです。
搾乳機をつけさせてもらったり、手で牛乳を搾らせてもらいました。
一回の搾乳では2時間くらいかかり、それが朝の5時と夕方の4時半の1日2回あります。
一番大変だったのが糞の片づけです。
牛は全部で200頭くらいいるのですが、どこでもどんな時でも構わずに発射してくるので大変でした。
でも、最初は怖かった牛たちも、5日間の作業を通して最後にはかわいく思えるようになりました。
漁業も体験しました
酪農だけではなく、漁業も体験させていただく機会がありました。
これは厚内という地域の日の出の写真で、僕が浦幌町で撮った写真のベストショットです。朝4時半で気温マイナス5℃のなか、シシャモ漁の船に乗せてもらい撮影しました。
シシャモ漁は沖まで30分くらい出た地点で行います。
昼の2時まで、網を流して引き揚げての繰り返しで働く漁師さんはかっこよかったです。
とても大変でしたが、漁に連れていってくださった漁師の栗山さんのお家でその日とれた魚で晩御飯をご馳走になりました。
人生で初めてシシャモの刺身やマツカワを食べさせてもらいました。
獲れてすぐの魚はとても美味しかったです。
漁自体は何の役にも立てなかったのですが、それでも何かできることはないかと必死に魚を分けたり掃除したりしていました。
「役には立ってないけど頑張る姿が良かった」と最後に箱詰めされたシシャモやマツカワを大量にいただきました。
栗山さんにとてもお世話になり、最初は何もできなくても頑張る姿が大事なんだなと勉強になりました。
最後に
一次産業の現場での体験を通して、あらためてその現場ごとの過酷さを実感しました。
受け入れてくださった方々はとても温かく迎え入れてくださいましたが、いろいろなものを頂いてばかりで結局何も返せていないことに無力さを感じてしまいました。
僕は地域おこし協力隊の地域間交流担当なので、1年目の今は浦幌町の産業を知るという意味でこういった研修に参加させていただいています。
この体験を活かして、これからお世話になった方に評価してもらえるような活動をしていきたいです。
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