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知ると分かるの違い〜Hello Working Journey in URAHOROCHOへの参加を通して〜

知ると分かるの違い〜Hello Working Journey in URAHOROCHOへの参加を通して〜

みなさん、こんにちは。
神山塾KATALOGコース2期生の和田純也です。
KATALOGコースが今年の7月に始まり、
早いものでもう折り返し地点を過ぎました。

9月からは神山塾9期もスタートしており、今では各コースそれぞれで活動したり、
時にはKATALOG2期+9期の総勢22名で一緒に活動したりしています。

神山塾では弊社社長の祁答院の講義を聴く機会が何回かあります。
今日は、そのなかでも特に印象に残っている「知ると分かるの違い」についての話と、
私が神山塾KATALOGコースで様々なことを経験していくなかで分かってきたことについて、
この夏に北海道浦幌町で経験したことを交えて、
少し書いてみようと思います。

 

 

「知る」と「分かる」

みなさんは「知る」と「分かる」の違いというものについて、
じっくり考えたことはあったでしょうか?

私はというと、今までそんなこと考えたこともありませんでした。

ここで一度、三省堂 Web Dictionaryを調べてみましょう。
この辞書には以下のように説明されています。

し・る [知る]
〈五〉 (1) 心でとらえる. (類)認める・わかる
(2) おぼえている. ▼昔のことを知っている
(3) 関係がある. ▼そんなこと~ものか

わか・る 2 [分かる] {△解る}
〈五〉 (1) 明白になる.
(2) 理解できる.
(3) 世情に明るく,人情の機微に通じている. (派)(~)り

個人的には、なんとなく理解できるようなできないような感じです……。

一方で、祁答院の説明では「知る」と「分かる」の間には2つの壁があり、
その壁を超えることで初めて「知る」が「分かる」に変わると言われました。

ちなみに、ここでいう2つの壁とは「行動の壁」と「気づきの壁」というものです。

例えば、私は「ある事柄」について知っているとします。
でもまだやったことはありません。

その状態の私がこの「ある事柄」について実際に行動してみます。

そうするとなんとなく知っていたつもりのことでも、
実際は違っていたりします。
経験するなかで、さまざまな気づきもあるでしょう。

この行動して気づきを得るという過程を経て、
初めてこの「ある事柄」について「分かった」という状態になるという話です。

最初に聞いたときは「へ~、そうなんや」としか思っていませんでした。

しかし、神山塾のカリキュラムを受けているうちに
「社長が言っていたことはこのことだったのか!」
と思うようになりました。

 

 

浦幌町にて

ここで、「社長の言っていたことはこのことだったのか!」
と思うきっかけとなった事例のひとつを挙げてみたいと思います。

それは、私が先日、北海道の浦幌町という町で弊社が行っているLearning Journeyという事業のなかの一つである「Hello Working Journey」というプログラムに参加させていただいたときの話です。

※Learning Journeyとは、「人々、風景、仕事、農作業、暮らし、息遣い、思い、言葉などその土地にある全てのものと触れ合い、生き方、暮らし方、働き方を学ぶ」というコンセプトのもと行われている地域滞在型研修のこと。

今回のWorking Journeyは、町にどんな仕事や職場があるのかを知るためのツアーで、
実際にお話を伺い、一緒に作業をさせていただく機会もありました。

ツアーの日程は2泊3日で、初日に2つの仕事現場を、2日目に1つの仕事現場を訪れました。

【過去記事】【EVENT PR】仕事を巡る旅 -Hello Working Journey in URAHOROCHO-

見学先のひとつである北村林業の現場。
見学先のひとつである北村林業の現場。
北村林業代表 北村昌俊さん(中央)とWorking Journey参加者のお二人。
北村林業代表 北村昌俊さん(中央)とWorking Journey参加者のお二人。

まず最初に訪れた現場は、北村林業さんでした。

北村林業は林業を営まれており、山から木を伐採したり、
山に新たに植林し管理するお仕事をされています。

林業というと屈強な男たちがチェーンソーを振り回しているイメージでしたが、
今はそれとは違って、ほとんどの作業を大型機械で行うとのことでした。
現場も想像以上に明るくとても気持ちがよかったです。

また、学生からの質問に対して、
熱心な説明で応答していた北村代表の姿がとても印象に残っています。

初日には、木下林業さんの現場にもお邪魔しました。
木下林業では製材業を営まれており、
山から伐採された丸太を製材や木材チップに加工するお仕事をされています。

ここでは実際に丸太を製材に加工したのち、
製材の厚さごとに仕分けするという作業をお手伝いさせていただきました。

また、「最近バイオマス発電が浸透してきているが、
このままのペースでは木質チップ用の丸太が足りなくなりそうである」
というお話などもしていただきました。

※バイオマス発電:
「バイオマス」とは、
動植物等の生物から作り出される有機性のエネルギー資源で、
一般に化石燃料を除くものを総称している。
そのエネルギー源を燃焼したり、
あるいは一度ガス化して燃焼したりして発電するしくみを「バイオマス発電」といい、バイオマス燃料を燃焼することでタービンを回し、発電機を動かすことで発電を行う。

製材所の中の風景、作業前の説明をみんなで聞いている様子。
製材所の中の風景、作業前の説明をみんなで聞いている様子。
木下林業専務の木下真利さん(左)。
木下林業専務の木下真利さん(左)。
私も実際に製材を運ぶお手伝いをさせていただきました。
私も実際に製材を運ぶお手伝いをさせていただきました。

2日目は1日中、塚田牧場さんでお仕事させていただきました。
塚田牧場は酪農業を営まれており、主に乳牛を育てて、牛乳を生産しています。

【過去記事】
暮らしの中で気づいたコト-塚田牧場の実習を終えて-

毎日、朝夕2回搾乳を行います。
搾乳する際は牛舎でくつろいでいる牛たちに声をかけ、
手で押しながら牛たちを起こして、
搾乳場まで連れて行き、
搾乳用の機械を取りつけて搾乳します。

塚田牧場の牛たち、かわいいですね。
塚田牧場の牛たち、かわいいですね。
塚田牧場代表の塚田健一さん(右)、とても笑顔が素敵な方でした。
塚田牧場代表の塚田健一さん(右)、とても笑顔が素敵な方でした。
牛たちを起こしている様子。
牛たちを起こしている様子。
搾乳場まで連れて行く様子。最後は押し込む感じで。
搾乳場まで連れて行く様子。最後は押し込む感じで。
搾乳機の前に1頭づつ牛が来るので、搾乳機を取り付けます。
搾乳機の前に1頭づつ牛が来るので、搾乳機を取り付けます。

私は大学で畜産を専攻しており、
大学の実験牧場で実習なども行っていたので、
酪農については結構知っていると思い込んでいました。

しかしながら、実際に現場で100頭以上の牛を相手に仕事をすることがいかに大変かや、
酪農を経営することの厳しさなど大学では学べないことが多くありました。

 

 

神山塾KATALOGコースを通して分かってきたこと

現代に生きる私たちは多くのことを瞬時に「知る」ことができます。

しかしながらせっかく「知った」ことについて行動し気づきを得ることで、
「分かる」という状態まで昇華されていることがどれだけあるでしょうか。

そして、せっかく「知った」ことは「分かる」という状態まで持っていかなければ、
とてももったいない気がします。

浦幌町での事例以外にも、神山塾では様々なことを経験することができ、
多くの気づきを得ることができます。
私はこの神山塾というものは「知る」から「分かる」へのプロセスを学ぶ場でもあると感じました。
そしてせっかく与えられたこの絶好の機会を生かしたいとも思います。

みなさんも気になることついて知るだけでなくできる範囲で分かるために行動してみませんか?

私も以前から興味があった食育活動を今年中に行えるように現在行動中です。
ご期待ください!!

それではまた会う日まで。